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【NEWS】「ショーケン」萩原健一さん急死 10万人に1人の希少がん「消化管間質腫瘍」(医師コメント3件)

俳優で歌手の萩原健一さんが3月26日に消化管間質腫瘍(GIST)のため都内の病院で死去したことを28日、所属事務所が発表した。

消化管間質腫瘍(GIST)は胃や小腸などの壁にでき、転移や再発を起こす悪性腫瘍の一種。粘膜からできる胃がんや大腸がんとは異なる性質を示し、10万人に1~2人の割合しかない希少がんの一つとして知られ、自覚症状が少ない。

萩原さんは「ショーケン」の愛称で親しまれ、1967年にグループサウンズの「ザ・テンプターズ」で歌手デビュー。また、俳優としてもドラマ「太陽にほえろ!」や「傷だらけの天使」など多くの作品で活躍した。

2011年から闘病生活が続いていたが、本人の強い希望で病名の公表は控えられていた。25日に容体が急変。68歳だった。

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医師のコメント

萩原さんの病勢、お薬の使用状況などわかりませんのでなんとも言えませんが、消化管間質腫瘍(GIST)に対する分子標的薬イマチニブ、スニチニブなどはある程度の期間使用すると副作用として腫瘍からの出血や、脳血管、心血管障害が起こりやすくなります。急変後搬送されたとのことで、その可能性もあるのかもしれません。ともあれ、治療に難渋することの多いGISTの治療の今後の発展が待たれます。ご冥福をお祈りします。

  • 武井 智昭(小児科医・内科医)
    なごみクリニック

消化管間質腫瘍は確かに頻度は低いですが、定期的な内視鏡検査等を受けていれば早期に発見ができたものと思われます。また、近年では消化管間質腫瘍の治療が、がん細胞の特定の分子だけを狙い撃ちする分子標的薬剤の1つであるイマチニブという抗がん剤の投与で検討されるようになってきましたが、遺伝子変異も腫瘍の方で起きているので、新規薬剤投与と遺伝子変異がいたちごっこに近い状況になっています。希少な疾患なので、臨床データの蓄積が重要と思われます。

  • 山内 彩(歯科医)

消化管間質腫瘍は中高年が罹患しやすい疾患です。主に胃や小腸に発生します。がんではありませんが、悪性腫瘍であり転移もする為、早期発見が非常に重要です。しかし半数以上が無症状の為、診断が遅れがちです。自分で健康だと思っていても過信せずに小まめに検診を受けることが最も大事です。

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