白内障とはどんな病気?その原因と治療法
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白内障とはどんな病気?その原因と治療法 2018.03.21

白内障という名前を耳にしたことがある方は多いことでしょう。白内障とは、年齢にかかわらず、誰もが発症する病気だといわれています。白内障は進行すると手術も視野に入れる必要があるため、日頃から、見え方の変化には注意をしておかなければなりません。白内障の症状や原因、治療法について、Medical DOC編集部がお届けします。

この記事の監修ドクター:
西岡 大輔 医師(川崎おぐら眼科クリニック 院長)

白内障とはどのような症状?

外の光が目に入らなくなる

白内障とは、目の中の水晶体がにごることによって、生じる病気です。水晶体とは、レンズの働きをする部分のことをいいます。そのため、白内障になると、目の見え方に異常を感じることが多くなります。

周囲が暗く感じるようになる

外界からの光が目に入りにくくなると、周りの景色や物が暗く見えるようになります。そのため、足元がおぼつかなくなったり、人の顔を判別することが困難になったりします。また、暗く見えるようになるだけではなく、水晶体のにごり方によっては、外界の光が入ってきたときに乱反射する場合があり、まぶしく感じることもあるといわれています。

視界に霧がかかったようにぼやける

白内障の症状には、周囲が暗く見えること以外にもうひとつの特徴があります。それは、視界がぼやけたり、モヤがかかっているように感じることです。まるで、目の前に霧がかかっているかのような感覚になります。このような症状は、視力の低下と似ていますので、自分の視力が変わったため、老化によるものだと安易に捉える人も多いといわれています。

視力が急激に低下したときは危険

視界に霧がかかったようで、視力が落ちたという感覚があり、メガネやコンタクトの度数を何度変えても見え方が改善しなかったり、急激に視力が低下したと感じる場合は、白内障の疑いがある場合も多いものです。特に、中年を過ぎると、視力が低下したのは加齢のせいだと思いがちです。しかし、早い人では40代から白内障を発病する人もいますので、注意が必要です。

白内障とは何が原因?

白内障はタンパク質が引き起こす

白内障とは、目の病気と思いがちですが、その原因はタンパク質によるものです。水晶体の中には、非常に小さい「クリスタリンタンパク」というタンパク質が存在しています。通常、クリスタリンタンパクは、害を与えません。しかし、これを構成しているアミノ酸に対して、さまざまなストレス要因がかかることがあります。その結果、タンパク質の異常変質が起こり、大きな塊へと成長してしまいます。この塊が外界から水晶体へと入る光をさえぎるため、周囲が暗く見えたり、反射を起こすことで、まぶしく感じさせたりするのです。

酸化ストレスも原因のひとつ

年を取ると、体内のさまざまな部分が錆びてしまうという「酸化」を引き起こすことが多くなります。これを酸化ストレスと呼び、白内障の最も多い原因といわれています。つまり、加齢による酸化ストレスによって、水晶体がにごりやすくなるのです。また、加齢以外の酸化ストレスも、白内障に影響を与えます。たとえば、紫外線や激しい衝撃、放射能などが水晶体を刺激することも、原因となります。酸化ストレスは、目に打撃を受けやすいスポーツをしている人などに発生することがあるため、若年層でも起こり得ることがあります。

白内障の治療法は?

軽度の白内障の場合は、薬で進行を抑える

白内障にかかったと分かったら、すぐさま手術をしなければならないと感じるかもしれません。しかし、初期や軽度の白内障の場合は、すぐに手術を行うことは少ないです。そういう場合は、点眼薬を中心に治療を行います。しかし、点眼薬はあくまでも白内障の進行を抑えることが目的です。そのため、白内障自体を完全に治療できるわけではありません。

日常生活に支障をきたす白内障には、手術を行う

白内障が進行し、車の運転や仕事などが困難になってきた場合は、手術を行うのが一般的です。白内障は、目の中の水晶体がにごることが原因で、目がみえにくくなることです。そのため、手術では、にごっている水晶体を取り除き、その代わりとして人工の眼内レンズを挿入します。この眼内レンズを挿入することで、目に外界の光が入るようになるため、視力の回復が望めるようになります。
また、白内障が末期の場合は、一般の白内障手術が適さない場合もあります。その場合は、水晶体の核をそのまま取り出したうえで、眼内レンズをはめ込む「水晶体嚢外摘出術」(すいしょうたいのうがいてきしゅつじゅつ)が行われることもあります。

白内障の手術時間はどのぐらい?

