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急性胃炎の症状・原因・治療方法についてご案内 2018.06.29

急性胃炎(読み方:きゅうせいいえん)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
寒河江 三太郎 医師 厚木胃腸科医院 院長

急性胃炎とは

食べすぎ飲みすぎやストレス、ウイルス、ピロリ菌の感染、食中毒、アレルギーなどが原因で胃の粘膜がただれ、みぞおちが突然キリキリと痛むことがあります。胃痛の他に、吐き気や下痢をともなうこともあり、ひどい場合は嘔吐や吐血、下血を起こすこともあります。多くの場合、安静にしていれば2~3日で治まります。

引用:タケダ健康サイト
http://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=ien

寒河江 三太郎 医師 厚木胃腸科医院 院長監修ドクターのコメント
急性胃炎は、ピロリ菌感染や薬剤をはじめとする化学物質(解熱鎮痛薬、副腎皮質ホルモン薬、抗生物質、血をサラサラにする薬、抗がん剤、農薬、洗剤、酸、アルカリなど)、精神的および肉体的の過度なストレス、過度の飲酒や喫煙、アルコール、コーヒー、香辛料、冷たいもの、熱いものなど刺激物の過量摂取など様々な原因により胃の粘膜に炎症をおこす病気で、急に発症します。みぞおち付近で急激な痛みなどがあり、検査の結果、胃の粘膜に異常が認められると、急性胃炎と診断されます。

急性胃炎の症状

心窩部(しんかぶ)痛(みぞおちのあたりの痛み)、胃部膨満感、悪心(むかつき)、嘔吐、吐血、下血

引用:オリンパス「おなかの健康ドットコム」
https://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/stomach/stomach_03.html

急性胃炎の原因

精神的・身体的なストレス、解熱鎮痛薬などの薬剤、香辛料や高濃度のアルコールなど刺激が強い飲食物、食物アレルギーや食中毒、細菌感染、ウイルス感染、アニサキスと呼ばれる寄生虫が胃壁に刺入(しにゅう)することなど

引用:恩賜財団 済生会
http://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/acute_gastritis/

寒河江 三太郎 医師 厚木胃腸科医院 院長監修ドクターのコメント
急性胃炎の原因としては、ピロリ菌感染や薬剤をはじめとする化学物質(解熱鎮痛薬、副腎皮質ホルモン薬、抗生物質、血をサラサラにする薬、抗がん剤、農薬、洗剤、酸、アルカリなど)、精神的および肉体的の過度なストレス、過度の飲酒や喫煙、アルコール、コーヒー、香辛料、冷たいもの、熱いものなど刺激物の過量摂取などさまざまのものが考えられます。

急性胃炎の検査法

内視鏡検査:
胃粘膜の状態を観察します。不整形、地図状のびらんや潰瘍が見られる特徴があります。

引用:オリンパス「おなかの健康ドットコム」
https://www.onaka-kenko.com/various-illnesses/stomach/stomach_03.html

寒河江 三太郎 医師 厚木胃腸科医院 院長監修ドクターのコメント
急性胃炎では、原因があったあとしばらくして、突然、みぞおちの異和感や痛み、食欲不振、吐き気、嘔吐などの症状が発生します。数日間軽度の症状が続くだけのものから、しばらく継続的に不快な感じが続くものもあります。
また急性胃炎以外でも、同じような症状を起こすものがあります。例えば、胃がんなどの見逃してはならない怖い病気があったり、胆嚢炎・膵炎などの胃周囲の臓器からの痛みの場合も多く見られます。
いずれの場合も胃薬を飲むと症状が改善する場合もありますが、自己判断は禁物で、痛みが繰り返す場合や継続するといった場合には、必ず専門医を受診し、胃内視鏡検査や、腹部超音波検査などで、診断を受けることをお勧めいたします。
急性胃炎の場合、胃内視鏡検査で胃の粘膜の状態を直接見ることによって、胃粘膜にびらんや腫れ、毛細血管の一時的な拡張から起こる発赤などを確認することができます。

急性胃炎の治療方法

治療は原因(誘因)の除去と食事制限が基本になりますが、症状緩和や治癒促進のために、酸分泌抑制薬をはじめとする、薬物治療も同時に行われることが一般的です。アニサキスによる急性胃炎(胃アニサキス症)では、内視鏡でアニサキスの虫体を除去することもよく行われます。

引用:恩賜財団 済生会
http://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/acute_gastritis/

寒河江 三太郎 医師 厚木胃腸科医院 院長監修ドクターのコメント
急性胃炎に対する治療としては、薬物治療が良く効きます。症状緩和や治癒促進のために、制酸薬(PPI、P-CAB、H2blockerなど)や粘膜保護剤などが使われており、それぞれの中から症状や体質に合ったものを選択します。ただし、そのままだと、再燃してしまう場合が多く、それと平行して、原因の除去(ピロリ菌の除菌、痛み止めなどの内服薬の調整、ストレスの緩和、過度の飲酒・喫煙を控えるなど)が大切になります。とくに多くの方でピロリ菌感染や別の病気(がんや周囲の臓器の病気)が隠れている場合がありますので、簡単に胃炎だと自己判断せず、専門医に相談することが大切です。


この記事の監修ドクター

寒河江 三太郎 医師 厚木胃腸科医院 院長寒河江 三太郎 医師 厚木胃腸科医院 院長

PROFILE

平成19年 北里大学医学部医学科卒業。平成19年 北里大学医学部医学科卒業。国際親善総合病院にて初期研修後、慶應義塾大学一般・消化器外科教室入室。平成21年 稲城市立病院 外科。平成22年 平塚市民病院 外科。平成23年 慶應義塾大学病院 一般・消化器外科。平成27年6月 厚木胃腸科医院院長。日本消化器内視鏡専門医。日本外科学会専門医。日本医師会認定産業医。日本禁煙学会認定指導医。