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「肺がん」とはどんな病気?ステージ分類も解説!【医師監修】

 公開日:2025/07/03

長引く咳や血痰、これらは肺がんのサインかもしれません。喫煙や大気汚染など、肺がんの原因は多岐にわたります。この記事では、肺がんとはどんな病気なのか、わかりやすく解説します。

山形 昂

監修医師
山形 昂(医師)

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京都大学医学部医学科卒業。田附興風会医学研究所北野病院 臨床研修。倉敷中央医療機構倉敷中央病院 呼吸器内科、京都大学大学院医学研究科 呼吸器内科などで経験を積む。現在はiPS細胞研究所(CiRA)で難治性呼吸器疾患の病態解明と再生医療に取り組んでいる。専門は呼吸器疾患。研究分野は難治性呼吸器疾患、iPS細胞、ゲノム編集、再生医療。日本呼吸器学会呼吸器専門医、日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医、日本内科学会認定内科医。

1. 「肺がん」とは?

肺がんは、気管支や肺胞を構成する細胞ががん化する病気です。増殖すると周囲の正常な組織を破壊し、リンパ節、肺、骨、脳、肝臓、副腎などに転移することもあります。
代表的な組織型には、腺がん、扁平上皮がん、大細胞がん、小細胞がんがあり、日本では腺がんが最も多く見られます。治療方針は組織型によって異なり、「小細胞肺がん」とそれ以外の「非小細胞肺がん」に大別されます。喫煙との関連が強いのは小細胞がんや扁平上皮がんですが、腺がんは非喫煙者にも発症します。
肺がんの進行度はステージIからIVに分類されます。ステージIは最も早期の段階で、ステージII・IIIでは局所での進行やリンパ節転移が見られ、ステージIVでは他の臓器への遠隔転移が確認されます。

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