抗酸化物質がカギ! 年齢とともに減る「脳の燃料」を食事で補う方法【専門家解説】

仕事中にぼんやりしたり、物忘れが増えたり。そんなときは脳のエネルギー不足が原因かもしれません。脳は、主にブドウ糖をエネルギー源として働いており、これが不足すると記憶力や集中力が大きく落ちてしまいます。では、脳のパフォーマンスを高めるために、どんな栄養素をどのように摂取すればよいのでしょうか? 管理栄養士の濱川さんにお聞きしました。

監修管理栄養士:
濱川 絢(管理栄養士)
編集部
脳に必要なエネルギーとはどういったものでしょう?
濱川さん
脳は主にブドウ糖をエネルギー源とし、機能しています。ブドウ糖は炭水化物などの糖質を分解して作られます。その他、脳機能を活性化するにはビタミン・ミネラル類などの栄養素や抗酸化物質などが必要不可欠です。
編集部
これらの栄養素を摂取する際の注意点を教えてください。
濱川さん
抗酸化物質は体内で作り出される量が年齢に伴い徐々に低下していきますので、食事から積極的に補うようにしましょう。最近の研究結果ではケトン体も脳のエネルギー源となる事が分かりました。ケトン体とは脂肪や筋肉を分解し、肝臓で生成されるエネルギー源の事です。
編集部
脳にエネルギーを送るためにはどういった摂取方法が良いのでしょう?
濱川さん
脳が疲労を感じた時に食事を摂ることをおすすめします。特に朝起きた時、脳は飢餓状態なので朝食は欠かさず食べましょう。
※この記事はメディカルドックにて【記憶力と食事の関係性を管理栄養士が解説 脳にいい食材を併せて紹介】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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