雨の日の頭痛・関節痛を改善! 理学療法士がすすめるマッサージと対処法とは?

関節が痛むのは、年齢のせいと思っていませんか? 実は、天気の変化が引き金になっているかもしれません。自律神経の乱れによって起こる天気痛は、関節の痛みだけでなく、頭痛やめまいにもつながることがあります。では、つらい痛みを和らげるにはどうすればよいのでしょうか? 効果的な対処法について、理学療法士の平井さんにお聞きしました。

監修理学療法士:
平井 一真(理学療法士)
編集部
関節の痛みが起きた場合、どうすればいいですか?
平井さん
関節の痛みが起きたら、まずは患部を温めましょう。天気痛による関節の痛みは先述した自律神経の乱れによって、血管が収縮して関節周辺の血流が悪くなっていることが原因と考えられています。そのため、関節周辺を温めて血管を拡張することで、血液循環が改善され、痛みを緩和する効果が期待できます。
編集部
天気痛では、関節以外の痛みもありますか?
平井さん
天気痛の症状には、関節の痛み以外に頭痛やめまい、筋肉の痛みなどが生じるケースもあります。関節に痛みが生じるメカニズムと同様に、気圧や気温、湿度の変化による自律神経の乱れが原因です。
編集部
温める以外に効果的な対処法はありますか?
平井さん
温める以外の対処法としては、耳のマッサージがおすすめです。耳には気圧の変化を感知するセンサーがあり、耳の血流が悪くなるとセンサーに悪影響が生じて、自律神経の乱れにつながってしまうのです。耳のマッサージをおこなうことにより、血流が改善されて天気痛の症状改善や予防につながります。
※この記事はメディカルドックにて【なぜか雨の日は関節が痛くなる…一体どうしてなの?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。