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まずは正しく予防!風邪の症状と効果的な治し方をご紹介 2018.10.30

この記事の監修ドクター:
野中 親哉 医師(野中内科クリニック院長)

まずは予防から!風邪の予防に大切な4つのポイント


「風邪をひかないようにね」と挨拶がわりの言葉となっているほどに、私たち人間にとって風邪はいちばん身近な病気のひとつであると言っても過言ではないでしょう。
鼻水や熱など様々な症状で体調を悪くしてしまうつらい風邪は誰もが最もかかりたくない病気のひとつであるとも言えるのではないでしょうか?
そんな風邪をひかないようにするためには予防が大切です。風邪の原因は体の中にあるわけではなく、外から侵入してくる細菌やウィルスによって感染します。
あらかじめ予防を心がけ阻止できれば風邪をひかなくてすむのです。
また、体に侵入したとしても体がウィルスを退治できるだけの力があれば、風邪を発症することもありません。
まずは、しっかりと風邪を予防するためのポイントを4つご紹介します。

ポイント1:うがい&手洗い&マスクでウィルスの侵入を阻止しましょう


こまめな手洗いは風邪のウィルスを体に侵入させないために大切な予防となります。
外出先では見えないウィルスが存在しているため、何気なく触っただけでも手にウィルスが付着することがあり、その手で顔や口を触るとそこからウィルスが侵入してしまうのです。
したがって、外出先から戻った時に手をよく洗い清潔に保つことは風邪の予防としてかかせないこととなるのです。
また、うがいは喉の粘膜にホコリやウィルスが付着するのを防ぐことに加えて、すでに喉に付着してしまっているこれらを洗い流す効果があります。うがい薬を使えばさらに予防の効果は高まるでしょう。
マスクは花粉症の時にも用いられますが、マスクも風邪のウィルスを防御してくれます。
ウィルスの粒子は細かいのでマスクの繊維を通過してしまいますが、着用していることで約3割のウィルスは除去できます。

ポイント2:湿度をあげてウィルスの活性化を抑える

風邪の細菌やウィルスは空気が乾燥すると活発化します。
これにくわえて、鼻や喉の粘膜は空気が乾燥すると粘膜も乾燥してしまい防御機能が低下してしまいます。湿度をコントロールすることは風邪の予防に効果をもたらしてくれます。
ウィルスの活動が弱まる湿度は約50%です。さらに湿度が上がればウィルスの生存率も下がって行きますのでマスクの着用によって湿度60%~80%を保つようにすれば風邪を予防することができます。

ポイント3:食事で免疫力をアップする

バランスのとれた食事は免疫力をアップする効果があるため風邪の予防につながります。
ビタミンA・アミノ酸をはじめとする動物性たんぱく質は、鼻やのどの粘膜を強化してくれるので風邪の予防には欠かせない存在です。
また、ビタミン類の中ではビタミンCも免疫力の働きをサポートしてくれます。ビタミンCが多く含まれている食品にはピーマン・パセリ・アセロラ・せん茶・キウイ・いちご・グァバ・オレンジなどがあるので積極的に摂取するようにしましょう。

ポイント4:充分な睡眠と適度な運動で免疫力をアップさせる

体の免疫力を持続するためには、体に疲れやストレスを残さないようにしてあげることが大切です。そのためには充分な睡眠時間を取るようにしてあげましょう。睡眠時間は1日あたり6~7時間です。
また、体を動かす運動も免疫力のアップにつながっていきます。自分にとって無理な運動ではなくウォーキング・水泳・ヨガ・ストレッチなどの適度な運動をして免疫力をあげていきましょう。

風邪の原因となるウィルスとは?

