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虫歯は放置すれば治る?痛みはなくても虫歯を治療すべき理由

虫歯の痛みを我慢しているとある日突然痛みがなくなったので放置したり、神経を抜いた歯の被せ物が取れてもそのまま放置していたりということはありませんか?歯の痛みさえなくなれば、虫歯を治療する必要はないだろう。そう思っている人は案外少なくないでしょう。しかし、虫歯をそのまま放置しておくと、いろいろな不具合が生じます。今回は、虫歯を放置していると治るのか、あるいは放置することによってどのような不具合が生じるのかについて解説します。放置している虫歯がある方はぜひご一読ください。虫歯を放置すると治るのかどうかについて、Medical DOC編集部がお届けします。
この記事の監修ドクター:
松本 正洋 歯科医師 医療法人真摯会 総院長


 

 虫歯を放置すると治ったように思えるケース


虫歯を放置したままでも、痛みさえなければ問題ないとお考えではありませんか?確かに、痛くなければ治療の必要性が感じられないのも無理はありません。しかし、虫歯を放置していると色々と不具合が生じます。今回は、虫歯を放置しているケースを3つご紹介して、それぞれそのまま放置しておくとどのようなことになるのかを紹介していきましょう。

 

その1:歯が白っぽく変色した初期虫歯のケース

毎日歯みがきをしていたのに、歯が白っぽく変色してしまったというケースを考えてみます。歯は毎日、口の中にある細菌によってその表面を溶かされています。これを脱灰化といい、脱灰化が進むと虫歯となります。歯が白っぽく変色しているのは脱灰化が進んでしまった状態なのです。
この状態はごく初期の虫歯ですが、唾液による歯の石灰化を促すよう、歯のお手入れに気をつけることが大切です。食後の歯みがきを徹底して、口の中を清潔に保つよう注意していると、歯医者さんへ行かなくても正常に戻る可能性があるのです。もちろん、この段階で歯医者さんへ行ってフッ素塗布などしてもらっても、より効果的な虫歯予防ができます。
このケースは、放置していても治る可能性があります。もちろん、放置といっても十分な歯磨き、歯間ブラシ、フロスなどの手入れはしなくてはなりません。 では、放置しているとまずい状況になるケース2つについて続けて見ていきましょう。

 

その2:かつて治療した被せ物が取れて、そのまま放置したケース

以前、虫歯の治療で被せ物をしていたのに、その被せ物が取れてしまったケースを考えます。そのとき神経を抜いていると、歯は痛みません。歯が痛まないと安心してついつい放置してしまう人もいるのではないでしょうか。
放置を続けていると、知らないうちにその歯の虫歯がさらに悪化し、周辺の歯にも影響していき、お口の中の環境がかなり悪化してしまいます。このようなケースでは痛みがないため、虫歯が進行しても気がつかず、近隣の歯へ影響を与え続けるかもしれません。

 

その3:虫歯の強い痛みがなくなったケース

虫歯が進行して痛かったのに、なぜかある日、フッと痛みを感じなくなるというケースもあります。あれだけ強かった痛みがなくなったことで、明日こそはと先延ばしにしていた歯医者さんからますます足が遠のいてしまうでしょう。歯が抜けてしまった後何もせずにそのまま放置するとどうなるでしょうか。

 

 虫歯が痛まないからと放置しているとまずい理由

先ほど紹介した虫歯の放置ケース「その2」と「その3」ついて、今後、起こり得ることを考えてみます。
・被せ物が取れた部分から再び虫歯が進行し、虫歯が抜けてしまう
・歯が抜けた後も放置していると、歯が生えている骨が痩せていき両隣の歯がぐらつき始める
・虫歯が隣の歯まで進行してしまう
・虫歯菌が血管を通って心臓や脳に悪影響を及ぼす
それぞれについて、さらに症状が進んでいくとどのような問題を引き起こすか、詳しく見ていきましょう。

 

歯が脆く抜けやすくなる

痛んでいた虫歯が痛まなくなるのは神経が死んだ証拠です。神経が死んでしまった歯はとても脆く、また、自覚症状がないので虫歯はどんどん進行していくでしょう。このような状態をさらに放置していると、歯が折れたり抜けたりしやすくなります。

 

