1. Medical DOCTOP
  2. 生理不順なのにピルが合わない…どうしたらいい?

生理不順なのにピルが合わない…どうしたらいい?

生理不順で悩んでいるときに、ピルを処方されるという話はよく聞きますよね。合う人には効果的ですが、副作用のある薬のため合わない人も多いようです。もし合わない場合、生理不順は治せないの? ピルに関する疑問を、石川てる代ウィメンズクリニックの石川先生に解決してもらいました。

監修医師
石川 てる代(石川てる代ウィメンズクリニック 院長)

プロフィールをもっと見る
千葉大学医学部卒業後、千葉大学医学部付属病院の産婦人科に入局。千葉市立青葉病院や九段坂病院の産婦人科に勤務した後、平成5年に石川てる代ウィメンズクリニックを開業。水と空気がきれいな国分寺で、女性が健康で元気に生活できるようにサポートしている。

 

生理不順の原因はストレスやダイエットなど

編集部編集部

生理不順が起きた場合、治療法はピルしかないのですか?

石川先生

そんなことはありません。そもそも生理不順の原因は、ストレスや体重の大きな変化によることがほとんどです。職場や家庭でストレスを抱えていたり、ダイエットで極端に油を抜くと生理不順になりがちです。

編集部編集部

ではまずはそれを改善することが必要なのですか?

石川先生

そうですね。難しいかもしれませんが、ストレスをなくす生活を心がけたり、ダイエットをしていた人は栄養を摂り標準体重に戻すことが大切です。それでも治らないときに、ピルを処方します。

編集部編集部

ピルを服用すると、どれくらいで効果がでますか?

石川先生

副作用がない人であれば、1ヶ月ほどで生理不順が改善されます。

編集部編集部

どれくらい服用すればよいのですか?

石川先生

もちろん人によりますが、だいたい半年ほどですね。その間に生活環境や食生活を見直せるので、ピルの服用を止める頃には生理不順が治っていることが多くありますよ。

編集部編集部

ピルは何歳から服用できますか?

石川先生

成長期にはおすすめできないので、高校生くらいからですね。受験期にストレスで生理不順になる高校生が、受験が終わるまで服用することもあります。


 

副作用で血栓症を起こす可能性も

編集部編集部

ピルによって起こる副作用には、どのようなものがありますか?

石川先生

軽い吐き気胸やお腹の張り少量出血などが考えられます。これらの症状は少し経てば消えることがほとんどですが、アレルギー症状が強くでる場合は服用を止めたほうがいいでしょう。またアレルギーとは別に、ピルの服用をおすすめできない人もいます。

編集部編集部

どのような人ですか?

石川先生

ピルには血栓症になる副作用があります。そのため喫煙者の方や身内に血栓のある人がいる方、糖尿病の方は血栓症になる危険性があるためおすすめできません。血栓症になると足の痛み、息切れ、胸の痛み、手足に力が入らないなどの症状がでます。その場合は、すぐに服用を止めたほうがいいでしょう。

編集部編集部

他にもおすすめできない人はいますか?

石川先生

妊娠を望んでいる人ですね。ピルを服用すると排卵がストップするため、妊娠したい人には向きません。

編集部編集部

ではピルが服用できない人は、どのように生理不順を改善したらよいでしょうか?

石川先生

先ほども述べたようにストレスのない生活環境、栄養をしっかりとることを心がけることです。即効性はありませんが漢方もおすすめしていますし、妊娠を望んでいる人には排卵促進剤を処方します。またプロラクチンという分泌細胞が高いために生理不順が起きている人は、プロラクチンを下げるための薬で改善することがありますよ。


 

生理不順は老化の原因にも

編集部編集部

どれくらい生理が来なかったら、生理不順として病院に行くべきですか?

石川先生

25~35日周期で生理が来ていれば問題ありません。2ヶ月生理が来ないようなら、一度相談に行った方がいいでしょう。また生理が頻繁に来すぎるのも、貧血の原因になるのでよくないですね。

編集部編集部

生理がきちんと来ないと、どのような危険性がありますか?

石川先生

生理が来ないと、女性ホルモンが不足してしまいます。女性ホルモンの不足は体に様々な不調をもたらすので注意が必要です。

編集部編集部

不足するとどうなるのですか?

石川先生

体の老化が進みやすくなってしまいます。骨がもろくなったり、動脈硬化が起こりやすくなります。また、排卵できなくなったり子宮や卵巣が萎縮したりして、不妊症になる恐れも出てきます。心配なときは早めに近くの病院で、相談してくださいね。


 

編集部まとめ

生理不順の原因は

・生活環境のストレス
・ダイエットによる栄養不足、体重の変化

が原因であることがほとんど。まずはこのふたつを見直しつつ、それでも改善されない場合はピルを服用するといいでしょう。ピルには吐き気や少量出血などの副作用のほか、

・喫煙者
・親族に血栓症による病気の人が沢山いる
・糖尿病

の人は、血栓症になるというリスクが増します。ピルが服用できない人は、生活環境の見直しと共に、漢方などで治療していくことになります。


 

医院情報

石川てる代ウィメンズクリニック

石川てる代ウィメンズクリニック
所在地 〒185-0021 東京都国分寺市南町3丁目1−28
アクセス 中央線「国分寺駅」から徒歩3分
診療科目 婦人科

© Medical DOC.