「いつの間にか風邪を引いてしまった」と思われる方は多いと思いますが、風邪をひく人のほとんどがウィルスによる感染です。ウィルスが上気道といわれる鼻や喉に付着することによって感染してしまい風邪となるのです。
風邪の原因となるウィルスの数は多く200以上は存在しているといわれています。
かかってしまった風邪がどのウィルスかを特定するのはなかなか難しいのですが、風邪のウィルスには主にどんなものがあるのかみてみましょう。

ライノウィルス

風邪のウィルスは数多くありますが、ライノウィルスは大人の風邪の30%以上をしめていると言われています。ライノウィルスの特徴は冬に活発化するインフルエンザウィルスと違い春や秋に多くみられます。
潜伏期間は1から3日で、鼻や喉に炎症を起こして頭痛・喉の痛み・くしゃみ・鼻づまりを起こします。水のような鼻水から粘り気のある鼻水へと変化して発熱はせずに1週間から2週間以内に症状が軽減していきます。

コロナウィルス

コロナウィルスが原因の風邪の割合は10%ほどで冬の時期に発生しやすいのが特徴です。咳と排泄された便からのウィルスが口に侵入することによって感染し、潜伏期間は2~4日です。鼻やのどに症状が出ます。
エンテロウィルス
夏に流行するウィルスであり、手足口病やヘルパンギーナなどを引き起こす子どもの夏風邪の原因となるウィルスです。
発熱や頭痛、のどの痛み、発疹などの症状を引き起こし、時には下痢や嘔吐の症状があらわれます。
マイコプラズマ感染
ウィルスではなく病原微生物によって感染し病気を引き起こすこともあります。
風邪のウィルスに感染したのではなく、マイコプラズマに感染してしまうと10%~20%の方が肺炎になってしまうとても怖い病原微生物です。
マイコプラズマの潜伏期間は2~3週間程度といわれ成人から乳幼児まで感染し、家族にマイコプラズマにかかっている方がいれば家族内でうつってしまう可能性が高くなります。
症状は風邪とよく似ており咳が徐々に痰のからんだ咳へとかわってきます。頭痛・全身倦怠感・咽頭痛をともないます。
咳が長く続く、家族にマイコプラズマ感染症の方がいる、保育園などで流行っている、セフォム系抗生物質が効かないなどの症状があればマイコプラズマ感染が疑われます。

風邪の症状は?まずは引きはじめにチェックしましょう

風邪の症状はいつも同じではありません。風邪のウィルスや体の抵抗力によって違った症状がでてくることがあります。
また、風邪の症状を感じた際に速やかに治療をしたり休養をとることによって、風邪の症状が重くならずに早く治すこともできる可能性もでてきます。
こちらでは風邪の引きはじめの症状をご紹介してまいります。「もしかして風邪なの?」と思った方は、ぜひチェックしてみてください。

引きはじめは鼻と喉の不快感

風邪の症状として一番初めに現れるのが喉や鼻の違和感です。いつもよりも口の中が渇くと感じ始めたら要注意です。
その後、喉が痛くなり鼻水や鼻づまりなどの不快感に変わってきます。
この段階の症状は軽いため、見逃してしまったりすぐ治るだろうと思ったりする方が多いようです。
これらの不快感は体内にウィルスが侵入し始めているサインと考えてよいでしょう。

風邪の定番症状の鼻水と鼻づまり

風邪の症状には、必ずと言っていいほど鼻水と鼻づまりの症状がでてきます。風邪のウィルスが喉や鼻の粘膜に付着することで、炎症を起こしているのです。
特に風邪のひき始めには、水のような鼻水と鼻づまりが起こります。いつの間にか鼻声になっていたり、水のような鼻水が止まらなくなったりします。

喉の痛みはウィルスによる炎症

風邪のウィルスは口から侵入するため、喉に付着して炎症を起こしていきます。時間とともにウィルスが増え炎症が悪化すると、徐々にのどの痛みは酷くなり本格的な風邪へと突入してしまいます。
口を開けて喉の奥を見ると腫れて赤くなっていますので、お口の中を鏡でチェックするとよいでしょう。

ウィルスが喉を過ぎていくと咳になる

口や鼻から侵入してきたウィルスは、徐々に体の中へとはいってきます。
気道にウィルスが入り感染し炎症を起こすと脳のせき中枢を刺激して咳がでるようになります。
咳は痰を排出するためにもおこりますが、痰はウィルスや異物を排出しようと粘液が通常よりも多く分泌されるので、その痰をだそうと咳がより多くでてしまうのです。
咳には乾いたような咳と痰が絡んだようなしめった咳がありますが、乾いた咳はなかなか止まらないために体力を消耗するので早めに止めた方がようでしょう。
反対に、痰のからんだしめった咳を止めてしまうと、痰などの異物が排出できなくなるので無理に止めない方がよいとされています。

