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虫歯を治療した後も白い歯が長持ち!セラミックって何?


虫歯の治療で詰めものや被せものが必要な場合、どのような素材を選びますか?銀歯は比較的安価に治療を受けられるメリットはありますが、見た目の銀色を気にされる方もいますね。また、白いプラスチック素材に関しては、見た目はいいものの素材が軟らかいために壊れやすいというリスクがあります。
そこで、詰めものや被せものにセラミックを使用すると、白い状態で長持ちさせることができます。ではセラミックとはどういう素材なのでしょうか。治療費は高いのでしょうか。今回は、虫歯の治療の詰めものや被せものを長持ちさせたい人のために、セラミックを使った虫歯の治療についてMedical DOC編集部がお届けします。
この記事の監修ドクター:
濱田 啓一 歯科医師 はまだ歯科医院 副院長


 

 虫歯の進行度と治療


虫歯は、進行度合いによって、C0~C4まであり、治療方法が異なります。進行度合いが軽い場合は削る必要はありませんが、進行度合いによっては、削ったうえで詰め物をしたり、上からかぶせ物をしたりして治療を行う場合もあります。どのような症状が現れたら、どの程度の虫歯なのでしょうか。段階別にご説明します。

 

削る必要のない初期虫歯C0

ごく初期の虫歯は、削らなくても治療が可能です。進行度としてはC0と言われます。歯の表面が溶け始めた状態で、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。歯の表面が白く濁ったような色に変わっているのが特徴です。歯磨きを適切に行ったり、フッ素を塗布したりすることによって、虫歯の進行を抑えられます。

 

歯の表面の虫歯C1

C1の虫歯も、痛みはありません。歯の表面のエナメル質が侵食されている状態ですが、C0と同じくフッ素塗布などで経過をみるか、虫歯を削って修復材を詰めるという簡単な治療で対応可能です。麻酔を使わず治療ができる場合もあります。

 

痛みが出始めるC2

虫歯がエナメル質の次の象牙質まで進行したのがC2の状態で、冷たいものを口に入れたりすると少し痛みがあります。麻酔を行うことで治療中に急な痛みが出ることなく安心して治療を受けられます。虫歯を取り除いた部分が大きい場合は詰めものを施したり、歯の強度を回復するために、詰めものではなく被せ物を施す場合もあります。

 

神経まで進行したC3

虫歯がC3まで進行すると、神経まで達しているので、熱いものがしみたり、何もしていなくても激しい痛みを伴ったりすることがあります。できる限り歯の神経を保存する歯髄温存療法を施し、場合によっては根管治療が必要となる場合もあります。虫歯を大きく削っており強度の不安がありますので歯に被せ物を行うことで強度の回復を施します。

 

C4まで達すると……

C4の虫歯は歯の根だけになった状態です。残念ですが歯を残して治療することが難しい場合も多く抜歯をしたうえで、ブリッジや部分入れ歯、インプラント治療で噛み合わせを回復します。

 

 虫歯の治療で使う歯の詰めものや被せものの素材

主にC2の虫歯の治療においては、歯に詰めものを施します。また、C3では歯に被せものを施します。詰めものや被せものの素材の種類によって、見た目や耐久性、値段などが異なります。代表的な種類をご紹介します。

 

プラスチック

光を当てることで硬化するプラスチック素材を詰め物として利用する方法です。コンポジットレジンと呼ばれます。色が白く歯の色に似ているため、見た目の回復に優れているのが特徴です。また、保険適用されるため、比較的安価に治療を受けられます。ただし、プラスチックですので経年的に変色したり、奥歯に使用するには強度の面で不安が残ります。最近ではダイレクトボンディングと呼ばれる手法でより強度が強く、変色の少ない
自由診療を想定した高品質なコンポジットレジンを使用し歯の形態を回復する治療方法も盛んに行われています。

 

金銀パラジウム合金

いわゆる銀歯と言われるもので、保険適用されます。プラスチックと比べて少しだけ費用が高いですが、耐久性はあります。ただし、合金の中に含まれるパラジウムは金属アレルギーを誘発しやすい金属であるといわれており注意が必要です。

 

セラミック

セラミックは、お茶碗やマグカップなどの陶磁器をイメージしていただくと分かりやすいと思います。水に強く、汚れてもツルツルなのですぐ落ちますし、耐久性も高く、歯のような複雑な色の再現も可能です。私たちは熱いもの、冷たいもの、酸性、アルカリ性など様々な食事をとりますが歯の詰め物や被せ物もそれに耐えうる品質が必要です。
セラミックにはいくつか種類がありますが、詰めもので8万円前後、被せもので1本約10万円から15万円と高額な治療費がかかる点はデメリットです。セラミックの品質は飛躍的に向上していますがお皿のようにパリンと割れてしまう可能性を完全に回避することはできませんただし、セラミックの治療をより多く経験している歯科医師は弱点をうまくカバーして治療することができます。また、金属のようにアレルギーの心配がないのも大きなメリットです。

