「上だけ」の歯列矯正で実現する口元の見た目の改善

一般的な矯正治療は上下の顎に対して同時に行われます。しかし、下顎の歯並びに大きな問題がない場合や歯列矯正の治療費用をおさえたい場合には「上だけ」の矯正を行うことができます。オーソドックスな表側矯正はもちろん、裏側矯正やマウスピース矯正も上の顎だけに行うことができます。上顎の歯に限定して行う歯列矯正のメリットや注意点について、Medical DOC編集部がお届けします。
この記事の監修ドクター:
松本 正洋 歯科医師 医療法人真摯会 総院長

 口元の印象を大きく変える「上だけ」の歯列矯正


歯並びに大きな乱れがない方であっても、部分的な歯の生え方や長さなどを気にしていることがあります。前歯の正中線がずれているような場合や1本の歯だけが前後のどちらかにずれているようなケースでは、歯並びの問題点がピンポイントで目立ちやすい傾向にあります。そのような問題を解決するうえで、上下片顎の歯に対する歯列矯正は有効な手段のひとつです。

口元の見た目に影響を与えやすい上顎の歯

上顎の歯は下顎の歯に覆い被さる形で前へ出ているため、歯並びのわずかな乱れも目立ちやすく、「上だけ矯正したい」という方も珍しくありません。また、いわゆる「八重歯」は日本人のあいだで女性の愛らしい笑顔のチャームポイントとして捉えられることもありますが、欧米では「ヴァンパイア(吸血鬼)ティース」「デビル(悪魔)ティース」と呼ばれ、不吉なもののシンボルとして捉えられてしまうおそれがあります。
そのため、留学などを控えた方のなかには、目立ちやすい上顎だけの歯列矯正を希望する方もいます。おもに審美上の問題点を改善することを目的とした歯列矯正ニーズは増加しています。

「上だけ」の歯列矯正で治療費用を軽減

上下の顎に対して行う歯列矯正は治療費用が高額になります。歯が並ぶスペースを確保するために抜歯を行う場合は、さらに治療費用の負担が増えます。1~3年にわたる長い治療期間と継続的な通院も必要となるほか、矯正装置を使用することで生じる生活上の不便も我慢しなければなりません。
しかし、このような大きな負担は「上の歯の歯並びだけを整えたい」というニーズと釣り合いません。下顎の歯並びにはとくに不満がないようなケースでは、「上だけの歯列矯正」が積極的に検討されます。

部分矯正では対応が難しいケースへの有効な選択肢

特定の箇所に限定して行われる歯列矯正のひとつに部分矯正があります。部分矯正は主に、前歯のすきっ歯や、過去に矯正治療を受けたものの再び歯並びが乱れてきたようなケースで行われます。つまり、広い範囲の歯列矯正には適さない側面があるのです。したがって、部分矯正では対応が難しいものの、全顎にわたる矯正を行うほどでもないようなケースでは、上下の内の上下 片顎のみに行う歯列矯正が有効な選択肢となります。

悪癖による開咬や上顎前突の改善にも効果的

歯並びの乱れは顎の骨の発達不全といったいくつかの原因によって引き起こされますが、指しゃぶりや口呼吸も歯並びの乱れに繋がります。指しゃぶりは開咬(上下の歯が閉じない症状)を招きやすく、また、口呼吸は状態化するにつれ舌で上顎の歯を前方に押し出してしまいかねません。このような原因で軽度の歯並びの乱れが起きている場合には、上顎に歯列矯正を行うことで、口元の見た目を大きく改善することができます。

 「上だけ」「下だけ」の矯正治療

一般的に歯列矯正は上下顎の歯を同時に動かして治療を進めていきます。しかし、歯並びの状態や患者の要望によっては「上の歯だけ」「下の歯だけ」と限定して治療を行うことが可能です。治療方法は上下顎の歯を同時に動かす場合と同じようにブラケット矯正やマウスピース矯正などを選択することができます。

