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【NEWS】ドライアイの正しい知識を 7月3日は「なみだの日 」(医師コメント5件)

7月3日を『なみだの日』と定めているドライアイ研究会(代表世話人:坪田一男 慶應義塾大学医学部眼科)では、ドライアイの原因を、「3コン」と「3S」という伝わりやすい指標にまとめている。「3コン」とはエアコン、コンピュータ、コンタクトレンズのこと。「3S」とはスマホ、ストレス、座りすぎを指す。

また、パソコンなどの作業を行う人は、涙をゲル化する「ムチン」が少ないことも判明。ムチンの少ない涙は、目の表面に「ドライスポット」と呼ばれる乾いた部分を生じさせやすく、視力の低下などにつながりやすい。こうしたドライアイの要因は、同研究会がおこなってきた、オフィスワーカーを対象とした疫学調査「Osaka Study」によって判明した。2011年の調査によると、ドライアイ有病率は、確定群と疑い群あわせ約65%に上ったという。実に、3人のうち2人がドライアイ、あるいはドライアイの疑いがあるということだ。

同研究会は目の健康と視力に大切な「涙(なみだ)」の重要性と正しい知識を伝える啓発活動に努めている。

 

なみだの日ホームページ
http://namida-labo.jp/

目次 -INDEX-


 

医師のコメント

  • 武井 智昭(小児科・内科医)

ドライアイは近年では増加傾向にあります。記事で指摘の通り、スマートフォンや過度なエアコンが原因で増加するように思われます。また、ドライアイを放置しておくと角膜などにも病変がおこり視力への影響も懸念されるため、人工涙液の点眼など、涙による保護の重要性を再認識されます。

  • 藤野 智哉(精神科医)

ドライアイ研究会の言う3コン、3Sは現代社会とは切っても切れない関係にあり現代病といっても過言ではないかと思います。きちんと眼科にかかっている方は少なく受診せずネットで質の悪いコンタクトを買う方なども増えており、今後ますます増加すると考えられます。きちんとリスクなどを啓蒙していく必要があると考えられます。

  • 田嶋 美裕(内科医)

コンタクトレンズはドライアイの原因として重要かと思います。意識して瞬きをしたり、なるべくコンタクトレンズを装着する時間を短くするなど、日常でできる対策をしていくことが大切です。

  • 山口 征大(総合診療科医)

人間は外界からの情報の約8割を視覚によって得ているため、視機能を守ることはQOL(生活の質)を高めることに直結しています。また、涙は眼の乾燥を防ぐだけではなく、微生物の侵入や感染を予防する働きもしており、眼を守る上で大変重要な役割を果たしています。しかしながら、様々な業界においてIT化がすすみパソコンやスマートフォンは現代社会において必須アイテムとなっており、現代人の多くは日常的に目を酷使しています。そのため、気付かぬうちにドライアイは進行してしまいます。「なみだの日」のような活動が普及することを願っています。

  • 加藤 智子(産婦人科医)

パソコンやスマートフォン、エアコンなど生活習慣にも大きく関与したり、睡眠不足や栄養の偏り、紫外線、なども影響するためドライアイは誰でも可能性があります。重症化すると角膜損傷や殺菌作用も下がり痛みや充血を起こしやすくなってしまいます。若い世代にも増えており懸念されます。点眼やまばたきを意識するなどすぐできることもありますし、症状が気になれば早めの受診をおすすめします。また加齢や自己免疫疾患などにより分泌量の低下が発生する場合も少なくなく、目の渇きに気がついたら早めの対策が必要です。

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