【漫画付き】スポーツをしていると耳に閉塞感が…これってなんで？

八代先生

耳の閉塞感が起こる場合、主に以下の4つの原因が考えられます。①耳垢や水などが耳の穴である外耳道につまっている、②気圧の変化により中耳の圧が狂っている、③耳管開放症（耳管が開きっぱなしになる）、④メニエール病など内耳の不調、などがあります。

八代先生

耳管とは中耳と鼻の奥をつないでいる管のことです。中耳という部屋の圧力を調整しており、普段は閉じていますが、あくびやものを飲みこむなどの動作があると開き、中耳と外気の圧を一定に保つように調整しています。

八代先生

飛行機の上昇や下降による気圧の変化で、耳に閉塞感を感じたことがある人は多いと思います。急な気圧変化により圧の調整ができず、中耳の圧がおかしくなってしまうのです。この場合、あくびをしたり、耳抜きなどをして空気を通してあげると元に戻ります。

八代先生

ふだんは閉じているはずの耳管が、開きっぱなしになってしまう状態のことです。開きっぱなしになると、耳の閉塞感や自分の声が響く、聞こえずらいなどの症状が起きます。

八代先生

急なダイエットや病気で食事がとれないなどもひとつの原因ですね。体が痩せたことで耳管も痩せてしまい、開いた状態になってしまいます。そうすると日常的に耳の閉塞感を感じてしまうのです。

八代先生

耳の閉塞感の原因としては、いくつか考えられるので、耳鼻咽喉科で原因を突き止めるといいでしょう。

八代先生

③の耳管開放症です。マラソンやサッカーなど激しいスポーツをすると脱水症状になったり、血液の循環に変化があります。そうすると耳管が開きっぱなしになってしまい、耳の閉塞感が起こるのです。

八代先生

きちんと水分を取り、少し休憩するといいでしょう。頭をしばらく下げていると耳管が閉じて改善することも多くありますよ。

八代先生

スポーツ中の閉塞感はダイエットなどで起きたものとは異なり、一時的なものです。個人差はありますが、あまり長く続くものではなく、水分や休憩を取ることですぐに元に戻ると思います。長く続く場合は他の原因もあるので、調べた方が良いですね。ただ、スポーツ中のみ閉塞感を感じる場合は、病気の心配はないので安心してください。