風邪は頭痛も引き起こします

風邪の症状は鼻水や咳ばかりでなく、頭痛も引き起こします。
これは風邪のウィルスが体に侵入した際に働く人体のもつ免疫機能による症状ですが、痛みが強かったりするとインフルエンザや他の病気の可能性もでてきます。
風邪の時に起きる頭痛は、発熱・のどの痛み・咳・鼻水などの風邪の症状が同時に起きます。
風邪の場合で起こる頭痛は、風邪薬を飲むことや風邪が治まることで症状は軽減していきます。

ウィルスと闘うために体は発熱する

風邪のウィルスが体内に入ってしまうと、体の免疫機能が働いて体温が上がります。体温を上げることで、体内に侵入してしまったウィルスと闘おうとしているのです。
したがって、熱を無理にさげてはいけない場合もあるので注意してください。
発熱が高くなるほど強いウィルスが感染したと考えられます。一般的な風邪よりもインフルエンザに感染した方が高熱となってしまうのはそのためです。

発熱する前に寒気が起きる

高い熱が出る前には、寒気が起きブルブルと震えてきます。
これは筋肉を震えさせることによって熱を生み出しているからです。熱がまだ出ていなくても、このような寒気が起きた時には、温かくして体を休ませてあげましょう。
免疫機能が風邪のウィルスを退治すれば、37℃前までにさがります。高熱が出た後には発汗して熱を下げていきます。

下痢や吐き気があればお腹の風邪かも?

風邪の症状である鼻水・咳・のどの痛み・くしゃみがなくても、下痢・腹痛・吐き気・発熱があれば胃腸風邪かもしれません。
胃腸風邪とは侵入したウィルスや細菌が胃腸に炎症をおこす感染性胃腸炎のこといいます。感染性胃腸炎は人にうつしてしまう可能性があることに加えて、正しい治療を行わなければ長引いてしまうので注意しましょう。
感染性胃腸炎は食べ物を摂取する時にウィルスが体内に入ってくることで感染してしまいます。
原因となるウィルスは、ノロウィルス、アデノウィルス、ロタウィルスなどが有名であり、ウィルス性の感染性胃腸炎は冬に発症しやすいのが特徴です。
サルモネラ菌や腸炎ビブリオ、カンピロバクター、大腸菌などの細菌による感染は、夏に感染しやすい胃腸炎です。

お腹が痛い!胃腸風邪の症状とは?

感染性胃腸炎は「お腹が痛い」という症状が一番よくあらわれる症状です。お腹の痛みは立っていられないほどの痛さがあり、長引くようなら胃腸風邪の可能性がでてきます。
また嘔吐も胃腸風邪の特徴としてあげられます。胃の中に侵入してきた細菌やウィルスを排除しようとして吐き出させようとしているのです。吐き気がある時には、無理して我慢せずに吐き出すようにしましょう。
その時に気をつけたいのが吐瀉物についてです。
吐瀉物を処理する時に他の人にウィルスや細菌をうつしてしまうことがあるので、手袋をはめて処理をし、その後は手を石鹸でよく洗っておきましょう。

関節痛やだるさをともなう症状は要注意!

のどの痛さ・鼻水・咳・くしゃみなどの症状や37℃程度の発熱の軽い症状の風邪ならば3日ほどから1週間ほどで治りますが、関節痛をともなう症状がある時はインフルエンザや重症化する恐れがあるので注意してください。
関節痛とは、関節の節々が痛くなることをいいます。関節痛がおこると倦怠感などの全体症状がでてきてだるくなってきます。無理をしないで病院で診てもらいゆっくりと休養しましょう。

風邪は万病の元!?風邪と間違いやすい病気とは?

