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ウイルス性急性胃腸炎(冬季下痢症)の症状・原因・治療方法とは?

ウイルス性急性胃腸炎(冬季下痢症)(読み方:ういるすせいきゅうせいいちょうえん、別名:とうきげりしょう)とはどんな病気なのでしょうか?その原因や、主にみられる症状、一般的な治療方法などについて、医療機関や学会が発信している情報と、専門家であるドクターのコメントをまじえつつ、Medical DOC編集部よりお届けします。

この記事の監修ドクター:
半田理雄 医師(医療法人晃生会 半田クリニック 副院長)

ウイルス性急性胃腸炎(冬季下痢症)とは

ウイルス性胃腸炎は主に冬に流行し、水のような下痢便が特徴です。ロタウイルスやアデノウイルスなどさまざまなウイルスが原因になりますが、もっとも有名なのはノロウイルスでしょう。なお、ノロウイルスによる胃腸炎は激しい嘔吐と下痢が特徴で、発熱はないことがほとんどです。

引用:医療法人医徳会 真壁病院
http://www.itokukai.or.jp/column/disease/post-2981/

半田理雄 医師 医療法人晃生会 半田クリニック 副院長ドクターの解説
ウイルス性急性胃腸炎は腸炎の一種であり、冬場によくかかりやすいものです(夏場によくかかる腸炎としては食中毒があげられます)。
吐物等で人を介して感染するため、お手洗い等の公共の場で感染しやすくなります。

ウイルス性急性胃腸炎(冬季下痢症)の症状

吐き気や嘔吐、下痢・腹痛などの急性胃腸炎症状を呈します。下痢は水様便などで時に血便を呈することもあります。この際特に注意しなければならないのは脱水症状です。下痢や嘔吐による水分喪失に加え、飲水が出来ず、また発熱による不感蒸泄の増加もあり、脱水は要注意です。特に老人や幼児の場合、自覚症状が出にくいこともあり、全身倦怠感の訴えやぐったりした時などは、脱水を考え早目に医療機関を受診することをおすすめします。また感染症の特徴としての発熱が見られることもあります。上気道炎症状(咳や鼻水)を伴うこともあります。

引用:鎌田クリニック
http://www.k-yuaikai.com/html/q_and_a/q_kaze.html

ウイルス性急性胃腸炎(冬季下痢症)の原因

ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなどで主に冬場に見られます。

引用:鎌田クリニック
http://www.k-yuaikai.com/html/q_and_a/q_kaze.html

ウイルス性急性胃腸炎(冬季下痢症)の検査法

まず検査の原理で2つに分けられます。抗原反応と遺伝子検出です。抗原反応はウイルスの殻のたんぱく質を検出することでノロウイルスを検出します。遺伝子検査はノロウイルスの遺伝子をターゲットにして検出する方法で、検査工程でノロのDNA(正確にはRNAを逆転写したもの)を100万倍に増幅するため、ノロウイルスの量が少なくても検出できます。
病院によってはその場で簡易検査をしてくれる場合がありますが、これは主にイムノクロマト法で行います(遺伝子検査ですとその場では結果は出ません)。イムノクロマト法は短時間で判定できるメリットがある反面、感度が低く、見逃しのデメリットがあります。調理者がノロウイルスに感染した場合、療養ののち、この検査で陰性(ノロウイルスを持っていない)と判定されても職場復帰することはできません。実際にはノロウイルスを排出しているのに「陰性」(ノロウイルスを持っていない)と判定されてしまうケースも多くあるからです。
調理、介護、保育などに関わる人は遺伝子検査で陰性となることが必要になります。

引用:環境未来株式会社
https://kankyomirai.co.jp/ノロウイルスの潜伏期間や検査、症状、予防、消

ウイルス性急性胃腸炎(冬季下痢症)の治療方法

ウイルスを原因とする感染性胃腸炎に対して、特別な治療法はありません。治療は輸液、整腸剤などの対処療法に限られます。症状が続く期間は比較的短期間ですので、脱水を防ぐために水分補給や安静が必要です。
乳幼児や高齢者などの抵抗力の弱い方が感染すると重症になることがあるので、早めに医療機関を受診しましょう。
止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬)を使用すると、病気の回復を遅らせることがあるので、使用については、医師に相談してからにしましょう。
二次感染を防ぐため、症状のある間の入浴は、シャワーのみにするか、最後に浴槽に入るようにしましょう。また、症状が消えてからも10日から1か月は便にウイルスが排出されますので、手洗いをしっかり行ってください。

引用:大阪府
http://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/kansenseiichoen.html

半田理雄 医師 医療法人晃生会 半田クリニック 副院長ドクターの解説
抵抗力の弱い老人や、免疫がしっかりとできていない乳幼児が特にかかりやすくなっています。
治療期間は平均として約3~4日間です。
抗ウイルス薬(細菌に対して使用する抗生剤のようなもの)がないため、ウイルスが排除されて症状が和らぐのを待つしかありません。治療は、脱水症状の改善が中心となります。
感染しないように、冬場は日頃からのしっかりとした手洗いが必要です。


この記事の監修ドクター

半田理雄 医師 医療法人晃生会 半田クリニック 副院長半田理雄 医師
医療法人晃生会 半田クリニック 副院長

PROFILE

「胃・大腸カメラ検査はつらい」と思われている方も多いかと思いますが、当クリニックではそうした方にも安心して検査を受けて頂くために、麻酔の使用、鼻からの胃カメラ検査、水浸法による大腸カメラの挿入、カプセル内視鏡の導入など、できる限り負担を軽減するように努めています。また、メディカルアロマテラピーの資格を持つ看護師がアロマを焚くなどして、リラックスできる検査空間作りにも努めています。早期発見・早期治療のためにも定期的に胃・大腸カメラ検査などを受けられて、ご自身の健康状態をチェックされることをおすすめします。
担当診療科目
内科一般、胃腸科、肛門科、禁煙外来、在宅訪問診療
所属学会・資格
日本外科学会
日本消化器外科学会
日本大腸肛門病学会
日本禁煙学会 認定指導医
八尾市立大正北小学校 学校医
保育園・放課後等デイサービス 嘱託医
プロフィール
平成7年
大阪星光学院高校卒業
平成14年
香川大学医学部卒業
平成14年
大阪大学医学部附属病院 外科
平成15年
箕面市立病院 外科
平成20年
大阪大学医学部附属病院 消化器外科