 

金歯

金歯もセラミックと並んで歯に優しい治療方法です。金は非常に安定した金属ですので銀歯のように金属が溶け出し歯肉が黒くなったりすることはありません。もちろん耐久性の面でも安心できます。また高品質な金は金属アレルギーの心配がほとんどありませんので金の治療を選択する場合には金の質についてもごだわりたいところです。
ただし、文字通り金色ですので奥歯以外に使用するのは難しくなります。

 

 虫歯の治療に使用するセラミックの種類

虫歯の治療で使うセラミックについて、代表的なものをご紹介します。

 

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックとは、プラスチックとセラミックの合いの子です。プラスチックより劣化しにくく、色の種類が豊富で審美的な治療が可能です。費用が安く済むのはメリットですが、耐久性においては強度が弱いために純粋なセラミックに劣ります。
以下の3つはいずれも「セラミック」とよばれているものです。
いずれも審美性、耐久性に優れていますので甲乙つけがたいといえます。
担当医とよく相談をして決めましょう。

 

オールセラミック

オールセラミックはジルコニアや金属を使用しない詰め物や被せ物をさす場合が多いようです。メタルボンドやジルコニアセラミックは2層構造ですが、オールセラミックは単一構造でも審美性が得られ、より安定した品質であるとされています。
オールセラミックでも前歯などより審美性を追求する場合にはセラミックの2層構造とする場合もあります。

 

メタルボンド

セラミックの内側が金属でできているものです。オールセラミックやジルコニアが登場する以前から使用されているため歴史が長く安心して使用できます。ただし使用する内側の金属によっては金属アレルギーや金属が溶け出し歯肉が黒くなってしまうなどの心配がありますので質の良い金属が使用したいところです。

 

ジルコニアセラミック

セラミックの内側が人工ダイヤと呼ばれるジルコニアでできているものです。強度と審美性両方を兼ね備えた素材でオールセラミックと同様に今後の主流になると思われます。オールセラミックと比較し若干ですが価格帯が高いことが多いです。ジルコニアも単体でも様々な色調を再現できるようになってきておりジルコニアの単一構造とする場合もあります。

 

 虫歯治療に美しさを求めるならセラミック

今回の記事では、虫歯の段階と治療方法、歯の詰めものや被せものの素材についてご紹介してきました。虫歯の痛みが出始めるC2になると、治療で詰めものや被せものが必要です。また、C3になると、被せものが必要です。それ以降になると抜歯をしたうえで入れ歯や、ブリッジ、またはインプラントなどの処置をしなければなりません。
歯の詰めものや被せものの素材として、プラスチックや銀歯、金歯やセラミックがあります。プラスチックや銀歯は保険適用されますが、耐久性や審美性、アレルギー反応などデメリットもあります。セラミックは保険適用外ですが、耐久性・審美性ともに優れています。高額な治療になってしまいますが同時に長持ちもするので、虫歯の治療が必要な人は、検討してみてはいかがでしょうか。

濱田 啓一 歯科医師 はまだ歯科医院 副院長監修ドクターのコメント
京王新線初台駅にあります、はまだ歯科医院です。
治療面では可能な限り歯の神経を残す歯髄温存治療、精密根管治療に力を入れ
ケアでは予防歯科に重点をおいた虫歯や歯周病に強いお口づくりのお手伝いを
しております。
今回はセラミックの利点、欠点について監修させていただきました。
セラミック治療は今や特別な治療ではなくなってきました。歯科治療は全てそうですが
一つ一つのステップをしっかり行わないと良い結果を伴いません。我々、はまだ歯科医院では自分を受けたい治療、家族に受けてもらいたい治療を理念とし基本に忠実な治療
を心がけています。
セラミックの治療は歯を白くすることだけに目がいきがちですが詰め物や被せ物の本来の役割は噛み合わせを回復することと虫歯を再発させないことです。虫歯を再発させないためには細菌が中に入り込まないよう歯にピッタリ合う詰め物の精度と歯とセラミックの確実な接着操作が肝心です。
当院ではセラミックのなかでもプレスセラミックと呼ばれる精度の最も優れたセラミックを使用し、接着操作においては唾液による水分の影響を受けないようラバーダム防湿を行い確実な接着操作を目指しています。一つ一つのステップを確実に行うことで
患者様により安心して受けていただけるセラミック治療を追求してまいります。
 
監修ドクター:濱田 啓一 歯科医師 はまだ歯科医院 副院長



 

 虫歯治療でおすすめの歯医者さん 関東編


 

はまだ歯科医院

出典:http://www.hamada-dc.com/

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【火・金・土】9:30~19:00
【日】10:00~18:30(日曜日は「クリーニング・矯正治療の日」となりますので、それ以外の診療の予約はできません。)
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この記事の監修ドクター

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