耳鳴りが治らない!原因と対処法とは?

公開日:2020/08/10  更新日:2020/08/19

「キーン」や「ザー」など耳鳴りは不快な症状の一つです。外からは症状が分かりにくいため、周囲の理解を得られにくく、つい我慢をしてしまう方もいるのではないでしょうか。

耳鳴りを軽減させるためにはまず耳鳴りについて知ることが大切です。ここでは耳鳴りの種類や原因、対処法についてMedical DOC編集部がお届けします。

この記事の監修医師
稲葉 岳也 (いなばクリニック 院長)

耳鳴りの種類

多くの場合、耳鳴りは「実際には音が鳴っていないのに音が聞こえる」という症状です。意図的に鳴らしている音ではないため止めたくても止めることができず、不快に感じることがほとんどです。ここでは耳鳴りの種類について説明していきます。

自覚的な耳鳴り

実際には音が鳴っていないのに音が聞こえてくる、耳鳴りの大半がこの自覚的な耳鳴りです。内耳や聴神経などが何らかの異常をきたしているのが原因と考えられています。

他覚的な耳鳴り

他覚的な耳鳴りとは、第三者にも聞こえる耳鳴りです。耳周辺の筋肉や血流、脈拍の音などが代表的な音です。耳の奥の筋肉の痙攣などにより引き起こされていると考えられます。

他の症状を伴う耳鳴り

耳鳴りだけではなく、めまいや吐き気、頭痛、難聴などの症状が同時に現れる場合があります。こういった場合、病気が原因となって引き起こされている可能性が考えられるため、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

耳鳴りの原因

原因が分からないケースも少なくない耳鳴りですが、耳鳴りが引き起こされる原因とは一体どのようなものがあるのでしょうか。日常生活や病気など、耳鳴りの原因となりうる要因について説明していきます。

身体的・精神的ストレス

耳鳴りは、仕事が忙しいときや睡眠不足のときなど、疲労やストレスが溜まることによって強くなる傾向があるとされています。また、疲労やストレスは自律神経の働きに影響があるとも言われています。

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、それぞれのバランスが保たれることで健康な生活を送ることができます。疲労やストレスの蓄積は自律神経のバランスを崩す原因とされていることから、耳鳴りをはじめ、頭痛やめまいなど不快な症状が引き起こされると考えられています。

大きな音

ヘッドホンで大音量にして音楽を聴いたり、耳元で爆発音が鳴るなど、大きな音を聴いた直後には強い耳鳴りや耳が詰まった感じになることがあります。

これは、内耳の蝸牛と呼ばれる感覚神経が大きな音や衝撃によって損傷を受けたことにより引き起こされます。症状を改善させるためには、早期に治療を受けることが大切です。

耳あかや水などの異物

耳あかが溜まってしまうと、ガサガサといった耳鳴りが起こる場合があります。また、耳あかと同じように耳に水やゴミなどが入った場合にも耳鳴りが起こることがありますが、これらの場合は原因となるものを取り除くと改善されることがほとんどです。

薬の副作用

薬によっては副作用で耳鳴りを引き起こす場合があります。結核の治療薬として用いられる抗菌薬や、解熱・鎮痛剤、抗うつ剤、利尿剤などの薬には、内耳に障害を起こして耳鳴りの副作用が出る場合があります。

また、腎臓に疾患がある場合は薬がうまく排出しきれず、薬の血中濃度が高くなるため副作用である耳鳴りが起こりやすくなると考えられています。

病気によるもの

耳鳴りを引き起こす疾患にはさまざまなものがあります。突発性難聴やメニエール病など内耳の異常が原因となるものや、中耳炎や外耳炎など内耳や外耳の疾患が原因となる病気によって耳鳴りが生じる場合があります。

その他、脳腫瘍などの脳疾患、高血圧や糖尿病、貧血などの全身性の疾患。うつ病や不安神経症、自律神経失調症、更年期障害なども耳鳴りの原因となる疾患とされています。

耳鳴りの対処法

耳鳴りは病院での治療やセルフケアで対処することができます。ここでは耳鳴りの対処法について説明していきます。

病院での治療

耳鳴りは原因を特定するのが難しいケースも少なくありません。しかし、内耳機能の改善に効果的な薬物療法など、医療機関では適切な治療法を相談することができます。ここでは病院での治療について説明していきます。

原因療法

耳鳴りの原因がある程度わかる場合に用いられるのが原因療法です。中耳炎やメニエール病、突発性難聴など、耳鳴りを併発する疾患など、原因となっている病気そのものを治療していきます。

抑圧療法

抑圧療法は、本人が耳鳴りを意識しないようにさまざまな方法で耳鳴りを抑圧する治療法です。鎮静剤や精神安定剤、漢方薬などにより気分をリラックスさせたり、雑音で耳鳴りを遮るといった音響療法などがあります。

心理療法

専門医によるカウンセリングなどにより心理的に耳鳴りをコントロールできるようにする治療法です。

セルフケア

病院の治療だけでなく日常からセルフケアを取り入れることで耳鳴りの改善につながります。ここでは簡単にできるセルフケアについて紹介していきます。

ストレッチ

首や肩コリなど血流の悪さが耳鳴りや頭痛を引き起こす原因となる場合があります。ストレッチで筋肉をほぐし血行を促進することで耳鳴りの改善につながる場合があります。簡単なストレッチとして、肩や首を前後左右にゆっくりと心地よさを感じる程度に動かしたり、回すだけでも効果的です。

原因や対処法を知ることが耳鳴り緩和への第一歩

耳鳴りは周りの人には聴こえないことが多いため、そのわずらわしさや不快感が周囲に理解されにくい症状です。はっきりとした原因が特定できないケースも少なくありませんが、場合によっては中耳炎やメニエール病といった疾患が原因となっているケースもあります。繰り返し起こる耳鳴りや、耳鳴りと併せて他の症状がある場合などは、専門医へ相談してみましょう。

また、疲労やストレスが原因となることもあるため、体をゆっくり休めたり、深呼吸をして心身をリラックスさせるなど、ストレスを軽減させることで耳鳴りの苦痛を和らげることにつながります。

耳鳴りがおこる主な原因や対処法を知ることで、不快な耳鳴りの緩和や予防を心がけることも大切です。

監修ドクターコメント

稲葉先生

耳鳴りと一口に言っても、その原因はいろいろあります。最近ではスマホを見ながらイヤホンやヘッドホンをしている人を多く見かけますが、大きな音で長時間音楽を聴き続けると難聴の原因にもなり得ます。また、その他の重大な疾患が原因となっている場合もあります。一時的であれば生理的なものである可能性もありますが、症状が続くようなら早めに医療機関を受診するようにしてください。

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