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気になるニキビの対処法!跡を残さないおすすめのケア方法は?(1/3)

この記事の監修ドクター:
高橋 典大 医師(飯田橋クリニック院長)

ニキビができると気分が落ち込み、人前に出るのも嫌になってしまいませんか?

ニキビ跡のケアはもちろんのこと、そもそもニキビができる原因を取り除いて、毎日を明るく過ごしましょう。


 

 ニキビができる仕組み

適切なケアを怠ると、繰り返し悩まされることにもなるのがニキビの厄介なところです。洗顔も入浴も欠かさずおこなっているのにニキビができてしまったりなかなか治らない理由とは一体どのようなものなのでしょうか?
この答えを知るためには、まずヒトの肌に本来備わっている仕組みについて知っておく必要があります。
肌本来の機能が十分働いている肌とは、すなわち健康な肌のことです。
健康な肌というのは、表皮の下の角質層に約20%程度の水分が保たれている状態であり、適度な水分量が枯れることなく柔らかさも維持できているのは、さらにその上を天然の皮脂膜が覆っているからにほかなりません。
この皮脂膜の正体は、汗腺から分泌されている汗と皮脂腺から分泌される皮脂です。
ところが、水分である汗との皮脂とのバランスが崩れ皮脂の分泌量が過剰に傾けば、肌は当然ベタつくようになります。
さらにベタついた状態が長引くほど毛穴は詰まりやすくなり、汚れによって塞がれた毛穴の中ではニキビの元をエサにするニキビ菌が活発に活動して新たなニキビをできやすくするのです。
 

 

 

 毛穴詰まりを加速させる2つの原因

日常生活の中で、ニキビ菌の繁殖を促しニキビのできやすい肌状態に傾けている原因は大きく2つあり、そのうちひとつが普段使っている化粧水による影響によるもの、もうひとつは生活環境の乱れなどが引き起こすストレスだと考えられます。
これらの原因が具体的にどんな影響を及ぼしているのか詳しく見ていきましょう。

 

 化粧水がもたらすニキビへの影響

化粧水の主な役割は、洗顔後の肌に水分を補充し潤いを与えることです。
より多くの機能を備えた化粧水が出回っていることもあり、数ある基礎化粧品の中でも欠かせないアイテムとして使われているのが化粧水であるとも言えるでしょう。
しかし、すでに過剰な分泌によって十分すぎるほどの皮脂が出ている肌に使用する場合には、化粧水の使用は慎重に進めていく必要があります。
例えば、普段から高い保湿力を備えた化粧水を使っている人が皮脂の過剰な肌にも同じように使ったらどうでしょうか?
おそらくほとんどの場合、ベタつきが気になる肌は不快感を増しニキビの温床となると考えられます。

このように化粧水選びひとつをとっても、場合によってはよりニキビをできやすい肌状態に近づけてしまい、水分と油分のバランスが崩れた肌の上では化粧水が持つ効果がかえってニキビの発生を促してしまうということに気付かなくてはいけません。
また、自然とオイリーに傾いてしまった肌に対しては過剰ケアにならないような使い方の工夫をし、化粧水のテクスチャーそのものを見直すなどの対処が不可欠となってきます。
それでは、化粧水以外のアイテムでニキビの原因となり得るものについても考えてみたいと思います。

 ファンデーション

ファンデーションもシミやくすみ・ニキビ跡など効果的にカバーする効果が期待され、ベースメイクには欠かせないアイテムのひとつとなっています。
多くの方が利用しているファンデーションは、実はそのカバー力ゆえに毛穴を詰まらせてしまい、ニキビのできやすい肌状態を招く原因をつくります。
もちろん、肌の悩みは改善しつつ毛穴詰まりを起こしにくい処方のファンデーションもありますが、基本的には肌の上に一枚のベールをまとわせるのと同じで、ニキビの悩みにとって根本的な解決には至らないのがほとんどです。
ニキビが少しでも気になるときにはできるだけ毛穴を塞がない努力をするのが必須であり、カバー力の高いファンデーションの使用を控え、肌を必要以上に覆うストレスから解放してあげる工夫も必要となります。

 クリーム

肌の上にのせるクリームの役割は、化粧水で補った水分の蒸発を防ぎラップのように蓋をすることです。
過剰な皮脂分泌と同時に肌の水分量までが失われて乾燥が激しくなると、肌の機能はさらにそれを補おうとしてより活発に皮脂の分泌を始めます。
このような場合は、化粧水による適度な水分補給と同時に補った水分の蒸発を防ぐ意味でクリームまたは軽い乳液などで蓋をすることに意味があり、一時的にでも過剰な皮脂の分泌を食い止める対処法にはなります。
しかしここでクリームを使用することの意味は、あくまでも正常な肌バランスを整えるための方法としてとらえるのが重要であり、短期間に肌を潤わせるなどの理由からベタつきが気になるほどたくさんの量を使用するのは毛穴を詰まらせる結果となってしまいニキビにとっても逆効果なのです。

 

 ストレス

ニキビの大きな原因である毛穴詰まりの影響は、化粧品の外的な刺激以外にもあります。
そのもうひとつの原因が体の内部から発生するストレスであり、こちらはなかなかケアがしにくくニキビが長引く理由にもなっています。
ではこのストレスの原因を探り、適切なケアをするにはどうすればいいのでしょうか?
まずは身体がストレスを感じる時の体内の状態に注目し、その鍵となるストレスとホルモンバランスの関係を解説してみます。

 ホルモンバランスが影響するストレスとニキビの関係


ヒトの体にはその恒常性を保つためのホルモンが働いて身体全体の健康が保たれています。
非常にデリケートかつすぐにバランスを崩してしまうという特徴を持ったホルモンは、胃腸の働きを弱めニキビができやすい体内環境を作り出してしまうこともわかっています。
ニキビとの関連が深いと言われるホルモンは、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロン、さらに男性ホルモンのアンドロゲンなど一般には性ホルモンと呼ばれるグループとなります。
基本的に男性ホルモンは皮脂の分泌を過剰にし、女性ホルモンはそれを抑制する力を持って健康な肌に必要なバランスを保っています。
しかしさまざまな理由からホルモンの分泌量に偏りが起きると、今度は一気にバランスを崩してニキビなどの気になる肌悩みを発生させる原因を作り出してしまうのです。
体内のホルモンバランスの乱れを招く理由の中でも、特に幅広い年代の人に共通しているのがストレスの存在です。
身体の中にたまったストレスは不眠や食欲不振、女性の場合は生理不順などを引き起こすため、結果的にニキビと結びついてしまうような原因をいくつも作り出します。
気になるニキビの問題から少しでも解放されるためには内面のケアにも注意を向け、ストレスを貯めない生活習慣を身に着けることも重要と言えそうです。

 

 ニキビの症状は人それぞれ

ニキビは、医学用語でいうところの「尋常性ざ瘡」に該当します。
要は「ニキビ菌の影響によって毛穴が炎症を起こすもの」という意味ですが、実際のところその症状にもいくつかのパターンがあることがわかっています。
ここからはニキビのタイプ別の特徴をご紹介していきたいと思います。

 

 炎症が気になるニキビの特徴

毛穴の中に侵入したニキビ菌が皮脂や汚れをエサにして繁殖し、炎症を起こした状態がいわゆる赤ニキビです。
赤ニキビは毛穴の炎症が広がり赤く腫れあがるのが特徴で、人によっては単なる見た目の炎症だけでなく、熱感と同時に痛みをともなう場合もあります。