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虫歯?それとも汚れ?子供の歯が黒い原因を症状別にチェック!

虫歯?それとも汚れ?子供の歯が黒い原因を症状別にチェック!
笑顔とともに見える白い歯は、清潔感があり、印象もよくなる傾向があります。そのため、大人と同じで、子供の歯も健康で白い色をキープさせたいものです。しかし、子供の場合、乳歯といわれる大人の歯よりもやわらかい歯質のため、さまざまな影響を受けて黒い歯になることがあります。
そこで、ここでは子供の歯が黒い場合、どのような原因が考えられるのかということについて、Medical DOC編集部がお届けします。
この記事の監修ドクター:
山岡 昌彦 歯科医師 山岡歯科医院 院長


 

 大人の歯よりも繊細な子供の歯


子供の歯は、個人差もありますが生後8か月前後から生え始めるといわれています。初めに生えてくる歯は、乳歯といいます。乳歯は3歳ごろにすべて生えそろうとされていますが、6歳ごろから第二生歯といわれる永久歯が生えてくると役目を終え、抜け落ちます。その点が大人の歯との大きな違いです。

 

乳歯の特徴

乳歯は、永久歯と比べるとやわらかい材質で、厚みも半分くらいしかないといわれています。そのため、研磨剤入りの歯磨き粉で強くブラッシングすると、歯の表面を削ってしまうことがあります。また、虫歯の進行が速く、放置しているとあっという間に神経に達し、永久歯に影響を与えてしまう可能性があります。
大人の場合、神経に達すると激しい痛みを感じやすいですが、未発達な子供の場合、神経が比較的早く壊死(えし)します。何かに夢中になっていると痛みに気がつかなかったり、痛みをほとんど感じることなく重症化したりしやすいのが特徴です。

 

 子供の歯の表面が黒い原因

大人の歯に比べるともろさのある子供の歯は、さまざまな影響を受けやすく、表面が黒くなることがあります。歯の表面を黒くしてしまう原因としては次のようなものが代表的です。

 

神経の損傷

歯を強打するなどの原因で歯が大きく動き、「歯髄(しずい)」といわれる歯の神経を傷つけると、歯を黒く変色させることがあります。強打してすぐは、歯髄の内出血により歯の表面がピンク色っぽく見えることがあります。しかし、時間が経過すると内出血した部分が黒ずんで見えるようになります。検査・診断によって神経が死んでいると判断されれば、永久歯に影響を与えないよう、歯の根っこを守る根管治療を行うのが一般的です。

 

着色

外傷の可能性がないにもかかわらず、歯と歯の間や奥歯の表面などが黒ずんでいたとしたら、食べ物や薬などによる着色の可能性が考えられます。子供の歯はやわらかく、歯ブラシなどで歯の表面を削ってしまうことがあります。ざらついた歯の表面には色素が着色しやすく、色素の強いお茶やうがい薬などを服用していると、黒い歯に見えることがあるといわれています。
着色汚れは研磨剤入りの歯磨き粉を使うことで改善が期待できます。しかし、研磨剤はやわらかい乳歯の表面を傷つけてしまう要因となることが多く、良かれと思ってやったことが逆効果となりかねません。
外的な要因による着色の場合、歯を欠損させる可能性はほとんどないといわれているため、無理に改善を試みる必要はありません。気になるようであれば歯科医院を受診して歯のクリーニングをしてもらうとよいでしょう。

 

虫歯予防の薬剤

子供の歯は、虫歯になると一気に症状が進行してしまうことから、虫歯の予防が重要と考えられています。そのため、歯科医院によってはサホライド(フッ化ジアンミン銀)といわれる虫歯予防薬を歯の表面に塗布することがあります。
サホライドは、歯が生えてきたころから使用できる薬剤で、生え始めの段階で塗っておくことで虫歯になりにくくなるという効果が期待できます。ただ、薬剤には硝酸銀が含まれており、歯の表面の凹凸部分でタンパクと結合すると黒い歯になることがあります。
サホライドによって歯が黒くなると、サホライドがついた部分を削らないと落とすことができません。永久歯の生え変わるころからサホライドを使用する歯科医院があるものの、塗布するとおおむね黒くなるため、あらかじめ保護者に確認してから行われるのが一般的です。

