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桑原 大輔 くわはら耳鼻咽喉科クリニック 院長 ドクターインタビュー

「今日、診てもらえる?」何かあったら気軽に相談してもらえるクリニックでありたい

私たちの暮らしに最も身近な医療機関といえば、「町のお医者さん」である開業医だ。自身の地元に耳鼻咽喉科クリニックを開業した、桑原大輔院長もそのひとり。「自分の家族に接するように患者さんに接する」をモットーに、地域の人がいつでも気軽に相談できるあたたかいクリニックを目指している。桑原院長に、医師を志したきっかけや目指す医療の姿について伺った。

桑原 大輔 Daisuke Kuwahara

桑原 大輔
聖マリアンナ医科大学卒業後、大学病院や市中病院への勤務を経て、2011年に自身が生まれ育った東京都大田区に「くわはら耳鼻咽喉科クリニック」を開業。開業から7年が経過し、クリニックにやってくる子どもたちの成長を見守れることに喜びを感じている。趣味は、中学時代から続けているアイスホッケー。
【経歴】
聖マリアンナ医科大学 大学院卒業 医学博士取得
聖マリアンナ医科大学病院 耳鼻咽喉科 医長
川崎市立多摩病院 医長
麻生総合病院 耳鼻咽喉科 部長
医療法人社団緑成会 横浜総合病院 耳鼻咽喉科 部長
【所属等】
医学博士(聖マリアンナ医科大学)
日本耳鼻咽喉科学会 専門医
厚生労働省認定 補聴器適合判定医
日本耳鼻咽喉科学会 補聴器相談医


 

近所のお医者さん、起業した祖父、叱咤激励してくれたアイスホッケー仲間、 様々な出会いから医師の道へ

医師を目指したきっかけはありますか?

ひとつには絞れませんが、幼少期からの様々な経験が影響しています。もともと生き物に興味がありましたし、小さいころに診てもらった近所のお医者さんへの憧れもありました。言葉は少ないけれどあたたかくて親身になってくれる、体が大きくてちょっと怖そうだけどしっかり診てくれている。子どもだった私にも伝わってくるそんな先生の姿を見て、かっこいいなと思っていました。僕が育った家は医者の家系ではなかったので、当時感じた医師像がそのまま今の自分のベースになっています。
また、僕が高校生のころ、アイスホッケーを始めるときにお世話になった方が、若くして亡くなったこともきっかけのひとつです。僕はその方のことが大好きだったので、早過ぎる別れに「なんで人は死んじゃうんだろう、どうにかならないのか」という思いが強く心に刻まれました。

先生の人生に大きな影響を与えた人はいますか?

桑原 大輔
まず、起業して製造業を営んでいた祖父です。医療の世界で独り立ちする際、「フロンティア精神を持っていた祖父に追いつきたい」という思いがありました。また、僕が医学部に入学したとき、祖父は献体(死後、遺体を医学や歯学の教育・研究機関に提供すること)の登録をしてくれ、医師を目指す僕に大きな期待を寄せてくれていたことも励みになりました。
アイスホッケーを通して出会った方々も、僕の人生に欠かせない大切な存在です。僕が医学部受験に失敗して腐っていたころ、同じチームの先輩たちが家まで来て、「俺たちの仲間から医者が出るなんて、こんなに嬉しいことはない。何を悩んでいるんだ、頑張れ!」と言ってくれたんです。その後、浪人生活を経て無事に合格できたのは、先輩たちからの叱咤激励のおかげも少なからずあったと思っています。


先生の人生は、アイスホッケーなくして語れませんね。

桑原 大輔
その通りです。素晴らしい出会いも得ましたし、スピーディーな試合展開の中で、素早い意思統一や連携といった「チームプレー」が重要になるところも大好きです。医療も、患者さんや医師、看護師、薬剤師など、様々な役割の人が関わる「チームプレー」ですから、重なる部分がありますね。


 

院長として責任を全うする覚悟 医療が細分化された現代は、他院と積極的に連携することが大事

耳鼻咽喉科を選んだ理由を教えてください。

耳鼻咽喉科は、僕自身が小さいころによく通っていた科であるということ、そして外科的アプローチと内科的アプローチの両方が混在している点が魅力的だったという理由で選びました。
手術は人の体に直接メスを入れるため責任重大ですが、しっかり治しきることができます。そのため、当初から「手術に携われる科に行きたい」と考えていました。しかも耳鼻咽喉科は手術だけでなく、内科のようにお薬で症状を治すこともできます。そんな治療の幅の広さに惹かれて、耳鼻咽喉科へ入局しました。


長年にわたる市中病院での勤務を経て開業されましたが、どんな変化がありましたか?

当院に来た患者さんは、僕が診療しなければ良くも悪くも何も起こりませんから、責任の重さを感じています。一方、当院ですべての病気を治せるわけではないので、他の医療機関や診療科に躊躇なくご紹介することも大切にしています。現代の医療はかなり細分化されていますから、他院との連携は非常に重要です。

高齢化社会において、耳鼻咽喉科の開業医としてどのような診療を大切にしていますか?

近年、認知症と「聞こえ」の関連が注目されていて、「聞こえが悪いまま放っておくと認知症の進行が早くなる」と言われています。聞こえが悪くなり始めたご高齢の方の中には「補聴器はまだいらない」とおっしゃる方も多いのですが、当院では、認知症対策として早めに補聴器を入れることをおすすめしています。聞こえが悪くなってからではなかなか補聴器に適合できず、うるさくて外してしまうこともありますから、患者さんにしっかりご説明して、認知症予防に寄与できればと思います。



 

地域のニーズを的確に汲み取り、いつでも気軽に訪ねてもらえるクリニックでありたい

これからの時代、いわゆる町医者として求められることは何だと思いますか?

現代は情報化社会ですから、患者さんに正しい情報を伝えること、質問に対してしっかり答えることが重要です。患者さんの数が多いと、時間の関係で対応しきれず心苦しいこともありますが、可能な限り答えたいと思っています。
また、地域の患者さんのニーズを的確に汲み取り、それに合わせて必要な治療方法を揃えていきたいと思っています。そのためにも、例えばアレルギーに対する舌下免疫療法など、新しい治療を取り入れることができるよう、常により新しい知識を学び続けています。

今後の野望などはありますか?

野望といった大きなことを語るより、目の前の一歩を着実に進めていくほうが性に合っています。とにかく地域の皆さんのために何ができるかを考えています。
実は、当院は受付カウンターを低めに設計しています。その理由は、地域の方が予約なしで入ってきて「今日、診てもらえる?」と気軽に聞けるクリニックにしかったから。耳鼻咽喉科の病気は、におい、味、聞こえなど、自覚症状として幅広い症状が出ることが特徴ですので、何科に行けばいいか迷う患者さんが多くいらっしゃいます。例えば、「耳が腫れたけど、皮膚科と耳鼻咽喉科のどちらに行けばいいの?」といった具合です。そうやって迷ったときに、まずは当院のことを思い出して欲しいですね。他の医療機関への紹介も含めて、最適な治療の道筋をつけて地域の皆さんのお役に立っていきたいと思います。


くわはら耳鼻咽喉科クリニック

くわはら耳鼻咽喉科クリニック

URL:http://www.kuwahara-jibika.jp/
【くわはら耳鼻咽喉科クリニック】
〒145-0064 東京都大田区上池台5-32-4
最寄駅:「東急池上線 洗足池駅より徒歩10分」「都営地下鉄 浅草線 西馬込駅より徒歩10分」