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奥歯を失った場合のインプラント治療によるメリットとは!?

虫歯や歯周病の進行、事故など、何らかの理由で失った奥歯をそのままにしてきた――そんな方がおられるかもしれません。そして「噛めるから問題はない」と高をくくっていたり、費用面であきらめたりしている方も少なくないでしょう。しかしそのままでは、さまざまなトラブルを引き起こしかねないのです。

ここでは、奥歯を失うことで発生するトラブルを避け、より健康な毎日を送るための方法を考えてみましょう。インプラントや入れ歯による治療のメリット・デメリットについて、Medical DOC編集部がお届けします。

この記事の監修ドクター:
梅田 和徳 歯科医師(医療法人社団 京和会 理事長)


 

 失った入れ歯をそのままにしていてはダメな理由



 

奥歯は失っても平気な歯!?

虫歯の進行により奥歯の抜歯を迫られたとき、どんな治療がよいのか悩んだ挙句、費用面の心配が先だって二の足を踏んだまま放置し、さほど支障がないからと何もしないままにしていませんか。
歯医者さんのなかには、抜けた歯がいちばん奥なら「何もしなくてよい」と判断することもあります。しかし、これは例外的なケースです。たいていの場合は、奥歯が抜けることで何らかのトラブルが生じると予想されます。また、「何もしなくてよい」と判断された場合でも、生活面で何らかの不自由があれば、歯医者さんにもう一度相談してみる必要があります。では、どのようなトラブルが起こりうるのでしょうか。

 

さまざまな面で生じる不具合

抜けた奥歯を放置した場合、予想されるトラブルが「挺出(ていしゅつ)」です。これは、抜けた奥歯と噛み合わさっていた歯が、突然空いたスペースを埋めようとして伸びてくるというもの。歯が長く伸びるわけではなく、歯の根元が歯肉の外に出てきてしまっている状態です。
これを放置すると、その歯も抜けてしまう可能性が高く、一度伸びてしまえば、元に戻すことはできません。さらに、隣り合っていた歯が空いたスペースを埋めようとして動く(「傾斜」)可能性も。傾斜によって歯が傾いてしまえば、噛み合わせに影響を及ぼしかねません。
これが、肩こりや頭痛といった身体全体の問題に発展する可能性もあります。また、スポーツを行う際、力を入れる際の噛みしめができなくなる、発音がしにくくなる、消化不良になるといったトラブルもあり、できるだけ早く治療に踏み切るべきでしょう。

 

 失った奥歯に対する治療法あれこれ


 

ブリッジのメリット・デメリット

治療方法の一つ目は、ブリッジです。これは、失った歯の両隣の歯を土台に、人工の歯を連結して被せるもの。保険診療の範囲内で治療することができ、費用を抑えられることと、装着時の違和感の少なさがメリットです。ただ、土台となる両隣の歯がどれほど健康でも、留め具をかけるために一部を削らなくてはいけないのが、ブリッジのデメリット。削ることで歯の寿命が短くなり、また、ブリッジを支えることで大きな負担を強いられることになります。
見た目にも美しくない、周囲に汚れがたまりやすい、経年劣化しやすいといったデメリットも挙げられ、メリットと比較すると、デメリットの多さが目立ちます。また、連続して3本以上の歯を失っている場合や一番奥の歯を失っている場合は、自費診療の可能性がありますのでご注意ください。

 

入れ歯のメリット・デメリット

二つ目の治療法は、入れ歯です。部分入れ歯は、抜けた歯の本数にかかわらず製作できます。歯を失った部位やその本数に応じて、さまざまなバリエーションが存在するのです。
通常は、失った歯の両隣の歯に金属のバネ(クラスプ)をかけて装着することになるため、両隣の歯に負担をかけることもまぬがれません。また、歯茎と同系色のプラスチックを床として使用する保険診療の入れ歯、温度を伝える薄い金属を床に用いる自費診療の入れ歯など、それぞれの要望に応じた選択肢が用意されています。
ただ、入れ歯の製作には高い技術が必要とされるため、高価な自費診療の入れ歯を選べば問題がないと一概に言えないのが難点です。また、装着後に何度も微調整が必要だとも言われており、お手入れや手間の点ではブリッジに軍配が上がる可能性もあります。

 

インプラントのメリット・デメリット

三つ目が、インプラント治療です。これは、インプラントと呼ばれる人工の歯根を歯茎に埋め込み、そのうえに人工の歯を装着するというもの。しっかり固定されるので、動いたり、擦れたりすることはありません。また、奥歯にかかると言われる60㎏の負荷をものともせず、めったなことでは割れません。
取り外しといったわずらわしさもなく、審美的にも優れており、自分の歯と同じようなケアを行えば長期的に使用することができます。さらに、残っている他の歯を傷つけることもなく、ご自身の歯を大切に守るという意味でも、意義のある治療方法と言えるでしょう。その一方で、費用が高額になる、外科的な処置が必要になる、インプラントを埋められる丈夫な顎の骨が必要といったデメリットもあります。

 

 インプラントによる治療をお勧めするワケ


これまで見てきたように、奥歯を失った際の治療法にはさまざまな方法が考えられます。それらのメリット・デメリットを総合して考えると、インプラントによる治療が際立ち、その安全性の高さで他の2つを引き離しているのではないでしょうか。
まず、両隣の健康な歯を傷つけることがなく、健康な歯の寿命を維持します。また、自然な歯に負けないほどの咀嚼力を得ることができ、その安定性も確保されています。さらに、噛み心地もよく、見た目も自然です。
インプラントが「第3の歯」と言われる理由もここにあります。奥歯の噛み合わせは顔のバランスにも大きく影響すると言われているため、何の問題もなく噛める状況は、お顔のかたち全体を整えるという意味でも大切なものでしょう。
インプラントに際しては高額な医療費が必要となるものの、口腔内の健康に気づかう一つのきっかけとして投資してみてはいかがでしょうか。

 

 失ってしまった奥歯には早急な対応

奥歯を失ってしまった場合、「治療の意義が見いだせない」「虫歯の歯がなくなって解決した」と考えて放置してしまうのでは、その周辺の歯までも失いかねません。歯が抜けた場合は、できるだけ早急な対応が必要です。治療方法を選択するに際しては、ブリッジ・入れ歯・インプラントの3つにおいて、それぞれのメリット・デメリットをよく比較し、それぞれの口腔内の状況に即したものをお選びください。
その中でも、周辺の歯を守る、自然な見た目や噛み心地を実現するなど、インプラントにおけるメリットは大きなものです。自分の歯を守る手立てを講じるためにも、インプラントによる治療をお勧めします。

梅田 和徳 歯科医師 医療法人社団 京和会 理事長監修ドクターのコメント
インプラント治療は、失った歯を補う方法としてスタンダードな方法だと考えています。なぜなら、健康な歯に影響を与えないだけでなく、人工歯を単独で自立させる唯一の歯科治療といえるからです。ただし、回りに経験者が少ないため、知らないことへの恐怖は多いと思います。加えて、外科処置への不安もあるでしょう。ぜひ、知識や技術、経験の豊富な医師にご相談ください。そして、周囲の歯へダメージを与えず、自然な状態と同じようにかめるという価値を実感してみませんか。お口全体を考えたとき、インプラント治療でしか実現できないことがあるのです。
 
監修ドクター:梅田 和徳 歯科医師 医療法人社団 京和会 理事長



 

 インプラントでおすすめの歯医者さん 関東編


 

KU歯科クリニック 世田谷院

出典:https://www.keiwa-kai.com/about/clinic/setagaya.php

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