目がかゆいときは要注意!知っておきたい目の病気

公開日:2020/08/10  更新日:2020/08/19

目のかゆみというのは非常にありふれた症状ですが、実は注意しなければ他の人に病気を移してしまったり、自分の病気が悪化して会社を休まなければならなくなったりとトラブルが多発することがある非常に注意したい症状の一つです。

目の病気というのは症状が多岐にわたり、それぞれ適切な対応をしなければいけません。

アレルギーや感染症など様々な原因で起こる目の病気について、Medical DOC編集部がお届けします。

この記事の監修医師
藤井 澄 (すみ眼科クリニック 院長)

目のかゆみの原因

目のかゆみの原因は非常に多く、しっかりと原因を理解して対処しなければ症状が悪化し、さらに厄介な病気になってしまうことがあります。目のかゆみの原因についてしっかりと知識をつけるようにしましょう。

アレルギー

アレルギーというのは体の中に入ってきた異物に対して非常に激しい免疫反応が起こる現象です。異物が体内に入ることで体内の肥満細胞という細胞からアレルギーの原因物質であるヒスタミンが大量に放出されます。

これにより、目の充血やかゆみの発生、鼻水が出てきたり、人によっては喘息などの発作が起こったりするのです。アトピー性皮膚炎をお持ちの方や、喘息をお持ちの方は特にアレルギー反応が出やすいことが知られているので、注意しなくてはいけません。

アレルギーの原因として広く知られている物質の代表は花粉です。スギやヒノキなどの花粉が体内に入ると免疫反応が強く現れてくることがあります。花粉症は国民病ともいわれていますね。身近なものではネコアレルギーや卵のアレルギーなど様々なアレルギーが知られているので、目のかゆみが出てきたときには原因を考えなければいけません。

細菌感染

細菌というのは非常に小さい微生物で、人間の皮膚や粘膜に常に存在しています。皮膚にいる黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌という細菌は普段は悪さをすることはないのですが、目にけがをしたときや、病気などで体の抵抗力が落ちたときに感染しやすく、一度病気にかかると非常に激しい炎症を引き起こしてしまうことがあります。このような細菌による炎症は強い痛みと炎症が特徴で、初期症状として目のかゆみや目ヤニが多く出てくることがあります。細菌が関与する炎症は放置していると全身に悪影響を与えることがあります。

ウイルスの感染

ウイルスの感染は目のかゆみの中でも特に注意が必要です。ウイルスというのは細菌とは異なり、顕微鏡でもなかなか姿を確認できず、電子顕微鏡レベルでなければ見えないほどの大きさになります。

ウイルスは細菌よりも非常に素早く増える性質があり、一度感染すると常に大量のウイルスを作り出しています。このため、ウイルスに感染した後には他の人にウイルスをうつさないように注意しなければならないのです。

目のかゆみを引き起こすウイルスとして広く知られているのはエンテロウイルスとアデノウイルスです。この2種類のウイルスは感染してから発症するまでの期間が全く異なっていますし、それぞれ引き起こす病気も異なります。ウイルス感染をしたときには生活上の注意が必要になるので、しっかりと対処法を身につけるようにしましょう。

知っておきたいウイルス感染症

ウイルスの感染が起こったときに気をつけたいのが流行性角結膜炎と咽頭結膜熱です。どちらの病気も移ることがある病気なので、しっかりと対処法を理解しましょう。

流行性角結膜炎

流行性角結膜炎はアデノウイルスで起こる病気の一つで、いわゆるはやり目という病気です。目の痛み、白目の部分の炎症などが特徴的な症状で、手についたウイルスが広がっていくことで感染が拡大します。一度感染してから発症するまである程度期間が空くので、病気に気が付いたときにはすぐに眼科に出向き治療を受けることが重要です。流行性角結膜炎を放置していると家族にも病気を移してしまいます。ウイルス感染に注意しながら病気の拡大を防ぐようにしましょう。

咽頭結膜熱

咽頭結膜熱というのは喉と目に症状が現れる病気です。流行性角結膜炎と同じようにめやに、目の痛みが特徴的な病気で、夏かぜとして流行することがあり、そのためにプールを介して子供たちの間に流行することがあることから、俗に「プール熱」と呼ばれますこちらも家族に移ってしまうことがあります。一度感染すると生活にも支障をきたすほど強い症状が現れてくるので、目の病気に気が付いたときには眼科に出向いて治療を受けましょう。

目のかゆみに気が付いたらとる行動

目のかゆみに気が付いたときには病気を拡大させないための対処が必要です。病気であっても、病気でなくても目のかゆみの原因がはっきりとしない場合には拡大防止のための対策を取ってください。眼科で診断を受けるまでの間や、ウイルス感染症と診断されたときには感染経路に注意をして、家族や友人に病気を広げないように気をつけましょう。

感染は接触で拡大する

注意したい感染経路は接触感染の経路です。手に触れたウイルスが感染を拡大させるので、まずは手洗いをしっかりと行い、手に触れた部分をアルコールで消毒することが重要です。家族で使うものと目にかゆみが出ている人が使うタオルを分け、タオルなどを介した病気の拡大を避ける必要があります。

お風呂を通じて病気が拡大したり、寝具を通じて病気が広がったりするので、病気かもしれないと疑ったときにはすぐに対策を立てるようにしましょう。

病院ですぐに診察を受けよう

目のかゆみの原因はウイルスだけでなく、細菌やアレルギーなど様々な原因を考えなくてはいけません。どのような原因がきっかけで目のかゆみが起こっているのかしっかりと把握しなければ適切な治療を受けることもできませんし、適切な予防策を立てることができません。

目のかゆみに気が付いたときにはすぐに治療を受ける必要があります。きちんと病院に出向いて診察を受けることが重要です。アレルギーや細菌感染が原因で起こる目のかゆみはお薬で治療ができます。適切な治療を受けて病状を回復させるようにしましょう。

目のかゆみに気が付いたらすぐに治療

目のかゆみに気が付いたときには決して独断で判断を下したり、放置をしたりしてはいけません。花粉症が原因だろうと思い込んでしまったあまり、ウイルスの感染に気がつかないことや、適切な治療を受けずに症状が長引いてしまい体調にも大きな支障をきたしてしまうことがあります。

細菌感染は薬で治療ができますが、ウイルスの感染ではそうはいきません。適切な治療を受けることで症状を緩和することができるので、症状が現れたらすぐに治療を受けるようにすることが重要です。

わずかな症状に気がつき、早期に治療を受けることができればその分治療期間も短く済みますし、何よりも体への負担が非常に軽くなります。早期発見・早期治療で病気の悪化を防ぐように心がけましょう。

監修ドクターコメント

藤井先生

目のかゆみがアレルギーによるものの場合、原因としてはいわゆるハウスダスト(ダニ、カビ、動物の毛やフケなど)や花粉などが代表的です。目のかゆみ以外に、充血を来たし、白っぽい目やにが出るなどの症状が出ることもあります。一方、感染が原因の場合、原因ウイルスの多くはアデノウィルスです。他人からウイルスが体に入って発症するものであり、他人に感染させる力も強く、家族内感染や学校内の集団感染などの原因になります。いずれの場合も、医療機関で治療を受ける必要があります。変だなと感じたら早めに眼科で診てもらいましょう。

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