家族のために! 「介護食」の正しい選び方と市販品の見極め方を専門家が解説

お家で作る介護食はどんなものがよいのか、一度は悩んだことがあるという方は多くいらっしゃいます。また、突然食べる量が減る、むせるなどが増えた場合は、食事形態が合っていない可能性があります。そこで今回は介護食とはなにか、どんな形態の食事があるかについて介護福祉士の青木さんに解説していただきました。

監修介護福祉士:
青木 崇(介護福祉士)
編集部
そもそも介護食とはどのような食事でしょうか?
青木さん
介護食とは、介護が必要な方向けの食事のことです。加齢や病気により「噛む力」や「飲み込む力」が弱くなった方でも食べやすい硬さ・形状に工夫されています。
編集部
介護食には種類がありますか?
青木さん
- 刻み食:
- ソフト食:
- ミキサー食:
- ゼリー食:
1cmや5mmなどのように、食材を細かく刻んだ食事のこと。噛む力が弱く、飲み込む力に問題がない方に向いている
食材を舌でつぶせるほどやわらかく調理した食事のこと。噛む力・飲み込む力ともに弱い方に向いている
食材をミキサーにかけてペースト状にした食事のこと。場合によっては、食事にトロミを付けて誤嚥を防止する。噛む力・飲み込む力が著しく弱い方に向いている
食材をミキサーにかけてポタージュ状にしたものを、さらにゼラチンや寒天で固めてゼリー状にした食事のこと。噛む力がない方に向いている
編集部
市販の介護食を選ぶ基準はありますか?
青木さん
市販の介護食を選ぶ際は、「ユニバーサルデザインフード」や「スマイルケア食」を参考にしてください。
編集部
「ユニバーサルデザインフード」とは何ですか?
青木さん
編集部
では、「スマイルケア食」とは何ですか?
青木さん
- 青:噛む力・飲み込む力に問題がないものの、栄養補給を必要とする方向け
- 黄:噛む力に問題がある方向け
- 赤:飲み込む力に問題がある方向け
※この記事はMedical DOCにて<「飲み込みやすい介護食」とは? 食材・形態から市販の介護食の選び方まで【介護福祉士解説】>と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。