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歯列矯正で保険が適応になるのはどんなとき? 

歯列矯正の治療費は高いイメージがあるかもしれません。

自由診療といい、保険が適応されないために治療費が高額になってしまうのですが、そもそも歯列矯正とは必要なのでしょうか?

健康保険がきく歯列矯正は存在しないのでしょうか?

今回は、歯列矯正の必要な理由やその費用、そして保険が適応される条件について、Medical DOC編集部がお届けいたします。

この記事の監修歯科医師
小川 朗子 (アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 院長)


 

 見た目をよくする以外に歯列矯正が必要な理由


歯列矯正の大きな目的は「歯並びを整えること」です。
歯並びを整えることで見た目をよくしたいということが歯列矯正の大きな理由にあがります。
そして、そのほとんどは整形と同じように保険がきかない自由診療にあたります。
治療にかかる費用を本人が全額負担をしなければいけません。
しかし、歯列矯正は実は健康面にも大きな影響があり、その内容によっては保険が適応されることがあるのです。

 

歯列矯正により虫歯や歯周病のリスクが減少

歯並びが整っていないと、歯と歯にズレが生じてしまい、歯磨きがしにくくなってしまいます。
そうすると、プラーク(歯の汚れ)が残りやすく、虫歯や歯周病、口臭の原因になってしまいます。
歯列矯正をすることで、歯並びが整うと、歯磨きがしやすくなり、口腔内の衛生を保ちやすくなるというメリットがあります。

 

歯並びが悪いと骨格の成長に悪影響

歯並びがよくないと、当然上の歯と下の歯の嚙み合わせが悪くなってしまいます。
嚙み合わせがよくないと、顎や顔の骨や筋肉の成長に悪影響を及ぼすことがあり、特に成長期の子どもには注意が必要です。
子供の時期に歯列矯正がすすめられる理由はこのような骨格や筋肉の成長を心配してのこととも考えられます。

 

歯並びが悪いと発音や咀嚼に悪影響

歯並びが悪く歯と歯の間にすき間があったり、噛み合わせが悪く物がきちんと噛めないような状況にあると、言葉の発音や咀嚼(そしゃく)と、食べ物を噛み砕き消化を助ける働きに悪影響を及ぼす可能性があります。
発音や咀嚼は生まれつき備わっているものではなく、成長と共に身についていくものです。
歯並びや噛み合わせがよくないと、舌足らずの発音になったり、食べ物を細かく噛み切れないことがあり、特に小さいお子さんには注意が必要です。

 

 歯列矯正にかかる費用

歯列矯正は口腔内の衛生や成長に大きく影響を及ぼしますが、まだまだ見た目を重視する観点から日本では自由診療にあてはまるケースが多いのが現状です。
自由診療では保険がききませんから、治療にかかる費用を全額自分で負担することになります。一体、どれくらいの費用が歯列矯正には必要になるのでしょう。

 

歯列矯正の費用は歯科医院によってさまざま

歯列矯正を含めた自由診療において、国は料金を設定することができません。
したがって、歯科医院が独自に料金を設定することになりますから、料金に大きな差がでてくるのが通常です。
保険治療と違って、一概に歯列矯正の費用は幾らぐらいだと明記することが難しいといえます。
日本小児歯科学会によると、乳歯だけで歯列矯正を行う場合には3万円から20万円。
永久歯と乳歯が混ざっている段階では15万円から60万円。永久歯であれば50万円から130万円程度とありますが、やはり大きく幅があることがわかります。
歯科医院によっては料金をホームページに載せていたり、初診の相談を無料にしているところもあります。

 

治療内容によって費用も変わる

歯列矯正といっても近年はさまざまな技術が開発されて、必ずしも方法は一つではありません。
歯科医師の考え方によってそのアプローチも異なります。
また、個人の歯並びや噛み合わせの状況はそれぞれ違いますから、その治療方法が異なるのも当然ですし、矯正治療に要する期間も異なることを考えると、費用にも影響してくることがわかります。

