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内視鏡で認定医?得意とする医師を見分ける技術認定医って? 2017.10.19

内視鏡には認定制度があるって知っていましたか?内視鏡はとても便利なものですが、知識や技術は医師によってまちまち。

少しでも負担を減らしたいですよね?内視鏡検査を受ける際の判断基準にもなる、技術認定医についてご紹介します!

技術認定医とは?

日本内視鏡外科学会が設けている認定制度です。以下の基準を満たし、希望する医師を認定しています。

内視鏡下手術を安全かつ適切に施行する技術を有し、かつ指導するに足る技量を有していることを認定しております。
ただし、手術をして良い、あるいはしてはならない等の規制をするものではありません。
また、非会員や認定申請をされていない医師にも同等の技術を持った方がいることをご承知下さい
参考:日本内視鏡外科学会より一部抜粋

つまり、内視鏡を扱う技術が高いと認められている医師ということになります。もちろん、ここで認定されていない医師には技術がないというわけではありません。
同じくらいの技術や知識を持ちながらもあえて、技術認定の申請を出さない医師もいます。
では、なぜこのような認定医が必要なのでしょうか?内視鏡は患者さんの体内の健康状態をきちんと把握するためには必要不可欠な存在です。
しかし、内視鏡をきちんと使いこなせるのか、また内視鏡に対するきちんとした知識があるのか?ということは医師によって差があるのが現状です。
概要にもある通り、技術認定医でなないと内視鏡を扱えないという強制力があるわけではありません。
ただ、認定を受けている医師であれば内視鏡を受ける際の心配が少なくなるということなのです。

内視鏡による事故について

内視鏡は、さきほども述べたように我々の健康を維持するためには欠かせません。しかしながら、内視鏡による事故は日本において非常に多いのが現実です。
2008年~2012年の5年間の間に内視鏡での偶発症は12,548件。総検査数の0.014%程度の数値ですが、年間で2500名以上が症状を訴えている状況は無視できません。
また、死亡者も5年間で220名に上り、内視鏡にもリスクがあることが伺えます。(参照:日本消化器内視鏡学会)
これらの事案は、なぜ起こるのか?多くは、内視鏡に対しての正しい知識を持っていない、また技術不足によるものです。
逆に言えば、内視鏡に対する正しい知識、しっかりとした技術を持っていれば、防げたというケースも少なくありません。
事故を防ぐためにはしっかりとした技術を医師が身に付けなければなりません。
内視鏡は体内の中を観察するのに役立ちますが、その使い方を誤ってしまうと患者の命を奪うことにもなりかねません。
我々も内視鏡については医師に任せておけば安心などと考えてしまわずに、技術認定医の存在を知ることが大切です。

どのような病院で内視鏡検査や手術を受けるべきか?


内視鏡検査や手術を受けるにはどのような病院で行うのがよいのでしょうか?
大きな病院だから大丈夫、有名なところだから安心などと安易に病院を選ぶことがあるでしょう。
しかし病院の大小に関らず、しっかりとした知識や技術を持った医師は存在することは確かです。
そのような医師であるのかどうかを判断するひとつの目安が、内視鏡の技術認定医です。
今回ご説明した通り、内視鏡に対する一定の知識・技術を持っていることを認定しています。病院を探す時には、ひとつの判断基準にしてみるのもよいでしょう。
内視鏡を使った検査や手術では、その医師の技術力が大きく影響します。技術の未熟な医師に自分の大切な身体を任せることができるのか?と聞かれたら多くの人は任せられないと答えるでしょう。
内視鏡検査では、大腸ガンやその他のガンの早期発見、女性であれば不妊の原因を特定や病気の早期発見、早期治療のためには欠かせません。
大切な自分の身体や、家族や友人知人の健康を守るなら、しっかりとした技術を持った医師を探す必要があります。
とくに、病気の早期発見のためには、定期的に内視鏡検査を受けるのが有効なため信頼できる医師を探しましょう。

内視鏡で行われる手術について

内視鏡を使った手術は多岐に渡ります。一般的に広く知られているのが腸などにできたポリープを切除するものです。
ポリープをそのまま放置してしまうと、大腸ガンなどが進行してしまい、最悪の場合には死に至ります。
ですが、内視鏡を使い早期発見することで治療できる確率が高くなります。
他にも胆石の治療などにも内視鏡が使われるようになりました。内視鏡を使って、胆石をそのまま摘出することや砕いて除去するなどの方法があります。
また、身体の中で出血をしている場合にも内視鏡が使われます。内視鏡は身体の中の状態を確認し、そのまま止血もできます。

まとめ

今回お話した通り、内視鏡を使う上で危険性はゼロではありません。しかし、医師も把握するのは難しいほど技術は進歩しています。
内視鏡においての情報を早くキャッチする医師を見つけるために、技術認定医は良い指標になるのです。
検査を受ける側においても医師をしっかりと見定める必要があります。知識のない、もしくは技術の未熟な医師が内視鏡検査や手術を行う場合には医療事故が発生する危険が増大するからです。
注意して、信頼できる医師を探してみましょう。