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難聴の症状や原因、治療方法とは? 2018.07.31

難聴(読み方:なんちょう)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
蓑輪 仁 医師(みのわ耳鼻咽喉科 院長)

難聴とは

音や話し声が聞こえにくい状態が難聴です。高い音域が聞こえにくくなったり、逆に低い音域が聞こえにくくなったりすることもあります。難聴は外耳、中耳に原因のある難聴と内耳、聴神経、脳に原因のあるタイプがあります。これらの難聴を引き起こす一番の原因となる疾患は中耳炎で、次に多いのが内耳障害によるものです。

引用:武田コンシューマーヘルスケア
https://takeda-kenko.jp/navi/navi.php?key=nantyou

蓑輪 仁医師(みのわ耳鼻咽喉科院長)ドクターの解説
難聴は、
・感音性難聴(突発性難聴、低音障害型感音難聴、騒音性難聴、老人性難聴など)
・伝音性難聴(滲出性中耳炎、慢性中耳炎、耳硬化症など)
・混合性難聴(感音性難聴と伝音性難聴がまじったもの)
に分けられます。

難聴の症状

・片方の耳だけ電話の声が聞こえづらい
・耳鳴りが止まらない
・耳に水が入っているような、詰まっている感じがする
・低い音が聞き取りにくい
・めまいも同時に発生する

引用:原田クリニック
http://www.haradaclinic.net/hearing/

蓑輪 仁医師(みのわ耳鼻咽喉科院長)ドクターの解説
突発性難聴、低音障害型感音難聴などの急性難聴の治療は、とにかく早めに病院に行き、治療を行うことで聴力改善率が高まります。特に、「ある日突然耳が聞こえなくなった」という突発性難聴の場合には、症状が出てから1週間以内に治療を始めると聴力の改善率が高まりますので、早めに耳鼻咽喉科で検査をすることが大切になります。
また、老人性難聴は55歳〜60歳ごろ始まる加齢による難聴で、高い音から徐々に聞こえが悪くなるという特徴があります。今のところ治療する方法がありませんので、日常生活に支障が出る場合は補聴器などで対応します。

難聴の原因

難聴の原因はさまざまです。 騒々しい機械、大音量の音楽、爆発音、オートバイや飛行機のごう音など、周りの世界からもたらされるものもあります。 投薬や耳感染症の副作用など、私たちの体内から派生するものもあります。 しかし、難聴の最も一般的な原因は、老化と関係があります。

引用:リサウンド
https://www.resound.com/ja-jp/hearing-loss/understanding/causes

難聴の検査法

純音聴力検査で感音難聴か伝音難聴かを判別し、同時にティンパノグラムを行い耳管機能の障害が無いかを見ます。
必要に応じて内耳機能検査をおこなって内耳性難聴(神経性難聴)かを判断しています。

引用:つるはら耳鼻科
https://www.tsuruhara-jibika.net/guide/hearing

蓑輪 仁医師(みのわ耳鼻咽喉科院長)ドクターの解説
突発性難聴は、まだはっきりとした原因がわかっていない病気です。ストレスや疲れがきっかけによって発症する場合もあると言われているため、日常生活で疲れをためないようにすることが大切です。
急に耳が聞こえなくなった場合は、突発性難聴の可能性もあります。難聴を放置せず、早めに耳鼻咽喉科で検査をする事をお勧めします。発症して1週間以内に治療を始めると聴力の改善率が高まります。

難聴の治療方法

外耳や中耳の病気では、適切な治療により難聴が改善されるのが普通です。
耳管狭窄、滲出性中耳炎、急性中耳炎などは、鼻やのどの炎症が原因となることが多いので、それらの治療も平行して行います。
小児の場合は、アデノイドの肥大や扁桃炎が原因のことが多いので、手術をすることもしばしばあります。
慢性中耳炎の治療には、手術が必要です。耳硬化症も、手術をすれば「きこえ」は良くなります。
内耳性難聴や神経性難聴に対しては手術は行わず、混合ガス治療や投薬などが一般的に行われます。メニエール病については最近手術が行われるようになり、めまい、難聴、耳鳴りの改善が見られるようになりました。また、最近、高度の内耳性難聴に対し、電極を埋め込み、直接、神経を刺激して音を感じさせる方法がアメリカで始まり、日本でも1980年、神尾らのグループが第1例を成功させました。内耳障害による高度難聴には朗報といえます。
難聴が日常会話に支障をきたすほどに進行し、各種の治療で改善が望めない場合、補聴器の適応者となります。自分に適した補聴器を選択するのは大変難しく、合わないと難聴が進行する場合がありますので、補聴器を選ぶ際は十分検査をして、最もよく適合したものを選ぶことが大切です。

引用:神尾記念病院
http://www.kamio.org/otorhinology-disease/deafness/

蓑輪 仁医師(みのわ耳鼻咽喉科院長)ドクターの解説
病気によって治療(薬物療法、手術、補聴器など)が異なるため、その人の病気や症状に適した治療が必要になります。慢性中耳炎の場合は、全身麻酔(場合によっては局所麻酔)をかけて手術を行い、入院期間は病院によって異なりますが、最近は短期入院(日帰り手術)で行う病院も増えてきました。


この記事の監修ドクター

蓑輪 仁医師(みのわ耳鼻咽喉科院長)蓑輪 仁医師
みのわ耳鼻咽喉科 院長

PROFILE

平成7年 東海大学医学部卒業
平成7年 東海大学医学部付属病院
平成10年 伊勢原協同病院耳鼻咽喉科
平成12年  山近記念総合病院耳鼻咽喉科医長
平成13年 新川医療グループ「新川クリニック」副院長
平成14年 新川医療グループ「新川さがみ野クリニック」院長
平成15年 新川医療グループ「新川新横浜クリニック」院長
平成16年 みのわ耳鼻咽喉科開院