歯の裏側への取り付けも可能なブラケット矯正

ブラケット矯正はブラケットという装置を歯に取り付け、ワイヤーを通して歯を移動させる治療方法です。もっともポピュラーな矯正方法として診療の現場に普及しています。上顎だけに矯正装置を取り付けることで上の歯の歯並びだけを改善することが可能です。
歯の表側に矯正装置を取り付ける表側矯正のほか、歯の裏側に矯正装置を取り付けて行う裏側矯正(舌側矯正)も選択することができます。裏側矯正の特徴は、口元の矯正装置が目立ちにくいこと。とくに上顎の裏側は口を開いても目立ちにくいため、上顎だけに矯正治療を行う場合、周囲の人にもほとんどわかりません。

上顎に限定して行うマウスピース矯正

マウスピース矯正はマウスピースを装用して歯の位置を移動させる治療方法です。歯並びの状態に合わせて作製された複数のマウスピースを順番に付け替えていきます。上顎の分だけを作製することもできるため、上の歯の歯並びだけを改善したい場合にもマウスピース矯正を選択できます。お食事やブラッシングの際には取り外せるので、生活上の負担の軽減に繋がります。
マウスピースは透明なため、装用時にも口元で目立ちにくく、人と接する機会の多い方も気軽にチョイスすることができます。

歯列矯正を上顎に限定することのメリット

いずれのタイプの矯正装置を使用する場合も、下顎分の矯正装置が不要であるため、治療費用を少なくすることができます。また、矯正装置が見えるのは上顎の部分に限られるため、口元の見た目への影響も小さくすることが可能です。

 「上だけ」の歯列矯正における注意点

上顎だけに歯列矯正を行う場合に、もっとも注意しなければいけないのは、下顎との適切な噛み合わせです。上顎の歯だけを動かすと、それまでの噛み合わせにはかならず変化が生じます。治療後もしっかりと噛み、きちんと発音できることを目指し、上下の歯に適切な噛み合わせを取ることが求められます。また、下の歯の歯並びが整っていることも上顎だけに行う歯列矯正を成功させるうえで大切なポイントになります。

噛み合わせの相談にも乗ってくれる歯科医院を選ぶ

歯科医院で行われる一般的な歯列矯正の多くは上下の顎に同時に行われています。そのため「上だけの矯正」が可能でも、一般的な矯正治療に比べると症例の蓄積が少ないおそれがあります。
上顎だけに歯列矯正を行う場合には、治療に積極的であることはもちろん、治療後の噛み合わせの状態について、しっかり相談に乗ってくれる歯科医院を探すことが大事です。

 治療費用をおさえながら口元の見た目を改善する「上だけ」の矯正


「上だけの歯列矯正を受けたい」というニーズは少なくありません。口元で目立つことの多い上顎の歯列矯正は、口元の印象の改善に大きな役割を果たします。上顎だけに歯列矯正を行う場合も、全顎にわたって行われる場合と同じように、裏側矯正やマウスピース矯正を行うことができます。また、歯列矯正の範囲を片顎に限定することで費用を軽減し、治療期間中のさまざまな負担も小さくすることができます。
口元で目立ちやすい上の歯の歯並びを改善したいという方は、信頼できる歯科医院に一度相談されることをお勧めします。治療後の下顎の歯との噛み合わせについての不安にもしっかり耳を傾けてくれる歯科医師なら、満足度の高い治療を目指しやすくなります。

松本 正洋 歯科医師 医療法人真摯会 総院長監修ドクターのコメント
私は長年の矯正治療の経験から、出っ歯や八重歯の方の歯並びを見ると、その歯並びを治したらどれくらいキレイで美人になるのかがすぐ想像できます。「上顎」の歯並びが治ることで見た目が良くなると、自分に自信がつきます。さらに性格も明るくなって仕事や交友関係も積極的になることでしょう。ぜひ、上顎の並びだけでもいいので治して、外見の良さと同時に内面の明るさを手に入れてほしいと思います。多くの方を診療した経験から、それだけの価値があるから申し上げています。
 
監修ドクター:松本 正洋 歯科医師 医療法人真摯会 総院長

 歯列矯正でおすすめの矯正歯科 近畿編

まつもと歯科 大阪矯正歯科センター

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