歯医者のセラミックってなんであんなに治療費が高いの？

貞光先生

歯の被せ物や詰め物などに使われる素材で、天然歯に近い、透明感のある色が特徴です。セラミックの中には、ガラスセラミック、アルミナ・セラミック、ジルコニアセラミックといくつか種類があり、それぞれ強度や透明度が異なります。使う歯によってどれにするか、患者様と相談して決めます。

貞光先生

やはり、自然の歯に近い透明感のある色で、美しい仕上がりになるところです。審美性にとても優れており、時間が経っても変色しません。また、金属を使っていないので、アレルギーの心配がないところも良いところでしょう。

貞光先生

自費診療のため、保険適用の銀歯やレジンと比べると、安価ではできないところでしょうか。また、セラミックは硬いのですが、割れやすい種類のものもあり、歯ぎしりや食いしばりのある方は注意が必要です。

貞光先生

「セラミックだから高い」というわけではないと思います。確かに、セラミックは保険適用できないという点では、治療費が高くなります。しかし、どの素材でも重要なのは、歯科側の技術力だと思います。

貞光先生

セラミックとは陶器のことで、わかりやすく言うと、ガラスの茶碗と同じ素材です。つまり、素材自体が高価というわけではなく、作る歯医者さん側の技術が重要になるのです。セラミックの知識がきちんとあるか、技術力が高いかどうかで、仕上がりはグッと変わります。セラミックが高いのは、技術料にお金がかかるからなのです。

貞光先生

そうとは限りません。自費診療のため、価格設定はクリニックによって決められます。そのためきちんと技術、経験のある先生にお願いすることが大切です。クリニックを訪れる際には、先生が今までにどれくらいの経験を積んでいるか、歯科向けの症例集を出しているかなどを調べて、いい先生か見極めることが大切だと思います。

貞光先生

保険適用の歯として銀歯やレジン、自費診療では、ゴールドクラウン（金歯）やハイブリッドセラミック、メタルボンドなど多岐にわたります。それぞれのメリット・デメリットを歯医者さんと相談して、素材を選ぶようにしましょう。

貞光先生

歯にとって重要なのは、きちんと噛めること、見た目がキレイなこと、割れにくいこと、口の中でなじむことです。中でも重要なのは、きちんと噛めること。噛む強さは人によって様々です。また、歯の位置や噛み合わせにより、どの素材がいいかは変わってきます。例えば前歯のように見た目を気にする場合はセラミックがいいかもしれませんが、噛む力を重視する奥歯ではゴールドクラウンがいいかもしれません。

貞光先生

治療を受けるというのは、決して安いものではありません。そのため、歯医者さんときちんとコミュニケーションを取ることが大切です。自分の口の中に入るものなのですから。例えば、日本製なのか中国製なのかなど、どういうものなのか確認しましょう。また、それぞれのメリットとデメリットもきちんと聞くようにしましょう。セラミックだから高いのではなく、技術力で選ぶことが大切です。治療を受ける前に、信頼できる先生かどうかしっかり見極めてから治療に臨んでください。