白内障の手術は、日本国内の外科手術の中で最も多いといわれています。手術時間は、15分~30分程度と短いため、年配の方でもさほど体力的負担がかからずにすみます。手術には、点眼麻酔が使われ、痛みを感じることはほぼありませんし、多くの場合は目の切開はわずかで済み、傷も自然に塞がるようになっています。また、手術後は、施設により異なりますが約30分の休息が必要です。手術時間と手術後の安静時間を入れても、1時間程度で終了します。

白内障の手術は、入院も必要?

白内障の手術自体は、1時間程度で終わりますので、日帰りの手術を選択する人がいます。日帰りで手術ができるなら、ライフスタイルを崩さなくても良いですし、金銭的にも安く済みます。しかし、入院を選ぶ人もおり、日帰りと入院の割合は、各50%程度というデータが出ています。なぜなら、白内障の手術は、手術が終わった翌日から、検査や経過を見るために通院が必要となるからです。手術を受けた病院が自宅から近い場合などは良いですが、そうではないときは、入院を選択肢に入れても良いでしょう。また、高齢のため頻繁な通院が難しかったり、術後の目のケアに心配があったりする場合も入院がおすすめです。

白内障とはどのような病気かという知識を獲得

白内障とは、加齢に伴い、発症しやすい病気ですが、眼球打撲等、水晶体に刺激を与えることで、若い世代にも生じることがあります。そのため、若年層の人も、「自分には関係ない」と思わずに、白内障に関する正しい知識を持つことが大切です。また、白内障は初期の段階では、ほとんど自覚症状が現れず、痛みも伴わないために発見が遅れがちになることも多いといわれています。周りが暗く見えるようになったり、視界がかすむようになったりする場合は、ある程度症状が進行していると言って良いでしょう。白内障を早期発見することができれば、後の治療もスムーズに進むことが多いとされています。そのため、定期的に眼科検診に行く習慣を身に付けることをおすすめします。

この記事の監修ドクター

西岡 大輔 医師 川崎おぐら眼科クリニック 院長出典:http://www.kawasaki-ogura.com/
西岡 大輔 医師
川崎おぐら眼科クリニック(川崎市幸区) 院長

PROFILE

鹿児島ラサール高校卒業後、杏林大学医学部入学。医師免許取得後、日本郵政株式会社名古屋逓信病院にて2年間初期研修医。初期研修終了後、東京大学医学部眼科学教室に入局。東京大学病院眼科、宮田眼科病院、関東労災病院眼科へ勤務。2014年、東京大学医学部の医局員時代に関東労災病院で培った縁から、川崎市に川崎おぐら眼科クリニックを開院。2017年には、法人化に伴い理事長就任。患者様とのコミュニケーションを重視し、「地域に親しまれるクリニック」を心がけている。日本眼科学会眼科専門医。角膜学会、緑内障学会、網膜硝子体学会各会所属。ほか、最先端の医療に触れる為、横浜南共済病院の非常勤医師も務める。

 
【ドクターからのコメント】
光を感じる感覚器官「目」。見えることが当たり前、年を取ったら見え難くなる事が常識のようになってきているのかもしれません。まさか自分が白内障に、緑内障に、網膜剥離に、加齢黄斑変性になるなんて思ってもいなかったと言うお話をよく聞きます。目はあとまわしにされる事が多いようです。1度眼科で人間が得る情報の8割を占める、大切な目の検査受けてみませんか?治療が必要な時は、全力でお手伝いさせて頂きます。光を感じる、見える喜び、楽しみをいつまでも保てるように。

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川崎おぐら眼科クリニック JR川崎駅からバスで10分

出典:http://www.kawasaki-ogura.com/

電話番号 044-599-1212
住所 神奈川県川崎市幸区小倉5-19-23
アクセス JR京浜東北線・南武線「川崎駅」からバスで10分
JR南武線「尻手駅」からバスで5分
JR南武線「矢向駅」からバスで12分
東急東横線「綱島駅」からバスで15分
診療時間 【平日】9:00~12:30/14:30~18:00
【土曜】9:00~12:30 ※土曜日は午後休診
休診日 日曜日・祝日
Pickup 【認定資格】
日本眼科学会眼科専門医
【所属学会】
角膜学会/緑内障学会/網膜硝子体学会
【手術対応】
白内障・硝子体手術
※検査・説明を行い、連携施設へ無料送迎
URL http://www.kawasaki-ogura.com/