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皮膚がんの症状や原因、治療方法とは?

皮膚がん(読み方:ひふがん、別名:有棘細胞がん/基底細胞がん/パジェット病)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
藤田亨 医師(皿沼クリニック 院長)

皮膚がんとは

「皮膚がん」とは一体どのようなものでしょうか。「がん」(難しい言葉では悪性新生物)の定義は、わかりやすく言うと、体の細胞が、本来ある体からのコントロールを失って(自律的)独自に、無秩序、無目的、無制限に過剰に増殖してできた組織の塊のことです。良く「たちが悪い」といわれますが、これは発生した局所の正常組織を破壊するとともに、全く関係ない遠くの部位に転移するためです。「がん」のうち皮膚に生じたものが皮膚がんです。

引用:鳥取大学医学部附属病院
http://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/introduction/3105/3106/21198.html#no1

藤田亨 医師(皿沼クリニック 院長)ドクターの解説
皮膚がん(とりわけ悪性黒色腫)の発症率は人種差が大きく、白人に多く、黄色人種と黒色人種には少ないということがわかっています。人種により差が生じる理由は、白人はメラニン色素が少なく、紫外線の害を受けやすいためと考えられています。紫外線と放射線の害は「光老化」と言われますが、光老化の際に寄与する活性酸素は一重項酸素です。この一重項酸素を効率良く消去する方法は、環状重合乳酸(CPL)というサプリメントの服用です。もちろんCPL内服だけで皮膚がんを完治できるわけではありませんが、一重項酸素を取り除くことができれば光老化の害がなくなり、がん化もある程度は防げる可能性が高いと推測されます。このため、皮膚がん治療においては、CPLの内服は必須に近いと言えるでしょう。

皮膚がんの症状

有棘細胞がんは盛り上がりかさぶたや潰瘍を形成することがあり、しばしば悪臭をともないます。基底細胞がんは盛り上がってゆっくり増殖し、中央に潰瘍をつくるようになります。また、辺縁部(ふち)に小結節と呼ばれる灰黒色のつぶが並ぶのも特徴です。いずれも、いつまでも治らないできものや潰瘍、黒く盛り上がった病変は皮膚科専門医の受診が勧められます。パジェット病は、もっとも多く発生する外陰部において、境界のはっきりした淡紅色~褐色、びらんや粉をのせた斑状の病変がみられます。進行すると硬くなったり盛り上がったりしてリンパ節等への転移を起こします。
悪性黒色腫は症状の出方や場所等によっておもに4つの型に分けられます。「悪性黒子型」は高齢者の顔面に多く、「表在拡大型」は白人にもっとも多く若年層にもみられ、背中や下肢などに好発します。日本でもっとも多いのは「末端黒子型」と呼ばれ足の裏や指先に生じるのが特徴です。それに次いで多いのが「結節型」で、ドーム状に盛り上がり垂直方向に増殖する特徴があるため、見た目には小さくても進行している場合があります。

引用:塩野義製薬株式会社~がんのつらさ~
http://www.shionogi.co.jp/tsurasa/type/skin/

藤田亨 医師(皿沼クリニック 院長)ドクターの解説
皮膚がんの症状は、患者さんの身体の表面に現れることが多いため、うすうすがんと感じる人が多いと思われます。また治療を実施した場合、治療効果が目で見てはっきり分かるため、ごまかしが効きません。つまり、なかなか治らない皮膚病を放置した結果、後で皮膚がんだと分かった場合は、放置した責任が患者さんにのしかかることになります。そうしたストレスが、副腎疲労を経由して、免疫力の低下を招き、皮膚がんの進行を一層早めると考えられているのです。どのがんにも言えることですが、まずは副腎疲労の治療を行ってストレスを処理して、がんと闘う意欲を失わないようにすることが必要不可欠と思われます。

皮膚がんの原因

様々な要因が考えられていますが、最も多いのは「紫外線」の影響です。紫外線エネルギーは細胞の遺伝子に傷をつけやすく、これによって発がんが促されます。その他、放射線、ウイルス(イボウイルスの一種)感染、喫煙、ヒ素などの化学物質も関与すると言われています。

