眼精疲労の症状・原因・治療方法とは?

眼精疲労(読み方:眼精疲労)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。
この記事の監修ドクター:
木村 隆 医師(きむら眼科 院長)
眼精疲労とは
眼精疲労とは、視作業(眼を使う仕事)を続けることにより、眼痛・眼のかすみ・まぶしさ・充血などの目の症状や、頭痛・肩こり・吐き気などの全身症状が出現し、休息や睡眠をとっても十分に回復しえない状態をいいます。
引用:日本眼科学会
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/hoka_gansei.jsp

眼精疲労の症状
眼精疲労は、目が痛い、頭が重く痛い、圧迫感がある、目がかわく、ものが見えにくくなるなどの症状として現れます。肩こりやめまい、胃部不快感が伴う場合もあり、非常につらいものです。
引用:シオノギ製薬
http://www.shionogi.co.jp/wellness/symptom/fatigue.html

眼精疲労の原因
多くは度の合わない眼鏡の使用や、老視(いわゆる老眼)の初期などで無理な近業作業を持続した場合等です。最近は、特にパソコン等のVDT作業が増えたため、これが原因の眼精疲労が増えています。また、緑内障や白内障でも眼精疲労が出現することもあります。その他、全身疾患に伴うもの・心因性のもの・環境によるものなど、眼精疲労をもたらす要因は非常に多岐にわたります。
引用:関西医科大学附属病院
http://www.kmu.ac.jp/hirakata/visit/search/sikkansyousai/d22-012.html
眼精疲労の検査法
視力、視野、眼圧、細隙灯顕微鏡検査、眼底検査などの眼科の一般検査で眼疾患を除外していきますが、調節検査が最も重要です。 眼に原因がないと考えられる時は、全身検査が必要になることもあります。
引用:関西医科大学附属病院
http://www.kmu.ac.jp/hirakata/visit/search/sikkansyousai/d22-012.html

眼精疲労の治療方法
原因を特定し、それが発見されれば排除することが必要です。眼鏡が合わない場合は作り直したり、目の病気が発見されれば治療したりします。パソコンを使用する機会の多い人は、適度な休息を取りながら行うことが非常に大切です。眼精疲労に特効薬はありませんが、ビタミン剤の配合された点眼薬や内服薬が有効である場合があります。
引用:日本眼科学会
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/hoka_gansei.jsp
