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すぐに病院へ行くべき「脳卒中の症状」はご存知ですか?セルフチェック法も医師が解説!

 公開日:2025/11/12
すぐに病院へ行くべき脳卒中の症状とは?Medical DOC監修医がセルフチェック法も解説します。

※この記事はMedical DOCにて『「脳卒中の前兆となる3つの初期症状」はご存知ですか?予防法も医師が解説!』と題して公開した記事を再編集して配信している記事となります。

村上 友太

監修医師
村上 友太(東京予防クリニック)

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医師、医学博士。
2011年福島県立医科大学医学部卒業。2013年福島県立医科大学脳神経外科学入局。星総合病院脳卒中センター長、福島県立医科大学脳神経外科学講座助教、青森新都市病院脳神経外科医長を歴任。2022年より東京予防クリニック院長として内科疾患や脳神経疾患、予防医療を中心に診療している。
脳神経外科専門医、脳卒中専門医、抗加齢医学専門医、健康経営エキスパートアドバイザー。

「脳卒中」とは?

脳卒中とは、脳の血管がつまったり破れたりすることで起こる脳血管障害のことです。脳卒中には、脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血などがあります。この脳卒中を発症してしまうと脳組織にダメージが加わるため重大な後遺症を残したり、命に関わる事態に陥ったりしてしまいます。2022年のデータでは、脳卒中は癌や心臓病、老衰に次いで死因の4位、介護を要する原因の1位となっています。脳卒中には前兆が訪れる場合と全く予兆がない場合とがありますが、特徴的な前兆の場合には速やかに治療を開始することで、発症を予防したり、もし発症しても後遺症を軽減したりすることが可能となります。

すぐに病院へ行くべき「脳卒中の前兆」

ここまでは脳卒中の前兆となる症状を紹介してきました。 以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

神経症状を伴って意識を失った場合は、脳神経内科・脳神経外科へ

前述の頭痛や片麻痺など、どの症状であっても自覚したらすぐに病院へ行くべきですが、意識消失があった場合も注意する必要があります。一時的に意識を失ってすぐに目を覚ました場合は心臓や自律神経由来の「失神」の可能性が高いのですが、神経症状を伴う場合には脳卒中の前兆である可能性も考えられます。くも膜下出血に伴う意識消失の場合、目を覚ましてからもどことなくぼーっとしていたり、頭痛を伴っていたりします。失神であっても速やかに医療機関を受診すべきですが、もし目を覚まさない、もしくは目を覚ました後もいつもと様子が違う場合は脳卒中を疑い、救急車を呼びましょう。

受診・予防の目安となる「脳卒中の前兆」のセルフチェック法

  • ・一時的にろれつがまわらない、言葉が突然出にくくなる場合
  • ・一時的に身体の半分がしびれる、動かしにくいなどの症状がある場合
  • ・いつもと違う頭痛がする、吐き気がする場合

「脳卒中の前兆」についてよくある質問

ここまで脳卒中の前兆となる症状・予防法などを紹介しました。ここでは「脳卒中の前兆」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

女性の脳卒中の前兆となる症状にはどんな特徴がありますか?

村上 友太(むらかみ ゆうた)医師村上 友太(むらかみ ゆうた)医師

女性は妊娠、経口避妊薬の使用、ホルモン補充療法など脳梗塞を発症する危険因子にさらされる機会が多いことが知られています。閉経した後に女性ホルモンであるエストロゲンの働きが低下して、コレステロールや血圧が高くなりやすいため注意が必要です。 妊娠や経口避妊薬の使用は、血栓塞栓症になるリスクが高まることが知られています。脳血管に血栓が詰まると、脳梗塞や脳出血の原因となります。経口避妊薬を使用しているときは、喫煙を行うと脳梗塞のリスクが非常に高まるため禁煙を行う必要があります。

脳卒中の前兆となる症状にめまいや頭痛はありますか?

村上 友太(むらかみ ゆうた)医師村上 友太(むらかみ ゆうた)医師

はい。めまいは脳梗塞の前兆である一過性脳虚血発作の症状として、頭痛はくも膜下出血の前兆である警告頭痛の症状として出現することがあります。

脳卒中を疑う特徴的ないびきはありますか?

村上 友太(むらかみ ゆうた)医師村上 友太(むらかみ ゆうた)医師

脳卒中を発症して意識障害の症状が出現すると、舌の根元が気道に落ち込むことによっていびきを生じます。このような場合には声をかけても目が覚めない可能性があります。すぐに救急車をよんで受診するようにしてください。

編集部まとめ

脳卒中の前兆の代表的な症状を解説しました。 脳卒中には脳梗塞や脳出血、くも膜下出血というように種類は異なるのですが、いずれも脳血管の異常で発症する病気であり、神経症状が出現します。頭痛やめまいなどは普段でも自覚することはありますが、脳卒中やその前兆である場合には通常よりも激しく急に起こる症状であることが特徴となります。脳卒中はすぐに治療を行うことで救命率が上がり、後遺症も軽くなる可能性があるので、異常を感じたらすぐに病院を受診するようにしましょう。

「脳卒中の前兆」と関連する病気

「脳卒中の前兆」と関連する病気は14個ほどあります。 各病気の症状・原因・治療方法など詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

脳神経内科・脳神経外科の病気

内科の病気

脳卒中は、めまいなど普段感じる不快な症状が前兆になる病気です。ただし、脳腫瘍や前庭神経炎など脳卒中とは別の疾患でも、同様の症状が起こる可能性があります。

「脳卒中の前兆」と関連する症状

「脳卒中の前兆」と関連している、似ている症状は6個ほどあります。 各症状・原因・治療方法などについての詳細はリンクからMedical DOCの解説記事をご覧ください。

関連する症状

  • 肩がこる
  • 頭痛
  • 身体の半分に生じる痛み、しびれ
  • 意識障害
脳卒中の前兆となる症状には、このような症状があります。肩がこる、頭痛などは普段自覚する不快な症状と似ていることもありますが、突然現れる、急に症状が悪化した場合には、脳卒中が原因である場合もありますので、早めに医療機関を受診してください。

この記事の監修医師