また、ある種のがんではない皮膚疾患の病変が慢性に経過して生じることもあり、そのような病変を持っている人は要注意です。例えば、ヤケドの大きなキズ跡、骨髄炎のキズ跡、お尻の大きな慢性感染病巣、特有の慢性皮膚病巣などです。また、ある種の遺伝的疾患にも生じやすく、その代表が紫外線に過敏性のある色素性乾皮症で、ある有名女優のテレビドラマ「タイヨウのうた」でも有名になりました。

引用:鳥取大学医学部附属病院
http://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/introduction/3105/3106/21198.html#no2

皮膚がんの検査法

皮膚がんの種類には先に述べたように悪性黒色腫、有棘細胞がん、基底細胞がん、乳房外パジェット病、血管肉腫などがあります。 それぞれ肉眼的に特徴的な所見がありますが、良性のものと鑑別が困難な場合もあります。 その場合には皮膚を一部切除して詳しい検査をする皮膚生検を行うことになりますが、 皮膚生検を行う前にダーモスコピー(拡大鏡)で皮膚病変を見ることにより良性または悪性かの鑑別や疾患の鑑別に役立つこともあります。

引用:がん・感染症センター都立駒込病院
http://www.cick.jp/hifu/専門分野/

藤田亨 医師(皿沼クリニック 院長)ドクターの解説
皮膚生検のデメリットは、局所麻酔下で実施しても患者さんが強い痛みを感じることです。このため、ダーモスコピー(拡大鏡)を使った検査で極めて悪性腫瘍が疑われる場合は、皮膚生検を行わずに、治療として拡大皮膚切除を行い、その組織所見で確定診断とすることがあります。この検査は、良性腫瘍であった場合は、拡大皮膚切除を行うというデメリットはありますが、皮膚には再生能力があるため最終的には患者さんに大きな不利益がないことが多いと考えられます。一方、悪性腫瘍の場合は、拡大皮膚切除が根治術につながる可能性が高いため、この利益を優先しているものと考えられます。

皮膚がんの治療方法

皮膚がんと診断した場合、内臓への転移がなければ基本的には手術療法が行われます。 手術療法の基本は原発巣(皮膚がん自体)を切除し、摘出した大きさにもよりますが単純縫縮術(切除部分を縫いよせる方法)か、植皮術を行います。

また疾患の種類や程度にもよりますが、以前は所属リンパ節転移のあるなしに関わらずリンパ節を取り除く予防的郭清術を行っていました。 しかし、現在は患者さんの病状に合った治療を行うべくセンチネルリンパ節生検を行っています。

引用:がん・感染症センター都立駒込病院
http://www.cick.jp/hifu/専門分野/

藤田亨 医師(皿沼クリニック 院長)ドクターの解説
皮膚がんは身体の表面の悪性腫瘍ですから、内臓への転移がなければ基本的には手術療法が妥当と言えます。一方、内臓への転移があった場合(特に悪性黒色腫のように早期に広範囲に転移が認められる腫瘍の場合)は、手術療法は行われず、抗PD-1抗体のオブジーボ(一般名:ニボルマブ)の投与が考慮されます。しかし、時間治療学を適用しない昼間の投与で、ミセル化するなどの工夫がない抗がん剤治療は、併用をお勧めできません。一回あたり数百万程度のお金をつぎ込む余裕のある人は、免疫療法と抗PD-1抗体のオブジーボ投与の併用がおすすめです。そのような金銭的余裕がない人には、当クリニックで実施しているような代替療法(AWG療法+水素吸引療法+食事療法等)をお勧めします。


この記事の監修ドクター

藤田了 医師 皿沼クリニック 院長藤田亨 医師
皿沼クリニック 院長

PROFILE

平成3年3月 慶応義塾大学 医学部卒業 70回生
平成3年4月 慶応義塾大学病院 内科 血液研究室入局勤務
平成8年5月 市川総合病院勤務
平成9年7月 ソニー株式会社 医務室勤務
平成10年3月 皿沼クリニック開設 院長となる
平成14年2月 医療法人社団 永徳会 設立 同会 理事長就任
平成14年7月 医療法人社団 永徳会 皿沼クリニック始動 現在に至る