反復性腹痛の症状や原因、治療方法について
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反復性腹痛の症状や原因、治療方法について 2018.07.31

反復性腹痛(読み方:はんぷくせいふくつう)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
相澤 摩周 医師(医療法人相沢内科医院 院長)

反復性腹痛とは

腹痛が少なくとも1カ月に1回(多くはほとんど毎日から週に1~2回)、3カ月以上にわたって続き、生活の障害となる病気です。
これは3歳から中学生くらいの子供で、熱や嘔吐・下痢もなく差し込むような腹痛が繰り返しおこる状態で、真っ青になったり、冷や汗をかくこともあります。 医者にかかっても血液検査やレントゲンでも異常がなく、特に器質的な疾患がないと診断され対応に困ってしまいます。このような子供の場合、腹痛は胃腸の血流が悪くなったり副交感神経の緊張で腸の動きが活発になったり、ガスが溜まることで起こります。

引用:えぞえクリニック
https://ezo-cl.jp/symptom/1620/

相沢 摩周 医師 医療法人相沢内科医院 院長ドクターの解説
原因がわからない腹痛は反復性腹痛の可能性があります。自律神経の乱れにより腸管運動が強くなることで、機能性胃腸障害のような症状が出ることもあります。

反復性腹痛の症状

主な症状は,毎日から週に数回の腹痛です。部位は臍(へそ)周囲が最多で、心窩部、下腹部片側も多いです。痛みの程度は様々です。徐々に始まり、通常は3時間以内に治まります。朝起きて食事を摂り終える頃から始まり、学校へ行けないと訴え、保護者が欠席させて様子をみるうちに改善する例があります。家で長時間トイレに入るために遅刻し、遅刻が積み重なるうちに学校を欠席するようになります。顔面蒼白、嘔気、気分不快、食欲不振、下痢、便秘、倦怠感、頭痛などの身体症状を伴うことがあります。几帳面、敏感、神経質な性格傾向を示し、しばしば不登校になります。

引用:はしもと小児科
http://zousantsushin.jp/illness/消化器/反復性腹痛.html

相沢 摩周 医師 医療法人相沢内科医院 院長ドクターの解説
重篤な症状はなく、主な症状はお腹の痛みとなります。

反復性腹痛の原因

原因の多くは、不安や、学校、友人、両親、家族間におけるストレスが原因で生じた心理的な悩みと考えられます。これを起こす子供はそのかなりの数がうつ状態と診断されることがあります。また約 10 人に 1 人は、身体的原因として消化管や尿生殖器管の病気など明らかな疾患があります。

引用:前澤クリニック
http://maezawa-clinic.jp/wordpress/wp-content/uploads/1112-1201RAP.pdf

反復性腹痛の検査法

診断は、腹痛に関しての詳しい情報、および病歴の聴き取りが中心となります。反復性腹痛の原因は前述のように、非器質的疾患、なかでも過敏性腸症が大半を占めるので、検査は家族、とくに母親と本人の安心感を得るために本人の苦痛のすくないもの最小限にします。
器質的な病気が強く疑われる場合には、血液検査や便・尿検査、腹部超音波検査そして必要なら消化管内視鏡検査を行います。

引用:えぞえクリニック
https://ezo-cl.jp/symptom/1620/

相沢 摩周 医師 医療法人相沢内科医院 院長ドクターの解説
検査は、除外診断になります。別の病気が隠れていないか内視鏡やエコーCTで診断を行います。

反復性腹痛の治療方法

対応としては、本症について家族、本人へ十分な説明を行い、理解を深めてもらいます。外出先での腹痛を心配して自宅にこもりがちになり、学校でトイレに入ることを嫌って登校しなくなる例があるので注意が必要です。腹痛を取り除くだけでなく、社会生活への回復を考慮した支援が大切です。薬物療法としては、整腸剤、下剤、痛み止めなどを適宜処方します。不安や緊張が強いような場合には、抗不安薬などを併用します。精神療法としては、家庭や園、学校などの環境調整を行います。本人に疾病利得(=症状を訴えることにより得をすること)が生じないように、周囲が気をつけなければなりません。

引用:はしもと小児科
http://zousantsushin.jp/illness/消化器/反復性腹痛.html

相沢 摩周 医師 医療法人相沢内科医院 院長ドクターの解説
内服治療だけでは根本治療にならないため、腹痛のある原因(環境的、精神的)を探してそのケアをすることが重要となります。


この記事の監修ドクター

相澤 摩周 医師
医療法人相沢内科医院 院長

PROFILE

平成12年 東京慈恵会医科大学卒業
平成15年     同     消化器・肝臓内科入局
平成23年     同     内視鏡科出向
平成25年     同     総合診療部出向
平成27年 相沢内科医院勤務
平成28年     同     院長就任
東京慈恵会医科大学 内視鏡科非常勤医