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雨の日に関節が痛むのはなぜ? 天気と関節痛の深い関係を理学療法士が解説

 公開日:2025/06/16
雨の日の 関節痛

「雨の日になると関節がうずく」そんな経験はありませんか? それは気のせいではなく天気痛という現象かもしれません。天候の変化による自律神経の乱れが、身体に痛みや不調をもたらすことがあるのです。天気と関節痛の関係性や、起きやすい気象条件について、理学療法士の平井さんに解説していただきました。

平井 一真

監修理学療法士
平井 一真(理学療法士)

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理学療法士として総合病院や訪問看護ステーションでリハビリテーション業務に携わった後、資格を活かした医療や介護系のWebライターとして活動。根拠に基づいた記事執筆を得意としており、様々なWebコンテンツにて執筆実績多数。理学療法士。福祉住環境コーディネーター2級、食生活アドバイザー3級。

編集部編集部

雨が降ると関節が痛くなる気がするのですが、天気との関連性はあるのでしょうか?

平井さん平井さん

はい。雨の日に関節が痛くなるのは、気のせいではありません。実際に天気が崩れることによって、関節に痛みが生じることはあります。天候に影響を受けて痛みが生じることから、「天気痛」と言われている症状です。

編集部編集部

なぜ、天気痛が起きるのでしょうか?

平井さん平井さん

天気の変化によって気圧や温度、湿度にも変化が生じ、その結果、自律神経を乱してしまうことが大きな原因と考えられています。自律神経の乱れによって身体を興奮させる交感神経が活性化し、身体に痛みを引き起こしてしまうのです。

編集部編集部

天気痛で関節が痛くなるのは、雨の日だけですか?

平井さん平井さん

雨の日以外にも、曇りや雪などの気圧や気温、湿度が著しく変化する天候のときに生じるリスクが高いようです。また、台風の時は気圧の変化が大きいため、普段、天気痛がない人でも天気痛を感じることがあります。そのため、台風の時は天気痛の症状が強く現れる可能性があるでしょう。

※この記事はメディカルドックにて【なぜか雨の日は関節が痛くなる…一体どうしてなの?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

この記事の監修理学療法士

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