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小児矯正に必要となる治療費用


お子さまに小児矯正の必要性を感じている親御さまでも、矯正治療を受ける場合に必要となる実際の治療費用については、明確なイメージをお持ちでないことがあります。
小児矯正では第1期治療と第2期治療に分けて治療計画が立案されますが、それぞれの費用や治療の前後で必要となるさまざまな費用について、Medical DOC編集部がお届けします。
この記事の監修ドクター:
本田 綾 歯科医師 みなみ歯科・矯正歯科 矯正担当歯科医

目次 -INDEX-

 

お子さまの歯並びの改善のために必要となる治療費用の総額



 

治療前の診査診断や治療後の保定期間にも費用がかかります

治療前の診査診断や治療後の保定期間にも費用がかかります
お子さまに小児矯正を検討されている親御さまの心配のひとつに治療費用があります。矯正治療においては治療計画が歯並びの状態や年齢によって異なることも、治療費用をイメージしにくくしている理由のひとつです。
矯正治療を行う場合、まずお口と頭蓋骨の状態の審査診断を行います。審査診断の結果を踏まえて治療計画の立案が行われますが、小児矯正では第1期治療と第2期治療に分けて歯並びの改善が進められます。
第1期治療とは、永久歯のためのスペースを十分に確保し、上下の顎が適切な位置で噛み合わせることが主な目的で、永久歯へ生え替わる前に行います。別名・予防矯正と呼ばれたりします。一方の第2期治療は、生えた永久歯を必要により移動させる治療で、中学校の卒業前までがひとつの時期的な目安です。例えるなら、第1期で十分な棚を作り、第2期で中身の整理整頓をするようなもの。当然、中身とは歯の事です。双方を組み合わせることで、理想的な効果が得られます。
また、第2期治療の後には歯並びの後戻りを防ぐための保定期間が設定されるため、保定期間中の治療費用も必要となります。
幼少期の治療期間を通じて、歯に対する正確な知識を早い段階から得られることも、小児矯正のメリットといえるでしょう。

 

自費診療で治療が行われる小児矯正

虫歯や歯周病の治療とは異なり、矯正治療は原則として自費診療で行われます。口唇・口蓋裂、顎変形症、一部の全身的疾患などを除き、小児矯正の場合も同様に自費診療となります。そのため、治療費用の負担が大きくなってしまう場合があります。
まずは治療の開始前に、初めに行う審査診断から保定期間終了までに必要となる治療費用について正しく理解することが大切です。歯科医院によってはデンタルローンなどに対応しているケースも少なくありません。

 

治療前の診査診断から治療終了までにかかる費用



 

X線撮影や治療計画の立案を行うための診査診断費用

小児矯正を検討されている場合、親御さまはお子さまを矯正専門医の所属する歯科医院にお連れになってお口の状態について相談を行うことがほとんどです。
矯正治療についての初回の相談料を2,000円~5,000円程度に設定している歯科医院が多いようですが、無料で相談を受け付けている歯科医院も少なくありません。相談の結果、治療を開始することになった場合には、診査費用や診断費用が必要となります。
X線撮影などで診査・診断を行い、その資料をもとにして治療計画が立案されます。診査費用は10,000円から50,000円程度、診断費用も10,000円から50,000円程度に設定されている歯科医院が多く見られます。また、初回の相談から診査診断までの治療前費用をまとめ、30,000円から100,000円の料金が設定されていることもあります。

 

第1期治療に必要となる費用

小児矯正では顎の骨を広げて歯が無理なく並ぶためのスペースを作り出し、上下の顎の位置関係にズレがあれば顎の位置をできるだけ補正するための第1期治療が行われます。第1期治療は予防矯正と呼ばれる様に、歯並びを悪くする習慣(舌や唇の使い方、発音、頬杖や指しゃぶりや爪咬みなどの偏った癖)にもアプローチしていきます。歯が永久歯に生え替わる前に行われる第1期治療の期間を十分に設定することで、その後に実施される第2期治療をよりスムーズに行うことができるようになります。
治療に使用される矯正装置は機能矯正装置に代表されるマウスピースやムーシールド、フェイシャルマスク(上顎前方牽引装置)などから選択されます。あるいは固定式装置であるラピッドエクスパンダ―やリンガルアーチが併用されることもあります。
矯正装置の種類や治療期間にもよりますが、第1期治療にかかる費用の目安は300,000円から500,000円程度です。

 

