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歯が痛いけど虫歯じゃない!その原因と治療法は?

歯が痛くて虫歯を疑い病院に行ったら虫歯ではないという診断をされることも少なくないかと思います。虫歯ではなかった場合、歯が痛む理由が一体何なのでしょうか。また、その痛みに対してどのような治療が行われるのでしょうか。

今回は、虫歯じゃないけれど歯が痛むことの原因と治療についてMedical DOC編集部がお届けします。

この記事の監修歯科医師
安田 義和 (きらきら・やすだ歯科 院長)


 

虫歯じゃないのに歯が痛いその理由とは

虫歯じゃないのに歯が痛むのはなぜなのか、その理由として考えられるものをご紹介します。


 

知覚過敏

知覚過敏とは、歯の表面にある骨よりも硬いとされるエナメル質が削れて、中の神経が通っている象牙質というところがむき出しになることが原因となって起こります。この象牙質に熱いものあるいは冷たいものが触れるとその刺激によって痛みが起こります。知覚過敏の痛みは象牙質に物質が触れてから2~3秒以内に鋭い痛みが生じるとされています。
また、正常な歯でエナメル質が削れて象牙質がむき出しになっていない場合であっても象牙質内の神経が過敏となっていると、知覚が過敏になることがあります。
歯周病が進んで知覚過敏の症状が出てしまうことが非常に多く、これは歯茎が下がり、根っこの部分が出てきてしまうことで象牙質がむき出しになることが原因ですので、歯周病対策をすることで知覚過敏のリスクを減らすことも可能です。


 

歯髄が傷つけられた

歯髄とは歯の中でも血管や神経が集中している部分になります。外傷などによって歯が割れる、噛む力が強くて何かを噛んだ時に誤って歯を割ってしまったりすると、傷ついてしまう部分が歯髄です。歯髄の痛みはずきずきとしたかなり強力な痛みであり、甘味食物や温度変化によっても痛みが増強します。痛みは長期間持続するものではなく数時間で軽減するものの、痛みが強くなると頭や耳、頬など全体に広がってしまうのが特徴です。


 

炎症が起こる

歯そのものではなく歯の周りや親知らずなどに炎症が起こって痛みを伴うものです。歯肉や歯の周り(歯周)が何らかの菌が感染することによって炎症を起こす場合と、感染によって起こっている歯髄の炎症を放置したことによって歯髄が死んでしまい、歯の根元の歯髄が死んだことによってさらに炎症を起こす場合と2種類あります。
さらにこのまま放置すると痛みの増強に加えて膿が出てきたり、発熱するなど、他の症状が出てくることもあります。


 

食べ物のカスが歯に挟まる

食べ物のカスが歯の間に挟まることによって歯が圧迫されて痛みを伴うものです。特に繊維質のものを食べた時に起こることが多くなり、不快感を伴います。


 

虫歯じゃない歯の痛みへの治療方法は?

上記でご紹介した虫歯じゃない歯の痛みに対してどのような治療が行われるのでしょうか。一般的に歯科で行われる治療方法をご紹介します。


 

詰め物をする

知覚過敏に対して効果のある治療方法です。知覚過敏ではエナメル質が削れて象牙質がむき出しになっていることによって痛みを生じるため、この象牙質に通ずる穴に詰め物をしたりむき出しになっている部分を被覆することによって知覚過敏の痛みを解消することができます。


 

歯髄の鎮静あるいは抜去

歯髄を傷つけてしまっている場合の治療方法です。麻酔などで歯髄を鎮静させてしまう、あるいは、歯髄を抜去します。いずれかの処置をして歯髄の炎症を鎮めることによって、痛みは軽減します。
歯髄を抜去した場合は、抜去した部分の根元に対して治療を行う必要があります。


 

痛みの部分の洗浄と投薬

何らかの菌に感染している、炎症が起こっている時に行う治療法です。まずは痛みの部分を専用の機械で十分に洗浄をします。特に膿などが出ている場合は膿を取り除いて洗浄をしていきます。その後は抗菌薬などを使用して感染や炎症に関与している菌を静める治療を行います。これらの治療を行うことで痛みは1~2日でおさまります。


 

