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最良の入れ歯を手にしよう!入れ歯の専門医について徹底解説

歯が抜けてしまった箇所を補う治療にはさまざまありますが、誰もが最初に思い浮かぶのが入れ歯ではないでしょうか?
欠損した歯の治療として入れ歯を選択する方も多いかと思われますが、自分の歯の代わりとなり口内にとりいれるものだからこそご自身にとって最良の入れ歯を使用するべきであるのは言うまでもないことでしょう。
最良の入れ歯を手に入れるためには、入れ歯治療を担当する歯科医師のスキルが重要となります。
そこで今回は、入れ歯治療における専門医についてMedical DOC編集部がお届けいたします。

この記事の監修歯科医師
徳永 徹 (医療法人社団徳永歯科クリニック 院長)


 

 入れ歯についての基礎知識

入れ歯の専門医やその認定制度などについて学んでゆく前に、まずは入れ歯の基礎知識についてしっかりと再確認しておきましょう。

 

入れ歯とは

喪失してしまった歯を補う治療方法には、差し歯やブリッジに加えて近年普及が進んでいるインプラントなどがありますが、差し歯やブリッジで補いきれない場合に用いる手法として、「入れ歯」があります。
専門的には「有床義歯」と言われる「入れ歯」は、欠損した部分を補う「人工歯」というものと、その土台となる「床(しょう)」が口腔内の粘膜を覆う形で作られ、この床の上に人工歯を設置し口腔内に装着することで失われた歯を補う役割をはたします。
つまり、欠損した歯を補う「入れ歯」とは、床と人工歯が一対となって構成されているものを指して呼ばれているというわけなのです。
入れ歯の歴史はとても長く、古くは紀元前700年ころのヨーロッパにおいて人間の歯や動物の歯を用いた義歯が作られており、日本においては7世紀の仏教伝来とともに伝えられた蜜蝋技術を応用した木製の床を持つ入れ歯が僧侶などを中心に使用されており、江戸時代には専業の入れ歯師の登場によって庶民にまで広がり使用されるようになりました。

 

「総入れ歯」と「部分入れ歯」

入れ歯はその特徴によって「総入れ歯」と「部分入れ歯」の2種類に大きく分類することができます。

 総入れ歯

人工歯と床のみで作られている入れ歯が「総入れ歯」にあたります。上顎もしくは下顎の全ての歯を失ってしまった「無歯顎者(むしがくしゃ)」を対象として作られます。

 入れ歯

人工歯と床に加えて、残った歯に引っかけるための「クラスプ」と呼ばれるバネや、離れた箇所に設置するふたつの入れ歯同士を連結する場合に使用される「連結子」などが使用されており、総入れ歯と比較すると複雑な構造をしているのが「部分入れ歯」の特徴となります。
この部分入れ歯は、上顎もしくは下顎にまだ歯が残っている場合に欠損箇所を補う目的として作られます。

 

他の義歯との比較でみる入れ歯のメリットとデメリット

ブリッジやインプラントなどの義歯と比較すると入れ歯にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
他の義歯との比較でみる入れ歯のメリットとデメリットについて探ってみましょう。

 入れ歯のメリット

 価格

保険が適用されず自費診療となってしまうインプラントと比較すると、保険で製作することができる入れ歯には治療費負担が少ないというメリットがあります。

 身体への負担

施術箇所の両脇の歯を削る必要があるブリッジや埋入のための外科手術が必要となるインプラントとは異なり、入れ歯の場合には患者の身体や口内に処置を施す必要が無いため安全性に優れているというメリットがあります。

 残っている歯の本数を問わない

欠損部位に隣接する歯を必要とするブリッジとは異なり、入れ歯の場合には残っている歯の本数を問わずに治療することができる点も大きなメリットであると言えるでしょう。
また、義歯一本あたりの治療費用が大きく義歯の本数が増えれば増えるほど費用負担が増大するインプラントとは異なり、連結した床に義歯を設置する入れ歯の場合には義歯の本数を考慮することなく治療がおこなえるというメリットもあります。

 入れ歯のデメリット

 他の歯への負担が大きい

独立した人工歯根によって義歯を支えるインプラントとは異なり、残っている歯にバネを引っかける必要がある部分入れ歯の場合には、引っかけられた歯に負担がかかってしまい弱らせてしまうというデメリットが考慮されます。
残存している歯が無い場合に適用される総入れ歯の場合にはこの限りではありません。

 見た目の問題

見た目の違和感がほとんどないブリッジや天然の歯とほぼ変わらない仕上がりとなるインプラントと比較すると、バネが見えたり上顎の入れ歯が外れる場合がある入れ歯には審美面でのデメリットがあると言えるでしょう。ただし、近年バネを用いずに作る「ノンクラスプデンチャー」と言う審美的な入れ歯もあります。