 

 子供の歯の溝にできた黒い線や黒い筋の原因

表面が黒いというわけではないけれど、子供の歯の溝に黒い線や黒い筋があるという場合、次のような原因が疑われます。

 

虫歯

丁寧にブラッシングをしているから大丈夫と思う人もいるかもしれませんが、歯と歯茎の間には歯周ポケットといわれる溝があります。この歯周ポケットはとても狭い隙間で、歯ブラシの先端を当ててもうまく食べかすなどを取り除くことができません。
虫歯のできやすい条件がそろうと歯と歯茎の溝の部分から虫歯になり、子供の歯の溝に黒い線ができたり、黒い筋ができたりするようです。歯磨きをしても黒い線や筋が取れないようであれば、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

 

金属による着色

それほど多くありませんが、金属のスプーンなどをかじって遊んでいると、歯へ付着した金属によって黒い変色をもたらすことがあります。場合によっては歯ブラシで落とせますが、外的な色素沈着の場合、歯磨きでは落としきれないことが多いといわれています。なかなか色が落ちない、あるいは黒い線や筋が目立つようになってきたら、歯科医院を受診し、専門の歯面清掃器具で歯についた汚れを落としてもらいましょう。

 

 子供の歯にできた黒い穴の原因

子供の歯に黒い点や穴を見かけた場合、その多くが虫歯によるものといわれています。

 

虫歯

黒い点や穴が必ずしも虫歯というわけではありません。しかし、食べ物をかむ面や歯と歯の隙間、歯と歯茎の溝付近などにある場合、虫歯が疑われます。ごく初期の虫歯の場合、黒い色というより白濁色であることも多いですが、症状の進行により黒さが目立つようになってきます。
穴が開いて黒くなっている場合、虫歯を治療したときの詰め物が取れたり、かけたりしているだけという可能性もあります。ただ、その場合でも歯に穴が開いた状態を放っておくと、歯の表面よりもやわらかいといわれている歯の内側の象牙質が溶けてしまい、虫歯になりやすかったり、症状を悪化させたりすることがあるため、気がついた時点で歯科医院を受診するのがベストです。

 

 定期的な検診で子供の歯を守ることが大事


子供の歯である乳歯は、とてもやわらかくて繊細です。さまざまな原因で歯が黒い色に変色してしまうため、日ごろからよく観察しておく必要があります。
ただ、素人では着色による歯の黒ずみか、神経の損傷や虫歯などの病気による黒ずみかを判断することは難しいです。気がついたときに歯科医院を受診すれば、まず、大事には至りません。子供の歯を守ろうと考えるのであれば、定期的に検診を受けて、異常の有無をチェックしてもらうことが重要です。子供の歯が黒くなってしまう前に対策を始めましょう。

山岡 昌彦 歯科医師 山岡歯科医院 院長監修ドクターのコメント
昨今、子供の虫歯は明らかに少なくなっています。口腔管理の大切さを保護者の方が理解されるとともに、毎日の口腔ケアや定期的なフッ素塗などの習慣が周知されてきたからでしょうか。ただ、ほんの数か月でも管理がおろそかになったり間食が増えたりすると、あっという間に子供の虫歯はできてしまいます。また、最近の子供たちはお口がポカンと開いた子が多い。これは口呼吸のためであり、歯並びの乱れや虫歯の増加にも関係があります。当院は子供たちの健やかな成長を願って虫歯の予防、治療のみならず口腔ケア、歯列の育成を含めた矯正もおこなっております。お気軽にご相談ください。
 
監修ドクター:山岡 昌彦 歯科医師 山岡歯科医院 院長



 

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山岡歯科医院

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この記事の監修ドクター

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