インプラント治療に保証はついているの? どんなケースが対象になる?(2/2ページ)

4か月に一度はメインテナンスを

編集部
トラブルを避けるためにも、治療後に気をつけるべきことはなんですか?
高木先生
やはり、定期的にきちんとメインテナンスを受けることです。インプラント自体はむし歯になりませんが、汚れや被せ物の破損が原因で、周囲の組織に炎症がおきる「インプラント周囲炎」になることがあります。骨が少しずつなくなり、インプラントが脱落することもあるので、気をつけたいですね。
編集部
ほか、注意点があれば教えてください。
高木先生
インプラントを入れていない、まだ残っている歯を大切にすることも重要です。残りの生えている歯のケアをしっかりとおこなえば、噛む力が維持できます。インプラントをした歯だけでなく、口内全体をしっかりとケアしましょう。
編集部
メインテナンスは、どれくらいの頻度でおこなえばいいですか?
高木先生
最低でも、4か月に一度はメインテナンスを受けるようにしましょう。インプラント治療は手術後も続いていくものなので、しっかりと定期的に来院してください。
編集部
最後に、読者へのメッセージがあれば。
高木先生
インプラント治療をする際、患者さんによく怖くないかを聞かれますが、手術自体は麻酔をしておこなうため、治療中に痛むことはありません。個人的には、抜歯のほうが痛いと思います。手術が怖いからとブリッジを選択する人もいますが、インプラントだと1本の歯で済むところを、ブリッジは3本の歯を治療しなければいけません。その分、メインテナンスも大変になります。術後に痛みや腫れがおこることがありますが、それは体を回復しようとしておこる症状です。心配することはないので、インプラント治療をあまり怖がらないでください。
編集部まとめ
インプラント治療には保証が標準でついており、特別な契約などは必要ないとのことでした。また、費用がかからずに再手術もしてもらえるようですが、異変を感じたまま放置すると、イチからの治療になるので手間がかかります。そうならないためにも、定期的なメインテナンスや早めの治療を推奨します。
医院情報
所在地 | 〒112-0002 東京都文京区小石川1-8-7 AKAビル1F |
アクセス | 都営三田線、都営大江戸線「春日駅」 徒歩1分 東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」 徒歩3分 |
診療科目 | 歯科 |