軽い風邪の症状の場合には、およそ1週間ほどでほとんどの場合は快方に向かいます。ただし、風邪が悪化して違う病気を併発してしまったり、インフルエンザのような重症なウィルスに感染している場合もあるので油断は禁物です。
「ただの風邪だから」と油断することなく風邪にかかってしまったら、体を休めて適切な治療をしてあげるようにしましょう。
こちらでは風邪と間違いやすい病気をご紹介していきます。「なかなか咳が止まらない、」「熱が下がらない」「高熱がでる」など風邪の症状が悪化したり治らなかったりしている方はチェックしてみてください。

もしかして肺炎?風邪と間違わないために

肺炎と風邪は症状が似ているために、風邪をこじらせたら肺炎になると思っている方も多いことかと思います。
しかし肺炎と風邪は異なる病気であり、肺炎球菌感染症となっておこるのが肺炎です。
肺炎になると細菌やウィルスが肺胞に感染して炎症を起こしてしまいます。肺胞は酸素と二酸化炭素を交換する重要な部分ですので、この部分に炎症が生じると息切れがおこり呼吸が浅くなってきます。
肺炎にかかってしまうと、息が浅い・呼吸が早い・胸に強い痛み・38℃以上の高熱・息切れ・咳・黄色や緑色の痰・顔や唇が紫になるといった症状が長く続きます。
風邪と比べると肺炎の症状は重いのが特徴です。さらに、食欲が無くなることが多いので体力が落ちないうちに医療機関で受診するようにしましょう。

風邪から結膜炎になるって知っていますか?

結膜炎というと、目の病気で風邪とはまったく関係ないと思われがちですが、結膜炎は風邪が原因で発症する場合があります。
風邪をひくことで体の抵抗力が低下してしまい風邪と同じウィルスが結膜に感染して結膜炎を引き起こしてしまうのです。
風邪の病原体によって結膜炎はいくつかの種類にわけられます。

    • 流行性角結膜炎は、充血・めやに・流涙・異物感・眼痛・耳前方のリンパ節の腫れなどがおこります。原因はアデノウィルスの感染によるものです。症状が落ち着いた頃に角膜の表面に点のような濁りができたり、視力が悪化することがあります。
    • 急性出血性結膜炎はアポロ病とも呼ばれ、エンテロウィルスやコクサッキーウィルスの感染によってできる急性結膜炎です。症状は、充血・めやに・流涙、・ゴロゴロ感などです。白目に出血がみられ黒目には細かい傷ができ、酷くなると眼痛を起こします。
    • 咽頭結膜熱はプール病とも呼ばれて夏風邪から発症します。症状は、白目の充血・めやになどと目の症状は弱いですが、のどの痛みや高熱、呼吸器の症状がおきます。
    • 細菌性結膜炎は、インフルエンザ菌・肺炎球菌・黄色ブドウ球菌・淋菌などの細菌によって引き起こされます。症状は、充血・膿のあるめやに・ネバネバのめやに・流涙です。淋菌によって感染した場合には細菌性角膜潰瘍ができ眼痛や髄膜炎、菌血症などの病気を引き起こすこともあります。

止まらない咳は気管支炎の可能性が!

風邪を引くことによって咳が出てしまうのは一般的ですが、その咳がいつまでたっても止まらない場合には気管支炎の可能性が疑われます。
気管支炎は左右の気管支に起きた炎症のことをいい、急性気管支炎と慢性気管支炎に分けられますが、風邪のウィルスが原因の気管支炎は急性気管支炎です。
気管支炎はインフルエンザウィルス・アデノウィルスなどのウィルスが感染し、弱った気道にインフルエンザ菌・連鎖球菌・肺炎菌などによって引き起こされる二次感染です。
急性気管支炎の症状は乾いた咳から湿った咳に変わり、やがて痰がからむせきになります。呼吸する時にゼエゼエという音が聞こえ、気管支炎が肺炎になってしまうと38℃以上の高熱・咳や痰・全身の倦怠感・呼吸困難と悪化してしまいます。
風邪は治ったのに、咳や痰が何週間も続く場合は気管支炎の可能性をがあるため医師の診断をあおぎましょう。

インフルエンザと風邪!症状の違いを把握しておこう

「風邪だと思っていたのに実はインフルエンザだった?」
このようなことにならないためにも、インフルエンザの症状や特徴を知っておきましょう。インフルエンザの症状と早く気がつくことができれば、治療ができ症状を早めに改善することができます。
インフルエンザに完全してしまうと突然38℃以上の高熱におそわれます。同時に倦怠感・関節痛・筋肉痛・頭痛・食欲不振となり全身症状があらわれてきます。
喉の痛みや咳は、全体症状よりも約1週間してからあらわれてくるのはインフルエンザの特徴です。風邪の場合だと呼吸器の症状である咳やのど痛みは初期症状としてでてきますが、インフルエンザウィルスに感染した場合には後からあらわれてきます。
インフルエンザの潜伏期間はだいたい1日から3日といわれ、その後インフルエンザを発症します。発症して1~3日は高熱続き約1週間後から、咳・鼻水・のどの痛みがでてきます。
インフルエンザは合併症を起こすと肺炎やインフルエンザ脳炎になり重症化することに加えて、症状も重く辛いので早めに医療機関で診てもらいましょう。

