物忘れが増えた人必見! 記憶力を高めるための「食事」の重要性を管理栄養士が解説

「最近、物忘れが増えた気がする…」そんな不安を感じていませんか? 実はその記憶力の低下、毎日の食事が影響しているかもしれません。腸との密接な関係腸脳相関により、腸内環境の乱れも記憶力や集中力に影響を及ぼすといわれています。記憶力の維持・向上には、どのような食事を意識すればよいのか、管理栄養士の濱川さんに解説していただきました。

監修管理栄養士:
濱川 絢(管理栄養士)
編集部
記憶力の低下と食事は関係しているのでしょうか?
濱川さん
記憶力と食事は密接に関係していると言えるでしょう。脳に必要なエネルギー量は人間の1日に必要なエネルギー量の約20%を占めています。ですが、脳の重さは平均1200〜1500g、全体重の2〜2.5%ほどの小さい臓器です。その事から分かる通り、脳はものすごくエネルギーを消費する臓器です。
編集部
脳の分のエネルギーを食事から摂取する必要があるということですね。
濱川さん
その通りです。脳がエネルギー不足になってしまうと脳機能は低下し、その結果記憶力の低下にも繋がってしまいます。その他、集中力・やる気の低下なども引き起こします。また、脳は腸とも密接な関係があり、お互いに影響を及ぼし合っています。これを「腸脳相関」と言います。
編集部
ストレスを感じるとお腹が痛くなるのも腸脳相関が原因でしょうか?
濱川さん
そうですね。腸内環境を良くする事が、脳の健康に直接影響を与え、結果記憶力向上にも繋がります。腸内環境は食事で大きく改善できるので、そういった面からでも、食事が大事だと言えるでしょう。
※この記事はメディカルドックにて【記憶力と食事の関係性を管理栄養士が解説 脳にいい食材を併せて紹介】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
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