乱視とは?その症状と原因、治療方法について
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乱視とは?その症状と原因、治療方法について 2018.07.31

乱視(読み方:らんし)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
津間本 裕一 医師(つまもと眼科 院長)

乱視とは

乱視とは、屈折力が屈折点により異なるために、焦点を結ばない状態のことを言い、正乱視と不正乱視とに分けられます(図 17)。
正乱視は角膜や水晶体のカーブが方向によって違うため、屈折力が縦と横、あるいは斜めで異なり、焦点を一点に合わせることができません。主に角膜のひずみが原因ですが、近視や遠視と組み合わさって起こる場合がほとんどです。正乱視があると一方向の線のみが明確に見えますが、他の方向はぼやけて見えます。
不正乱視は炎症やケガなどによって角膜表面に凹凸が生じたために正常に像が結ばれない状態を言います。

引用:参天製薬
http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/astigmatism/

津間本 裕一 医師 つまもと眼科 院長ドクターの解説
乱視は目の屈折異常といいます。目の角膜と水晶体がレンズの役割をしていて、目に入ってきた光を網膜にピントを合わせている役割をしていますが、網膜より手前にピントが合ってしまうようになるが近視、網膜より後ろにピントが合っているのが遠視と言います。
角膜はどういう方向に切っても同じカーブでできている状態であれば乱視がないと言えますが、縦に切った場合と横に切った場合、カーブが違うと光を曲げる力も違います。結果的に、縦方向に入ってくる光と横に入ってくる光のピントの合う場所がずれることを正乱視といい、不正乱視の場合は病気や感染症が原因で角膜が、ゆがんでしまうとコンタクトや眼鏡で矯正することはできません。

乱視の症状

年齢が若く軽度の乱視の場合には殆ど症状は有りません。しかし、軽度の乱視であっても年齢が進むにつれて症状が現れてくることもあります。
視力障害:遠くも、近くも見えにくくなる。
単眼複視:片眼で見ても、二重に見えることがある。
眼精疲労:調節の努力のために眼が疲れる。
その他、夜間に見えにくくなる、電光掲示板の文字がにじんで見えるなどの症状があります。

引用:若葉眼科病院
http://www.wakaba-hp.or.jp/jousiki/ransi.html

津間本 裕一 医師 つまもと眼科 院長ドクターの解説
加齢によって乱視は変わりませんが、少しずつ水晶体の光の移し方が変わってくるので今までなかったものが出てきたり、若いころに乱視があったものの、調節力があり、ごまかしていたのが加齢と共に調節力が弱まったため、乱視がでてきたという場合もあります。

乱視の原因

乱視の原因は、水晶体が原因の場合もありますが、多くの場合角膜が原因となっています。正常な人では、角膜は横方向も縦方向もほぼ同じカーブをしていますが、乱視の人ではカーブの度合いが、横方向と縦方向で異なります。そのために横方向と縦方向とで屈折力に差が生じ、眼底にはっきりとした像を結ぶことができないのです。

引用:若葉眼科病院
http://www.wakaba-hp.or.jp/jousiki/ransi.html

乱視の検査法

角膜や水晶体の屈折力、角膜の形、眼球の長さなどを検査して近視、遠視、乱視の診断をします。
その検査結果をもとに視力検査を行い、そのままで見える視力(裸眼視力)や眼鏡やコンタクトレンズで矯正して見える視力(矯正視力)を検査します。

引用:林眼科病院
http://www.hayashi.or.jp/disease/detail/c/19/i/74/

津間本 裕一 医師 つまもと眼科 院長ドクターの解説
一般的に行われる眼科での検査で乱視か判断できます。

乱視の治療方法

正乱視は円柱レンズの眼鏡やコンタクトレンズで矯正できます。眼のひずみと逆方向にひずませる円柱レンズにより焦点を合わせます。不正乱視は角膜の表面に凹凸があるため眼鏡では矯正が不可能です。コンタクトレンズで矯正されますが、矯正にはハードコンタクトレンズの方が適しています。コンタクトレンズで矯正できない場合は屈折矯正手術または角膜移植を行います。

引用:参天製薬
http://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/library/astigmatism/

津間本 裕一 医師 つまもと眼科 院長ドクターの解説
眼鏡やコンタクトレンズでの矯正が基本ですが手術として、レーシック手術や特にご高齢の方には水晶体に乱視の矯正度数の入ったレンズを入れることもできます。


この記事の監修ドクター

津間本 裕一医師 つまもと眼科 院長
津間本 裕一 医師
つまもと眼科 院長

PROFILE

東京都八王子市出身。渋谷大学医学部を卒業後、渋谷大学渋谷病院、国立病院機構横浜渋谷センターでの勤務を経て、2005年7月に地元である八王子市にてサンプルクリニックを開業。2011年には博士号を取得し、母校・渋谷大学医学部での非常勤講師も務める。「患者さんは自分の家族だと思って診察する」をモットーに、真心を込めた治療を信念としている。厚生労働省臨床修練指導医、日本眼科学会眼科専門医、身体障害者福祉法指定医、産業医、医学博士。