隣の歯も虫歯に

虫歯の進行に気づかないままでいると、いずれ隣の歯が虫歯になるかもしれません。気がつけば、両隣の歯が同時に痛み始めているという事態も起こり得ます。

 

虫が抜けたままで放置していると隣の歯もぐらつき始める

虫歯でボロボロになった歯を抜歯しなければならなくなった場合、そのまま放置し期間が空くと 、抜けた部分の歯の骨が痩せていきます。すると、両隣の歯の土台を支えている骨にも影響が出かねません。加えて両隣の歯は、抜けた歯が受け持っていたかむ力を余分に負担します。部分入れ歯やブリッジなどで補強しないと、口腔内が崩壊してしまうでしょう。放置すればするほど治療費も高くなってしまうので、早く手を打たなくてはなりません。

 

虫歯から血管に細菌が入り心臓や脳に悪影響を及ぼす

酷い虫歯を放置していると、虫歯菌は歯の内部から血管に入り、心臓や脳にまで回っていく場合があります。そのような状態に陥り、心臓麻痺や脳梗塞の原因となり死亡したという報告もわずかながらあります。心臓麻痺や脳梗塞に至る例はレアケースですが、万が一そのような事態になってからでは遅いのです。

 

 虫歯は放置しても治らないことを確認!

虫歯を放置して痛くなくなったということは、さらに悪化しているという証拠でもあります。そのまま放置していると、歯が抜け落ちたり、両隣の歯に悪影響を及ぼしたりすることも視野に入れなくてはなりません。
歯医者さんに行くのは嫌だしお金もかかると思って、なかなか足が向かないのかもしれません。しんし、放置しておくと、かえってブリッジや入れ歯などの治療費がかさみます。歯が抜けてしまうと、歯同士で支え合っていたバランスが崩壊してしまい、両隣の歯が思いのほか危険な状態になるので、歯が抜けた後の放置は厳禁です。場合によっては、歯の神経を抜いてきれいに掃除をしてから被せ物をする根管治療も必要になり、虫歯治療はかなり複雑になります。
治療済みの被せ物が取れたらすぐに歯医者さんに行き、早めの治療を心がけてください。最初に挙げたケース2や3のような場合は、痛くないのでつい先延ばしにしがちですが、そのまま放置しても何も良いことはありません。

 

 虫歯を放置しても治らない!早めの治療が重要

虫歯を放置すると治ることがあるのかどうかについて、数種類のケースごとに説明をしました。
・歯が白っぽく変色するごく初期の虫歯はケアが良ければ治る可能性のある唯一のケース
・ひどい虫歯が痛まなくなったのは、神経が死んでさらに悪化したというシグナル
・痛みはなくなっても、稀に虫歯菌が血管に入り全身症状を起こす
・ひどい虫歯を放置すると抜ける可能性がある
・虫歯の両隣も、虫歯になったり歯がぐらついたりする可能性がある
・虫歯を放置したり転院したりすると治療費がどんどん高くなる
虫歯は放置せずに、痛まなくなったとしてもすぐに治療をするようにしましょう。いつまでも自分の歯を多く残すためには今からの努力が必要です。

松本 正洋 歯科医師 医療法人真摯会 総院長監修ドクターのコメント
日本人が歯を失う原因のうち主な二つは、虫歯と歯周病です。もしかしたら単純に、「虫歯が痛くて我慢できなくなったら歯を抜けばいい」と思われているかもしれませんが、実際には、抜いた後も大きな問題が残ります。歯を一本抜くと、普通は「ブリッジ」といって、抜いた歯の両サイドの歯を削り、3本つなぎでかぶせる治療をします。その削った歯は10年程度でダメになります。つまり最初の1本が両隣を含めた3本になります。「ブリッジによる歯を失う負の連鎖」といい、やがてすべて抜かないといけなくなることさえあります。このようにして、一つの虫歯からどんどん歯を失っていくことになるのです。虫歯は何より、かからないようにする予防歯科が一番です。先ずいの一番にしなければならないのが歯磨きです。しかし完全な歯磨きは自分ではできません。できない部分、深い部分をメンテナンスするのが予防歯科です。万が一虫歯になったとしても、できるだけ早めに治療しましょう。
 
監修ドクター:松本 正洋 歯科医師 医療法人真摯会 総院長



 

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