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「太りやすい人の食生活の特徴」はご存知ですか?【管理栄養士監修】

 公開日:2025/07/02

「食べること」は、私たちの健康と生活の質に深く関わる基本的な営みです。しかし、忙しい日常や多様なライフスタイルの中で、偏った食事や不規則な食習慣が当たり前になっている現代人も少なくありません。本記事では、太りやすい人の食生活の特徴を紹介します。食生活を見直すことは、今ある不調を和らげ、未来の病気を防ぐ第一歩です。

武井 香七

監修管理栄養士
武井 香七(管理栄養士)

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帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科卒業 横浜未来ヘルスケアシステム、戸塚共立第一病院3年7ヶ月勤務 株式会社コノヒカラ、障がい者グループホーム半年勤務 その後フリーランスを経て株式会社Wellness leadを設立。栄養士事業と健康事業を行なっている。

保有免許・資格
管理栄養士資格

1. 食生活とは何か?

1-1. 食生活の定義と構成要素

「食生活」とは、単なる栄養摂取だけでなく、何を・どのように・誰と・いつ食べるかといった行動全体を指します。以下のような要素が含まれます。
食事内容(栄養バランス)

食事の時間帯と回数

食材の選び方・調理法

食事環境(孤食か共食か、食べる場所など)

1-2. なぜ食生活が大切なのか

食生活は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)の予防や免疫力の維持、メンタルヘルス、さらには生活の満足度にも影響を与えます。また、近年では「食育」の重要性も強調されており、子どもの成長や教育にも関わる重要な要素とされています。

5. 太りやすい人の食生活の特徴

5-1. 食事の回数とタイミングの乱れ

太りやすい人に多いのが、朝食抜き・夜遅い時間の食事です。朝食を抜くと昼食のドカ食いにつながり、夜遅く食べるとエネルギー消費が少ない時間帯にカロリーが蓄積されます。
・朝食抜きによる空腹感 → 昼食での過食

・夕食が21時以降 → 内臓に負担、脂肪合成が促進

5-2. 炭水化物中心の偏った食事

ご飯、パン、麺などの炭水化物ばかりを中心とした「糖質偏重の食事」は、血糖値の急上昇を招きやすく、脂肪が蓄積されやすくなります。
・丼もの、パスタ単品 → 野菜やタンパク質が不足

・清涼飲料水や菓子類 → 隠れ糖質の過剰摂取

5-3. 間食・飲酒の習慣

スナック菓子や甘いもの、アルコール類は高カロリーであるだけでなく、食欲を増進させる作用もあります。習慣的な摂取が体重増加の原因になりやすいです。

この記事の監修管理栄養士

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