風邪を早く治したい!体をサポートしてあげましょう

風邪をひいてもその人の持っている免疫力のよって風邪の症状と治り方は違ってきます。できるだけ風邪を早く治したいのであれば、自身の免疫力をあげてしっかりと休養することが大切となってきます。
ここからは、どんな食べ物や飲み物が風邪を早く治してくれるのかご紹介してまいりますので、ぜひご覧になって風邪の治療に役立ててください。

風邪のときにはビタミンCが有効です

風邪をひいた時には免疫力を上げ早期治癒を図るために栄養素が必要となってきます。栄養素の中ではビタミンCがもっとも風邪に有効だとされており、多くのビタミンCを摂取することで風邪が早く治ったという報告も聞かれます。
ビタミンCは野菜や果物に多く含まれているので、簡単に摂取することができます。またビタミンCのサプリメントも販売されていますので、利用してみてもよいでしょう。

風邪が早く治る食べ物とは?

ビタミンCが多く含まれている果物がおすすめです。
いちご・りんご・バナナ・みかんなどにビタミンCが多く含まれていますので風邪が早く治る食べ物としてあげられますが、消化が悪いときや胃腸が弱った時には避けた方がよいでしょう。
免疫力を高めてくれる食べ物としてあげられるのが、納豆・ヨーグルト・しょうが・ネギ・にんにくです。また、喉の痛みを緩和してくれる食べ物として、はちみつ・れんこん・しょうがあります。

水分をたっぷりと!風邪の時に飲みたい飲料は?

風邪をひいた時には熱や汗で水分が失われるため水分補給は欠かせません。
しかし、ただ多くの水分を補給するのではなく一度に少しずつ補給し、室温ぐらいの飲み物を飲むようにして下さい。風邪の時に不足しがちになってしまうミネラルを補給するためには、経口補水液やスポーツドリンク、栄養ドリングなどがおすすめです。
また体を温めるのと同時に免疫力を高めてくれる生姜湯や紅茶に生姜を溶かすジンジャーティもよいでしょう。飲みにくい場合は、はちみつや砂糖を入れると飲みやすくなります。
喉に痛みを感じる時にぜひ試して欲しいのが、はちみつレモンです。お湯にはちみつを入れてレモンを浮かべてるだけでOKなので簡単につくることができます。
はちみつに含まれているグルコン酸とレモンに入っているビタミンCには殺菌効果があるので、炎症を起こした痛みのある喉に効果があります。
風邪のときには、冷たい飲み物ではなく温かい飲み物で体を温めてあげるようにしてください。

風邪を治す治療方法をご紹介

風邪を引いてしまったら栄養と休息をとることは大切ですが、やはりしっかりと治療をして症状を軽くし早く治したいものです。
風邪の治療方法には、ドラッグストアで市販薬の購入、病院での処方箋・点滴などを受けるなどいくつか治療方法が存在しています。風邪の治療方法についてご紹介していきましょう。

ドラッグストアで購入できる風邪薬の選び方

風邪薬はドラッグストアにいくと数多くの種類の製品が並べられています。簡単に風邪薬が手に入るということですが、自分の風邪の症状に合う風薬を見つけるのは大変かも知れません。
風邪薬を選ぶ時には、パッケージをチェックします。総合感冒薬と記さているのはどんな症状の風邪にも効く成分が入っていますので、常備薬として用意しておく事をおすすめします。
ピンポイントで風邪薬を選びたい時には、自分の風邪の症状に近い風邪薬を選ぶようにしてください。「咳や痰に」「発熱に」「鼻水に」と書かれている薬は、このような症状を緩和してくれる成分が多く含まれていますので、ご自身の症状と合った薬を購入しましょう。
その他にも薬局には、トローチ・うがい薬・のどスプレー・解熱鎮痛剤・鼻炎薬などたくさんありますので、お店の薬剤師に相談してみるとよいでしょう。
市販の薬であっても、必ず用法容量を守って服用するよう心がけましょう。

漢方薬は風邪に効果はあるのか?