 

見積もり治療費に含まれるものと含まれないもの

歯列矯正にかかる費用は歯科医院や治療内容によって大きく異なりますから、事前に幾つかの歯科医院で見積もりをしてもらうのが理想といえます。
そのときに注意をしたいのが、提示された金額に何が含まれていて、何が含まれていないのかについてきちんと確認しておくことです。
歯科医院によっては通院の度に調整料を設定していることもあります。
ワイヤーに交換が必要なケースもありますし、虫歯にならないようにケアを行うにあたりアイテムが必要なことも考えられます。
また、費用を無駄にしないためには、歯科医師の指示に従ってケアや通院を行うことも大切なことです。

 

 歯列矯正で保険が適応されるケース


歯列矯正は見た目を重視することから自由診療にあたることがほとんどです。
自由診療とは保険がきかない治療ですが、保険が適応になるのは悪いところを治療するときです。
歯列矯正も、その全てが自由診療というわけではなく、なかには保険が適応になるケースもあります。
どのような状況で健康保険がきくのか見てみましょう。

 

特定の疾患で噛み合わせの問題が生じているケース

国が定める特定の疾患によって噛み合わせに問題が起きている場合には健康保険が適応されます。
特定の疾患とは、「唇顎口蓋裂」「鎖骨・頭蓋骨異形成」「ダウン症候群」「先天性ミオパチー(先天性筋ジストロフィーを含む)」「軟骨形成不全症」「神経線維腫症」など、平成28年度の時点で50疾患が明記されています。
また、保険診療で治療を行う場合には、機関に届け出のある基準を満たす歯科医院で治療にあたる必要があります。
心当たりがある場合は、まずかかりつけの歯科医師に相談することをおすすめします。

 

歯列矯正に外科的手術が必要なケース

顎の形成に異常があり外科的手術を要する場合には、「顎変形症」と診断され、健康保険によって治療をすすめることが可能になります。
上の顎と下の顎にズレが生じて、出っ歯や受け口といった噛み合わせにアンバランスな状況が生じているケースです。まずは、外科的に顎の骨を切り取りながら調整していくことになります。
手術後にさらに通常の歯列矯正が必要な場合にも保険が適応されます。

 

 子供の歯列矯正に保険が適応されることもある

歯列矯正とは見た目を美しくするだけではありません。
歯並びがよくないことで、きちんと歯磨きをすることが難しくなりプラークが残りやすく、虫歯や歯周病、口臭の原因になります。
子供の場合には骨や筋肉の成長に大きく関わることが考えられますし、発音や食べ物を噛みきる能力にも影響する可能性もあります。
特定の疾患が原因でそれらの問題を起こしている場合や、顎の骨の外科的手術を必要とする場合には健康保険が適応とされます。
一定の基準を満たした届け出のある歯科医院でのみしか保険治療は行うことができません。
自分や子供の歯列矯正がそれらにあてはまるのではないかと考える場合、まずは歯科医師に相談してみるとよいでしょう。

小川 朗子 歯科医師 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 院長監修ドクターのコメント
記事を読んでいただければ分かる通り、保険が適用される矯正治療は特別なケースに限られます。
つまり、一般的な矯正治療は、原則的に自費診療になります。したがって高額になることが多いですから、歯科選びは慎重に行ってください。
患者さんの希望を聞き入れてくれる、適切な治療法を理由と共に提示してくれる、希望に沿えない場合はその理由を説明してくれる、デメリットも伝えてくれる、治療費や支払い方法を明確に示してくれるなどなど、しっかりと説明をしてくれる歯医者さんがいいでしょう。
途中で別の病院へ切り替えることはリスクをともないますので、納得をした上で不安なくスタートするようにしましょう。
いくつかの歯科医院を回って、比較するのもおすすめです。
 
監修ドクター:小川 朗子 歯科医師 アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿 院長



 

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アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿

出典:http://www.a-a-d-c.com/

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