2期治療に必要となる費用

第2期治療は、第1期治療で整えられた顎の骨の上で歯の位置を整えていく治療です。成人矯正と同じく、ワイヤーとブラケットを歯に取り付けて少しずつ歯を移動させていくことで歯並びを改善します。ワイヤー矯正の治療費用の目安は、第1期治療を行った同一医院にて400,000円から700,000円です。
近年、小児矯正でも成人と同じものを用いて歯の排列を行うマウスピース矯正を行う歯科医院が増えており、歯並びの状態によっては透明なマウスピース(例えばインビザラインシステム)による矯正治療も可能なケースも見られます。日常生活のなかで取り外しが可能であるため、お食事やブラッシングの際にも不便を感じにくくなっています。マウスピースによる矯正治療は700,0000円から900,000円程度の設定となっている場合が多くなっています。

 

治療中に必要となるそのほかの費用

矯正治療中は矯正装置の調整や交換が必要となります。ワイヤーとブラケットによる矯正治療では、1回のワイヤー交換に5,000円から10,000円の費用がかかります。歯並びの状態によっては交換回数が多くなることも見込まれるため、必要に応じて治療開始前に歯科医に確認するとよいでしょう。

 

治療後に設定される保定期間とメンテナンス


 

歯並びの後戻りを防ぐための保定装置

矯正治療では治療後に治療期間と同じ程度の保定期間が設定され、保定装置(リテーナー)の装着が必要となります。しっかりと保定装置を装着しなければ、せっかくととのった歯並びが後戻りしてしまうかもしれません。
リーテーナーはマウスピースタイプやワイヤータイプのものから選択することができますが、5,000円から30,000円の費用がかかります。

 

お口の状態を健康に保つための定期メンテナンス

小児矯正を行って歯並びが改善したあとは、しっかりとメンテナンスにも取り組んで健康的な状態の口腔環境を維持することが大切です。お口にこれといった問題がない場合であっても、定期的なメンテナンスのために歯科医院にかかり、歯並びの状態や虫歯の有無などについてチェックを受けることで、お子さまのお口の健康を保ちやすくなります。
メンテナンスは3,000円から10,000円程度で受けられ、数ヶ月に1度のペースで受けていただくことが理想です。メンテナンスは保険治療の対象となることもあるので、歯科医院に確認を取ることをおすすめします。

 

小児矯正の治療費用を抑えるためのポイントは第1期治療の開始時期

矯正治療にかかる費用を想定する場合、治療前に実施する診査診断や治療期間中の矯正装置の調整費用、治療後に歯の後戻りを防ぐために装着が必要となる保定装置の費用を含めて考える必要があります。また、小児矯正では治療が第1期治療と第2期治療に分けて行われるため、それぞれの治療にどれくらいの費用がかかるのかについて、あらかじめ金額を知っておくことが大切です。
顎の骨の骨格矯正を行う第1期治療を行うことで、第2期治療の治療期間を短縮できる場合がありますが、治療費用を小さく抑えるためには、適切な時期に第1期治療を開始して、全体の治療期間を短くすることが大きなポイントになります。第1期治療を適切に開始することで、歯並びの改善もスムーズに進みます。治療費用は歯科医院によって異なります。
小児矯正をお考えの親御さまは、まず小児矯正を行っている矯正専門医の所属する歯科医院にお子さまをお連れになって、治療費用について相談することをお勧めします。

本田 綾 歯科医師 みなみ歯科・矯正歯科 矯正担当歯科医監修ドクターのコメント
小児矯正の検査・診断を行う際に、是非歯科医院に確認を取っていただきたい事があります。診断項目の中に頭蓋骨全体の大きさを審査する側面頭部X線規格写真(以後、セファログラム)があるかです。なぜかと言うと、「歯並び」とはすなわち「歯が横に真っすぐ並んでいる」かを一般的に言いますが、矯正専門医が治療したいのは実は「歯並び」だけではありません。一番大切なのは「かみ合わせ」です。「かみ合わせ」とは「上の歯並びと下の歯並びがお互いに適正な位置にあって、食べ物を効率良くかみくだいたり、正しく発音したりできる口の環境」を言います。「歯が横に真っすぐ並んでいる」は当然のこと、その先に最も大切なことがあるのです。「かみ合わせ」こそが一生健康にご自分の歯で過ごして頂けるための鍵なのです。実際の所、上は上・下は下で別々に「歯並び」をきれいに治すのは意外と簡単です。難しいのはその上下が互いに正しく機能する「かみ合わせ」です。その判断を行うために不可欠なのが前出のセファログラムなのです。セファログラムでは頭蓋骨全体の形を捉え、含まれる上下顎の位置関係を把握することで、今後の成長パターンも予測します。
 
監修ドクター:本田 綾 歯科医師 みなみ歯科・矯正歯科 矯正担当歯科医



 

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みなみ歯科・矯正歯科

出典:http://www.dental-minami.com/

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この記事の監修ドクター

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