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子どもの歯科矯正はどちらを選ぶ?「矯正歯科」と「小児歯科」(1/3)

子どものころから歯並びが悪い場合、将来的に口腔環境や健康に影響を与える可能性があることから、早いうちに歯科矯正をした方がよいといわれています。ただ、子どもの場合、子どもの口の中のエキスパートである「小児歯科」と矯正専門の「矯正歯科」のどちらの歯科医院がよいのか悩みがちです。子どもの歯科矯正を検討しているのであれば、小児歯科と矯正歯科の違いや、子どもの歯科矯正治療を行う歯科医院を選ぶ際のポイントなどは押さえておきたいところです。そこで、ここでは、子どもの歯科矯正の必要性とともに「小児歯科」と「矯正歯科」の違いやどちらの歯科医院がベストかについて、Medical DOC編集部がお届けします。
この記事の監修ドクター:
秦 敏久 歯科医師(医療法人 はた歯科 院長)


 

 子どもの歯列不正の現状


人の歯は、一般的には生後6ヶ月ごろから歯が生え始め、3歳ごろには上下で合計20本の乳歯が生えそろいます。初めに生えてくる乳歯には、永久歯が生えるスペースの確保や顎骨の成長など、永久歯列の重要な役割があります。しかし、乳歯は永久歯に生え代わることから、乳歯の歯並びや噛みあわせに対して関心が低い保護者が多い傾向があります。

 

子どもの4人に3人が歯列不正

子どもの歯列不正は、4人に3人ともいわれており、意外と多いのが現状です。多くなった背景には、アレルギーや喘息による口呼吸をする子どもが増えたことや、指しゃぶり、おしゃぶりの使用、食べ物をかみ砕いてのみ込む機能の低下による顎の発育不良などがあります。遺伝などの防ぎようのない理由で歯並びが悪くなっているケースもありますが、近年は顎の発育不良による子どもの歯列不正が多いと考えられています。

 

乳歯列期の理想の歯並び

永久歯の場合、歯と歯の間に隙間があると審美的には好ましくないとされています。しかし、乳歯歯列の場合、乳歯よりも大きい永久歯が生えてくることから歯と歯の間に隙間がある方がよいといわれています。つまり、歯と歯の隙間がない閉鎖歯列(へいさしれつ)や顎が小さいために歯並びが悪くなった叢生(そうせい)の場合、永久歯の歯並びも悪くなる可能性が高いです。

 

 子どもの歯科矯正のメリットと必要性

永久歯が生える前から歯列矯正をする必要があるのかと疑問に思う人もいるでしょう。しかし、子どものうちから歯科矯正することで得られるメリットは大きいと考えられています。

 

永久歯の抜歯するリスクの軽減

乳歯の場合、永久歯が生えてくると抜けてしまうものですが、歯並びが気になる場合、成長発育をしている子どものうちに永久歯が生えるスペースを作っておくことで、永久歯の抜歯を避けることができ、審美性の高い歯並びにできる可能性があります。

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