 咀嚼や食事への影響

人工の歯根によってしっかりと支えられているインプラントや元の歯にしっかりと固定されているブリッジと比較すると、入れ歯の場合には噛む力が弱くなってしまうというデメリットがあります。
天然歯の噛む力と比較すると、部分入れ歯は30~40%・総入れ歯は10~20%にまで噛む力が減少してしまうことがわかっています。
また、口内の粘膜を床によって塞いでしまう入れ歯の場合には、食事の熱や味を感じづらくなってしまうというデメリットもあります。
ただ、保険適応ではありませんが、床を金属でできている「金属床」を用いると食べ物の味や温度を伝えることができ、口腔内を快適な状態にすることができます。

 

 入れ歯における専門医について

ここまでは、入れ歯の基礎知識について確認してきました。ここからは、入れ歯治療における専門医について探っていきたいと思います。
入れ歯をはじめブリッジやインプラントなど、失われてしまった歯を補うための義歯による歯科治療は「補綴(ほてつ)歯科」と呼ばれており、日本にはこの補綴歯科の技術向上や研究及び技術開発・補綴歯科学の啓蒙活動などを通じて国民の健康長寿などへの貢献を目的とする『日本補綴歯科学会』という団体があります。
この日本補綴歯科学会が定めた専門医制度に定められている基準をクリアし認定を受けた歯科医師が、入れ歯治療における専門医となります。

 

日本補綴歯科学会について

日本における補綴歯科の技術向上や啓蒙活動などを通じた国民の健康長寿への貢献を目的としている公益社団法人『日本補綴歯科学会』。
歯の欠損などによって生じるさまざまな問題の改善を促進し、日本生活の質(Quality of life, QOL)を維持・向上させるためのさまざまな活動をおこなっている団体なのです。
定期的な学会の開催による補綴歯科学の発展や、会員相互の進歩向上を目的とする教育活動などに加えて、平成4年7月には補綴歯科における高い水準の医療を提供し保健福祉に貢献することを目的とした「認定医制度」が定められました。

 

日本補綴歯科学会が定める専門医制度

こうして発足した「認定医制度」は、補綴歯科のさらなる発展をめざすべく平成17年8月に新たに「専門医制度」として刷新され、研修機関の認定や研修会の開催に加えて専門医認定のための審査によってより高い水準の専門医の認定・育成をおこなっています。
この専門医制度が定める研修や審査によって、補綴歯科をはじめとした歯科治療全般において卓越した知識・技術・経験を持ち合わせた歯科医師が「日本補綴歯科学会専門医」として認可されるのです。
この専門医の資格を有する歯科医師は、日本全国におよそ8万人いる歯科医師のなかで約1%程しかいないことからもその高い水準と認定基準の厳しさが伺えます。
さらにこの専門医の資格は、研修参加や研究発表を要する定期的な更新が必要であることから、日本補綴歯科学会専門医には常に最新の技術や知識が備わっていると考えられるのです。
したがって、日本補綴歯科学会専門医の資格を有する歯科医師には、卓越した知識・技術・経験が担保されていると考えることができると言えるでしょう。

 

専門医による治療のメリット

このように、卓越した知識・技術・経験を持つ日本補綴歯科学会専門医による入れ歯治療には、多種多様な入れ歯が存在する入れ歯治療においてそれぞれの患者さんの症例や要望に応じてその知識力・技術力・経験を活かした最適な治療を提案し実施してもらえるというメリットがあります。
さらにその高い知識・技術・経験は補綴歯科のみに留まらず歯科治療全般までも網羅しているので、治療対象の部位のみに留まらない口腔環境全体のバランスが考慮された治療を実現しています。

 

 まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、入れ歯治療における専門医制度について解説いたしました。
日本補綴歯科学会が定める専門医認定制度には非常に高い基準が設定されていることから、専門医の資格を有する歯科医師には卓越した知識・技術・経験を期待できることがおわかりいただけたかと思います。
この記事をお読みいただき、「専門医に入れ歯の相談がしたい!」と思われた方は、
公益社団法人日本補綴歯科学会ホームページ内、都道府県別専門医名簿
こちらからお住まいの地域の専門医を探してみてはいかがでしょうか?
ご自身の大切な歯の代わりとなる入れ歯だからこそ、こだわりをもって最良のものを装着することをおすすめします。

徳永 徹 歯科医師 医療法人社団徳永歯科クリニック 院長監修ドクターのコメント
年齢を重ねるごとに歯槽膿漏や虫歯によって歯を失っていきます。それでも、義歯を入れることにより、口腔の機能を回復させ維持することができます。
義歯を装着する目的には、食物を噛むことができるようにする、顔貌を元通りにする、正しく発音できるようにする、などがあります。合わない入れ歯を入れていますと、痛くて食事ができないだけではなく、顎骨の吸収を招き、さらに条件の悪い口腔環境になっていきます。適切な義歯を入れて噛み合わせや歯並びを回復させることで、楽しく食事ができることによって、QOL(生活の質)を確保できるようになります。
 
監修ドクター:徳永 徹 歯科医師 医療法人社団徳永歯科クリニック 院長



 

 入れ歯でおすすめの歯医者さん 近畿編


 

徳永歯科クリニック

出典:http://www.tokunaga-dental.jp/

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この記事の監修ドクター

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