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子供の予防歯科におすすめのシーラントの効果や治療方法(1/3)

子供の歯においては予防歯科が非常に重要です。予防歯科とは、虫歯にならないための歯科指導や事前治療のことを指しますが、そのなかでも今回はシーラントについて探っていきましょう。

シーラントとは主に子供のための予防歯科と言われていますが、その治療方法はどのようなものなのか、効果はあるのか、注意すべき点など。基礎知識として知っておきましょう。

今回は子供の予防歯科シーラントを検討している方々のために、知っておきたい基礎知識について、Medical DOC編集部がお届けします。

この記事の監修ドクター:
潤田 眞 歯科医師(ウルタ歯科医院 院長)


 

 子供の予防歯科として注目されるシーラント

シーラントとは奥歯の溝を埋めて表面をなめらかにすることで、虫歯菌の繁殖を抑えることを目的とした予防歯科治療です。溝を埋め込む素材はプラスチックを用いており、奥歯のでこぼこや前歯の裏側など特に虫歯になりやすい部分に施術します。

また、シーラントは予防歯科の分野でありながら、保険適用内で治療を受けることができて、今注目されている子供のための予防歯科です。しかし、予防歯科の分野であることから、すでに虫歯になってしまった歯には施せない場合がほとんどです。

万が一、虫歯になってしまった歯にシーラントを施したい場合は、虫歯治療を完全に終わらせてから歯の状況に合わせて治療計画を立てていく必要があります。


 

乳歯時期から施術できるシーラント

子供の乳歯はたとえ虫歯になっても、いずれ抜けて生え変わるから大丈夫、と思っていませんか。実は乳歯の健康状態が永久歯に与える影響は大きく、乳歯の時に虫歯菌が奥深くまで侵入してしまうと、生え変わってくる永久歯にも虫歯菌が付着してしまうことがあります。

そのため、永久歯が生えてきた時点で虫歯菌に感染しているという可能性もあり、そうなれば生えたばかりの永久歯はやわらかく虫歯になりやすいためすぐに虫歯が広がってしまいます。このような理由から、乳歯こそ徹底した予防歯科が必要なのです。

一生大切にすべき永久歯を守るためにも、乳歯の時からシーラントを施術することが推奨されています。乳歯はやわらかく虫歯になりやすいので、日頃のブラッシングやフッ素塗布に加えてシーラントを行い、徹底した予防歯科に努めましょう。


 

虫歯ができやすい前歯にも有効なシーラント

前歯の裏側は表側に比べて多くの溝があり、そこに汚れや歯石がたまりやすく虫歯ができやすい箇所でもあります。
甘味飲料をストローの使用をせずに直接飲むと、甘味料が歯の裏側に残ってしまい、さらにブラッシングが十分に行き届かないとすぐに虫歯になってしまいます。

自分では十分にブラッシングできていると感じていても、歯の裏側は磨き残しが多く、また虫歯になったとしても発見が遅れてしまう可能性があります。そのため、歯の裏側にシーラントを施すことで、前歯の予防歯科にとても有効であると言えるのです。


 

シーラントを施術する歯は綺麗にしておく必要がある

シーラントを施術する際には前もって歯の汚れを落としておく必要があります。汚れが付着した状態の歯にシーラントを塗布すると、歯とシーラントの間で虫歯菌が繁殖してしまう可能性があるからです。

歯医者さんではシーラントの施術前に歯のクリーニングを行うので心配ありませんが、日頃から汚れが残らないように丁寧にブラッシングしておくことが大切です。


 

 予防歯科として注目されるシーラントの効果

乳歯時期から予防歯科の一環としてシーラントが施術できることが分かりました。では、実際のところシーラントにはどのような効果が期待できるのでしょうか。シーラントを施術した場合としなかった場合、虫歯の発症にはどのくらいの差が出てくるのでしょうか。

次はシーラントが推奨される所以でもある、その効果を探っていきましょう。

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