汚れの除去

食べ物のカスが挟まったことによる痛みに対する治療法です。歯磨きをするあるいは、ピンポイントに食べ物のかすを除去すれば痛みが消失します。自宅で汚れの除去をしても痛みは解消しますが、繊維質のものですと自己にて汚れを取った際に歯の間に繊維が残ってしまい、取りにくさが増してしまうこともあるので、挟まっている者が確認できるうちに歯科で汚れの除去をしてもらうことをお勧めします。


 

歯科では対応できない歯の痛み

ここまでは、虫歯でなくても歯が痛くなった時に歯科で治療を行えるものについてご紹介しました。次は、歯が痛くて虫歯ではないにもかかわらず、歯科での対応も不可能な場合をご紹介します。


 

筋肉の痛み

噛む力が強い、ストレスを感じた時や力を入れるときに歯をかみしめる癖があるなどして噛むときに使う筋肉の緊張状態が持続することによって痛みを生じるものです。トリガーポイントと呼ばれる、しこりがあることが特徴で、治療は筋肉をほぐすための処置やマッサージなどが行われます。


 

他の疾患によるもの

三叉神経痛や帯状疱疹、頭痛や心筋梗塞など他の部位で炎症が起きている、あるいは何かしらの疾患に罹患している際に神経を伝って歯にも痛みが生じることがあります。これらは原疾患を治療することによって症状が改善されます。


 

心因性のもの

うつ病など心因性の疾患によって歯の痛みが出現している場合です。この場合は歯及び歯の周辺に全く症状がないことが特徴で、歯ブラシなど何かしらの処置をすれば改善されたように感じるものの、しばらくしてまた痛みを訴えることが特徴です。また、心因性の疾患の症状によっては強迫観念により歯を磨き続けたり歯に刺激を加え続けてしまうこともあり、そういったことが原因で、歯の痛みを伴う場合もあります。


 

虫歯以外の歯の痛みに対応できる医療機関への受診を

歯の痛みには歯そのものに原因がある場合だけでなく、歯に全く原因がなく起こっている場合もあります。さらに、原因が全く不明のものもあります。
現在は歯の治療だけでなく、歯以外が原因の痛みを伴う患者を専門的に見てくれる病院も増えてきているため、そういった病院を受診することで虫歯でない歯の痛みを改善することができる場合もあります。
歯の痛みを感じ、虫歯が無いといわれたらそういった専門的な病院を受診してみるのも良いかもしれません。

安田 義和 歯科医師 きらきら・やすだ歯科 院長監修ドクターのコメント
基本的に「痛みが出てくる」というのはむし歯にしても、症状が進んだ状態と言えます。それを防ぐためには、歯医者でチェックをしてもらい、定期的なケアをしていくことが大切です。
この記事中では「歯科では対応できない歯の痛み」の中であげられている「筋肉の痛み」ですが、当院では口腔外科の専門医がおり、食いしばりや歯ぎしりからくる痛みには、筋肉のマッサージをお教えしたり、マウスピースを利用していただくことで患者様の悩みにも対応しております。また、口腔外科以外にも矯正・インプラント専門の歯科医師も勤務しておりますので、それぞれの部門において高度な技量と経験が認められた治療を受けて頂くことができます。他の医院様での治療が難しかった症状も対応できることがありますので、ご不明な点やお悩みは何でもご相談ください。
 
監修ドクター:安田 義和 歯科医師 きらきら・やすだ歯科 院長




 

 この記事の監修ドクター

安田 義和 歯科医師 きらきら・やすだ歯科 院長

出典:http://www.kirakira-yasuda.com/
安田 義和 歯科医師
きらきら・やすだ歯科 院長


 

PROFILE

奥羽大学歯学部卒業。その後は東北大学病院の研修医・医員として顎顔面外科の臨床を受け持つ。一般歯科医院の勤務をへた2015年、神奈川県横浜市内にきらきら・やすだ歯科開院。「自分が患者さんの立場になったときに、治療や対応の面でどうしてほしいか」をモットーとして掲げ、一生涯を通じて、自身の歯で健やかなデンタルライフを送れる医療を目指す。日本口腔外科学会、日本口腔インプラント学会の各会会員。


 

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きらきら・やすだ歯科

出典:http://www.kirakira-yasuda.com/

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