「子どもの悪性リンパ腫の初期症状」はご存知ですか?【医師監修】
公開日:2025/11/19

小さな子どもは言葉で伝えることが難しいため、「子どもに何かあったら……」と不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。 そのような方に本記事では、子どもの悪性リンパ腫の初期症状について詳しく解説します。
※この記事はMedical DOCにて『「子どもの悪性リンパ腫の初期症状」はご存知ですか?進行した場合の症状も解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

監修医師:
甲斐沼 孟(上場企業産業医)
プロフィールをもっと見る
大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部医学科卒業。大阪急性期・総合医療センター外科後期臨床研修医、大阪労災病院心臓血管外科後期臨床研修医、国立病院機構大阪医療センター心臓血管外科医員、大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、大手前病院救急科医長。上場企業産業医。日本外科学会専門医、日本病院総合診療医学会認定医など。著書は「都市部二次救急1病院における高齢者救急医療の現状と今後の展望」「高齢化社会における大阪市中心部の二次救急1病院での救急医療の現状」「播種性血管内凝固症候群を合併した急性壊死性胆嚢炎に対してrTM投与および腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行し良好な経過を得た一例」など。
目次 -INDEX-
悪性リンパ腫とは?
悪性リンパ腫は、血液細胞のリンパ球ががん化する病気です。人間の血液中には、さまざまな役割を持つ血液細胞があります。- 細菌やウイルスから体を守る白血球
- 酸素を体の隅々まで運搬する赤血球
- ケガによる出血を止める血小板
リンパ腫に変異する原因については、明らかになっていません。しかし、何らかの原因でリンパ球の中にある遺伝子が異常な状態となり、リンパ球の寿命や増え方が正常ではなくなることが一因と考えられています。
また、子どもがリンパ腫を発症する一因は、遺伝や免疫不全から起こる可能性が高いです。
白血球は全身をめぐる血液の中に存在している細胞であるため、全身のあらゆる部位で腫瘍が発生するため注意が必要です。
子どもの悪性リンパ腫の初期症状
悪性リンパ腫がどのような病気かを理解したうえで、子どもの悪性リンパ腫の初期症状について解説していきます。リンパ節の腫れ・しこり
子どもの悪性リンパ腫は、⾵邪のようなリンパ節の腫れ・しこりといった症状や体の痛みが続くといった⼀般的なものが多い傾向にあります。よくリンパ節の腫れ・しこりが見られるのは以下の部位です。
- 耳の後ろ
- 顎の下
- 足の付け根
- 太もも
- 手足
- 鼻
- 喉
- 生殖器
また、血液の流れが滞ることで腫れることもあります。太ももから生殖器までは筋肉が集まる部位です。
筋肉が厚い部分にリンパ腫が発生するとしこりになります。腫れやしこりはできる場所によって異なるため、注意が必要です。
腫れやしこりは痛みを伴わないことが多い
腫れやしこりは痛みを伴わない傾向にあるため、悪性リンパ腫の判断には⽣検が必要になります。⽣検とは、⼿術によって腫れているリンパ節の⼀部またはすべてを摘出し、がん細胞かを調べる病理組織診断です。
風邪のような症状で病院を受診すると悪性リンパ腫が見つかったというケースが多く報告されています。
編集部まとめ
今回は子どもの悪性リンパ腫の初期症状・悪性リンパ腫の種類・進行時の症状について解説してきました。 悪性リンパ腫にはさまざまな種類があり、症状の進行具合も一概にはいえません。しかし、早期発見と標準的な治療を行うことで、高い確率で治癒が見込める病気です。 不安を抱えている方の参考になれれば幸いです。悪性リンパ腫と関連する病気
「悪性リンパ腫」と関連する病気は6個ほどあります。各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
関連する病気
- ウイルス感染症
- 細菌感染症
- 薬剤性リンパ節症
- 皮膚病性リンパ節症
- がん腫のリンパ節転移
- 白血病
悪性リンパ腫と関連する症状
「悪性リンパ腫」と関連している、似ている症状は5個ほどあります。各症状・原因・治療法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。
悪性リンパ腫の特徴的な症状が「リンパ節の腫れ」です。そのほか、発熱や喉の違和感のような風邪に似た症状が現れることもあります。なかなか治らない症状がある場合には、決して自己判断せずに医療機関を受診しましょう。




