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体質性黄疸の症状や原因、治療方法とは? 2018.06.29

体質性黄疸とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
半田理雄 医師(医療法人晃生会 半田クリニック 副院長)

体質性黄疸とは

血液中の赤血球が分解されていく過程で、ビリルビンという色素物質が作られます。これが体内で異常に増えた際に皮膚の色がビリルビンの色、すなわち黄色くなることを黄疸と呼びます。
体質性黄疸とは、先天的な要因で、ビリルビンを体外へ排出しにくくなり、黄疸が見られる病態です。

引用:三光クリニック
http://sanko-clinic.com/files/QA体質性黄疸とは2.pdf

半田理雄 医師 医療法人晃生会 半田クリニック 副院長監修ドクターのコメント
生まれながらにもっている体質性のものであり、黄疸です。お通じが茶色いのはビリルビンの影響ですが、そのビリルビンの影響が大きくなると黄疸となり、顔色も黄色くなってしまいます。

体質性黄疸の症状

一般に、病的な黄疸をみる場合には、全身の倦怠・疲労感、皮膚のかゆみ(掻痒)、感冒様症状、 発熱、尿の色が濃くなる、などの他の症状を伴います。しかし、体質的の黄疸では 黄疸以外の症状がほとんどみられません。

引用:日本消化器病学会
http://jsge.or.jp/citizen/senmon/oudan.html

ジルベール(ギルバート)症候群は最も多く、人口の2~7%にみられます。無症状ですが、軽度の倦怠感や右上腹部痛を訴えることもあります。

引用:三光クリニック
http://sanko-clinic.com/files/QA体質性黄疸とは2.pdf

体質性黄疸の原因

体質性黄疸は先天的に肝におけるビリルビンの取り込み,あるいは抱合障害,さらに毛細胆管への排泄障害などによる疾患で,間接型優位のものには Crigler-Najjar 症候群,Gilbert 症候群があり, 直接型優位のものには Dubin-Johnson 症候群, Rotor 症候群がある。

引用:日本臨床検査医学会「臨床検査のガイドライン2005/2006」
https://www.jslm.org/books/guideline/05_06/054.pdf

体質性黄疸の検査法

体質性の黄疸(先天的に肝臓でのビリルビンの処理機構が障害されている)の場合もあるため、黄疸を自覚した場合には、直ちに医師の診察を受けて下さい。

引用:日本消化器病学会
http://jsge.or.jp/citizen/senmon/oudan.html

詳細な病歴の聴取や身体所見によりある程度の鑑別が可能であり,血液検査,画像検査にてさらに鑑別診断を進め,治療を開始することが重要である。

引用:日本臨床検査医学会「臨床検査のガイドライン2005/2006」
https://www.jslm.org/books/guideline/05_06/054.pdf

半田理雄 医師 医療法人晃生会 半田クリニック 副院長監修ドクターのコメント
原因が遺伝のため、体質性黄疸だと判明してから治療をすすめるようになります。
尚、日常的に、クリニックではなく大きな大学病院等で治療をすすめられる方がほとんどです。

体質性黄疸の治療方法

黄疸を認める場合には、血液を採取して血液像や肝機能検査などを調べるとともに超音波やX線を 用いた画像検査を行い、黄疸の原因を早急に調べて、内科的な治療を行うか。あるいは外科的な手術が必要かどうかを判断する必要があります。

引用:日本消化器病学会
http://jsge.or.jp/citizen/senmon/oudan.html

クリグラー・ナジャー症候群以外は原則的には治療は必要ありませんが、自分が体質性黄疸であることを認識しておくこと は大切です。

引用:三光クリニック
http://sanko-clinic.com/files/QA体質性黄疸とは2.pdf

この記事の監修ドクター

半田理雄 医師 医療法人晃生会 半田クリニック 副院長半田理雄 医師 医療法人晃生会 半田クリニック 副院長

PROFILE

「胃・大腸カメラ検査はつらい」と思われている方も多いかと思いますが、当クリニックではそうした方にも安心して検査を受けて頂くために、麻酔の使用、鼻からの胃カメラ検査、水浸法による大腸カメラの挿入、カプセル内視鏡の導入など、できる限り負担を軽減するように努めています。また、メディカルアロマテラピーの資格を持つ看護師がアロマを焚くなどして、リラックスできる検査空間作りにも努めています。早期発見・早期治療のためにも定期的に胃・大腸カメラ検査などを受けられて、ご自身の健康状態をチェックされることをおすすめします。
担当診療科目
内科一般、胃腸科、肛門科、禁煙外来、在宅訪問診療
所属学会・資格
日本外科学会
日本消化器外科学会
日本大腸肛門病学会
日本禁煙学会 認定指導医
八尾市立大正北小学校 学校医
保育園・放課後等デイサービス 嘱託医
プロフィール
平成7年 大阪星光学院高校卒業
平成14年 香川大学医学部卒業
平成14年 大阪大学医学部附属病院 外科
平成15年 箕面市立病院 外科
平成20年 大阪大学医学部附属病院 消化器外科