風邪のひきはじめには漢方薬が効果あるといわれています。
葛根湯は免疫機能とウィルスが戦い始めると喉の痛みや倦怠感があらわれて炎症を抑えてくれる働きを持っています。
葛根湯がウィルスと闘っている免疫細胞をサポートしてくれるので、漢方薬である葛根湯を飲むことで風邪が早く治り、軽い発熱ですむというデータもあるほどです。
漢方薬の葛根湯には7つの生薬が合わさっており、発汗・解熱・鎮痛を促してくれます。
西洋医学の熱を下げるという考えとことなり、体を温めることで発汗させて解熱に導きます。服用しても眠くならないので、仕事や運転などに支障をきたさないのも葛根湯の特徴です。

風邪で点滴をする場合

鼻水やくしゃみなどの一般的な軽い風邪は点滴をおこないませんが、胃腸風邪と診断された場合には点滴をすることがあります。
胃腸風邪は嘔吐や下痢により、水分がなくなってしまうことに加えて、食べたり飲んだりできなくなり脱水症になってしまう恐れがあるからです。
また、体力がない方や高齢で弱っている方にも点滴をすることがあります。

点滴では風邪の薬ではない

点滴は水分が取れない患者に対して脱水症にならないように水分を補う目的で使用されます。点滴を打つと風邪も良くなると思われがちですが、点滴には風邪を治せるお薬が入っているわけではありません。
しかし、ベッドでゆっくりと2時間休めることと、点滴を打ったことで精神的に体が楽になったと感じる方は多いようです。

まとめ:風邪のひきはじめの症状を見極めて元気な体を取り戻しましょう!

誰もが引いたことのある風邪について、風邪の予防・風邪の原因・肺炎と風邪の違い・風邪の症状・風邪に有効な食べ物・風邪の治療方法・風邪が原因の病気などをまとめてみました。
風邪といっても感染するウィルスの数は多く、症状によってはインフルエンザや肺炎と間違えてしまう可能性がでてきます。風邪を引いたときにはご自身の症状を見極めて適切な治療を受けることが大切となるでしょう。
「たかが風邪」だと楽観視せずに、体を休めて免疫力を高めて元気な体を早く取り戻してください。
風邪についての知識があれば「この症状はおかしいな」と早く気づくことができ、早期発見、早期治療につながります。

野中 親哉 医師 野中内科クリニック 院長監修ドクターのコメント
抗生物質=風邪薬と思われがちですが、必ずしも風邪の治療薬とならないこともあります。風邪をひいた患者様に「抗生物質が欲しい」と言われることも多いのですが、抗生物質はあくまで細菌感染の場合に有効であって、全ての風邪に万能とは断言できません。
また記事にもある「胃腸風邪」の場合の下痢ですが、悪いものを出そうとして下痢の症状が出ています。そのため出し切ってしまうことが大事で、下痢止めの薬などで無理に止めてしまうとかえってこじらせてしまいます。おかしいなと思ったら、自己判断する前に医院を受診することをお勧めします。
さらに寒い時期にはインフルエンザも流行します。熱が出てすぐ慌てて受診する方もいますが、検査するのが早すぎるとインフルエンザと診断されにくいものです。熱がどんっと出たところを発症点として、そこから半日位経って鼻水が出だす、というのがポイントです。そのウィルスがたくさん出てきた鼻水で検査するというのが望ましいタイミングと言えるでしょう。
風邪もインフルエンザもかかってしまうと様々な症状で悩まされることも多いと思いますので、記事にもあるような「うがい、手洗い、マスクの使用」などで日頃から予防に努めていただければ、と思います。
 
監修ドクター:野中 親哉 医師 野中内科クリニック 院長


 この記事の監修ドクター

野中 親哉 医師 野中内科クリニック 院長

出典:http://nonakanaika-cl.jp/
野中 親哉 医師
野中内科クリニック 院長

PROFILE

1987年 大阪医科大学卒業後、済生会吹田病院勤務
1990年 彰療会大正病院勤務
1994年 博士号取得後、彰療会大正病院副院長に就任
2003年 吹田市津雲台にて、野中内科クリニックを開設