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「健康的な食生活」ってどんな食生活?注意点も解説!【管理栄養士監修】

 公開日:2025/06/23

「食べること」は、私たちの健康と生活の質に深く関わる基本的な営みです。しかし、忙しい日常や多様なライフスタイルの中で、偏った食事や不規則な食習慣が当たり前になっている現代人も少なくありません。本記事では、健康的な食生活のポイントを紹介します。食生活を見直すことは、今ある不調を和らげ、未来の病気を防ぐ第一歩です。

武井 香七

監修管理栄養士
武井 香七(管理栄養士)

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帝京平成大学健康メディカル学部健康栄養学科卒業 横浜未来ヘルスケアシステム、戸塚共立第一病院3年7ヶ月勤務 株式会社コノヒカラ、障がい者グループホーム半年勤務 その後フリーランスを経て株式会社Wellness leadを設立。栄養士事業と健康事業を行なっている。

保有免許・資格
管理栄養士資格

1. 食生活とは何か?

1-1. 食生活の定義と構成要素

「食生活」とは、単なる栄養摂取だけでなく、何を・どのように・誰と・いつ食べるかといった行動全体を指します。以下のような要素が含まれます。
食事内容(栄養バランス)

食事の時間帯と回数

食材の選び方・調理法

食事環境(孤食か共食か、食べる場所など)

1-2. なぜ食生活が大切なのか

食生活は、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症など)の予防や免疫力の維持、メンタルヘルス、さらには生活の満足度にも影響を与えます。また、近年では「食育」の重要性も強調されており、子どもの成長や教育にも関わる重要な要素とされています。

3. 健康的な食生活のポイント

3-1. 「主食・主菜・副菜」をそろえる

日本の伝統的な食事スタイル「一汁三菜」に代表されるように、主食(ごはんやパンなど)、主菜(たんぱく質源)、副菜(野菜・海藻・きのこ類など)をバランスよく摂ることで、必要な栄養素をまんべんなくカバーできます。

3-2. 野菜・果物の摂取を増やす

野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維の供給源であり、毎食に取り入れることが望まれます。生野菜だけでなく、加熱してかさを減らす調理法(煮物、炒め物、蒸し料理など)を活用するのがおすすめです。

3-3. 食塩と脂質の摂取に注意

生活習慣病予防の観点から、1日の食塩摂取量は男性7.5g未満、女性6.5g未満が目標値とされています。また、トランス脂肪酸や飽和脂肪酸の多い食品(ファストフード、菓子類、加工肉など)は控えめにし、植物油や青魚から不飽和脂肪酸を摂取するのが理想的です。

動物性食品 植物性食品(比較的良質)
卵(スコア100) 大豆・豆腐・納豆(スコア100)
鶏肉・牛肉・豚肉 きな粉・枝豆
魚(鮭・サバなど) 穀物+豆の組み合わせ(例:ごはん+味噌汁)
牛乳・ヨーグルトなどの乳製品

この記事の監修管理栄養士

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